大学の産学連携組織で大学発ベンチャーの支援を行いながら2008年3月に無事QBS(九大ビジネススクール)を修了しました。そして、2010年4月からは、産学連携的な会社の代表取締役社長に就任。2014年6月に任期満了により退任し顧問として活動しています。大学まわりの情報や産学連携に関する情報を独自の視点で発信していきたいと考えています。

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2014年11月13日

彼の地の旧友との再会&Ring&デジタルものづくりセミナー

昨晩は、シリコンバレーから旧友が来福したので、食事をご一緒させていただきました。


Evernoteでソフトウェアエンジニアとして働いている「かずひ」こと寺崎和久さんです。

寺崎さんとは、九大産学連携本部時代に携わっていた「QREP」というシリコンバレー研修ツアーで知り合いました。

現地で活躍する日本人エンジニアの方を招いたパネルディスカッションのパネラーとして登壇いただいたのが始まりです。

高校時代から「木製二足歩行ロボット」など、いろんなものを発明していて、米国に渡った後でも、エンジニアとして企業で働きながら起業せずにいかにシリコンバレーでおもろいことにチャレンジできるか、を実践している方です。

年齢も同い年(丙午)ということで、親しくさせていただいています。

今回は、来週末に開催されるMaker Faire Tokyo2014に出展するために来日。それにあわせて、

2014年度QREC/KASTEC連携 アントレプレナーシップ・セミナー
−デジタルものづくりの進展は、個人、企業、地域をどう変えるか−


というセミナーでの講演&パネラーとして参加されることになり来福されました。

私自身、産学連携機構九州の社長に就任したことをキッカケに、QREPから離れたので、彼と会うのも約5年ぶりでした。

最近のモノづくり系ムーブメントについて、現地での生活、子供のことなど、いろんな話ができてよかったです。

そこで、彼が今回持ってきてたのが、


今話題の「Ring」。

指先のジェスチャーで、スマホや家電をコントロールできる指輪型ウェアラブル端末です。

ウエブ記事によると、今年2月にクラウドファンディングで有名な「Kickstarter」で出資を募り、5000人から約88万ドルを集めて開発・販売に漕ぎ着けたとのことです。



Ringをつけた指で指定したジェスチャーを空中に描くとスマホで音楽をon/offできたり、文字を入力することができます。実際やってみると、かなり動作にクセがあり、慣れるまでにはちょっとトレーニングが必要ですね。文字入力については、??まだまだバグがあるようでした(笑)

こんな感じで、九州に居ながら最先端のガジェットに触れることができるのも、九州に閉じるだけでなく、寺崎さんのような「弱い紐帯」をネットワークとして持つことができたお陰です。

寺崎さんとの再会を祝うかのように、海鮮鍋が、いつのまにか、、、


アラ鍋(しかも、しゃぶしゃぶ付き)に変わっていました(笑)。太郎源の大将に感謝・感謝です。

最後に、上述のセミナーは、面白く・タメになるイベント間違い無しですので、御興味がある方は是非ご参加ください。→こちら  


Posted by 坂本 剛 at 10:08Comments(0)ネットワーキング

2014年11月11日

テック・キャラバン!in福岡 Innovation Tech Night(vol.2)

+++++
ダボス会議のヤンググローバルリーダーにも選出された米国NPOコペルニクの中村俊裕さんをお迎えして、貧困社会に向けた単純でローコストの革新的な技術開発とクラウドファンディングやリバース・イノベーションなどを駆使して、世界の貧困国に届ける仕組みについてお伺いします。大手企業を巻き込み、日本の「ものづくり」を世界で活かす発想や九州のテーマとなる環境や農業などについてもリバース・イノベーションが活かせるのか?などBOPビジネスと九州を結びつけるヒントをパネリストがおたずねします。 講演は、2夜連続で初日は、北九州市内で「IT」や「水と衛生」「健康」2日目は、福岡市内で「環境」や「農業」をテーマ別に世界を変える技術について考えていきます。
+++++
ということで、NPOコペルニクスの中村さんをお招きしたイベントが、北九州と福岡で開催されるのですが、私は、二日目に福岡で開催されるイベント
テック・キャラバン!in福岡 Innovation Tech Night(vol.2)
のほうで、パネラーを務めることになりました。

主催は、日本航空やコペルニク・ジャパンに加え、ソーシャルビジネスネットワーク北九州、101Project、ソシオファンド北九州さんが構成員であるInnovation Tech Night実行委員会 とのことです。

パネラーをお引き受けするキッカケは、友人・知人からのお誘いです。また、他のパネラーの顔ぶれをみてみると、旧知の方やお会いしてみたい方ばかりだったので、そういったことが私を後押ししたのは事実ですね。

出たとこ勝負的な感は否めませんが(笑)、なんとなくですが、パネラーの顔ぶれを見ていると意味があるディスカッションが展開できような予感がします。

まだもう少し席に余裕があるようですので、御興味がある方は是非ご参加ください。申込はこちらからです。

  


Posted by 坂本 剛 at 16:14Comments(0)ネットワーキング

2014年10月20日

FGVA最終審査会参加しました。

先日ブログにアップしたFukuoka Global Venture Awardsの最終審査会が、先週土曜日(10月18日)にアクロス福岡で開催され、参加してきました。


いろんなところで結果がアップされていますが、以下のとおりです。

◆最優秀賞(Grand Prix)
ユニバーサル・サウンドデザイン株式会社 代表取締役 中石 真一路氏
Mr.Shinichiro Nakaishi, CEO UNIVERSAL SOUND DESIGN Inc.

◆優秀賞(Award of Excellence)
Dr. Neo Shi Yong, CEO KAI Square Pte Ltd

◆企業賞
◇グローバルWi-Fi(R)賞
キューラックス 最高経営責任者 佐保井 久理須氏
Dr. Christopher J.Savoie, CEO KYULUX Inc.

◇EOY賞
ユニバーサル・サウンドデザイン株式会社 代表取締役 中石 真一路氏
Mr.Shinichiro Nakaishi, CEO UNIVERSAL SOUND DESIGN Inc.

◇EYクリエーション賞(3社)
株式会社しくみデザイン 代表取締役 中村 俊介氏
Mr.JD Chiou, CEO INTUMIT INC.
株式会社システム・ジェイディー 代表取締役社長 伊達 博氏

プレゼン内容など細かいことは、ここで書くつもりはありません。全体的な印象を書こうと思います。

私は、今までいろんなビジネスプランコンテストに参加したり、審査員をさせていただいたりしましたが、正直行って、ここ最近では、一番レベルが高いコンテストではなかったのではないでしょうか。

そういったコンテストが東京など首都圏ではなく、1地方都市である福岡で開催されたことに多いに意義を感じました。

想像するに、今回の成功は、裏方や事務局サイドのみなさんの多大なるご尽力、努力と汗に負うものが非常に多いのではないかと思います。

まずは、その選考です。今回国内チームが6チーム。アジアを中心とする海外チームが5チームでした。国内チームは6チーム中3チームが地元福岡を拠点とするスタートアップ。特に、九大関連のスタートアップが過半数をしめていました。


システム・ジェイディー しくみデザイン キューラックス

さらに、最優秀賞を受賞されたユニバーサル・サウンドデザインさんは、九大芸術工学部の先生方とのコラボレーションをかなり行っていらっしゃるということで、広義では九大発と言えると思います。そうなると、4/6が、九大関連ということになります。

言い換えると、福岡地域のスタートアップに対し、技術、人材など、いかに九大が影響力を持っているかということだと思います。
その点については、我々が取り組んでいるSAM会という活動もいろんな点で支援させていただいています。

次に、海外チーム。これは、ひとえに審査委員長を務められた、川原さん(サイバー大学学長、MIT-VF理事長)のご尽力の賜物だと個人的には思っています。
スポンサー企業も含め、彼が保有するグローバルネットワークを活用し、ソーシングされたことは容易に理解できます。

こういった、下準備があったからこそ、素晴らしいコンテストになったんだと思います。一方、課題は「来年もおなじようなクオリティーでこのようなコンテストを開催できるか?」ではないでしょうか?来年度は、一歩進んで、組織や体制としてスタートアップのソーシングや評価を行うことが求められると思います。


チャレンジングではありますが、是非実現していただければと期待しています。

とにもかくにも、受賞されたみなさま、惜しくも受賞を逃したチームも、実ビジネスでの更なる発展・成功をお祈りしています。  


Posted by 坂本 剛 at 10:54Comments(0)ネットワーキング

2014年09月05日

八女本家集合ってよ!

昨日は、旧知の会計士、トーマツの只隈さんと食事をしながらいろいろ話をしようと思い、選んだお店が、


八女本家。ここ何年だろう?5、6年くらいお世話になっているお店です。

場所は、


昭和の香りが今でもぷんぷん残る渡辺通5丁目。博多の方だと、昔キャバレーミナミがあったあたりといえば、ご年配の方だとお分かりかもしれませんね。
渡辺通り沿いの英進館から1本中に入った道沿いにあります。

このお店とはいろんな意味ですごい縁・出会いがあるんですよね。元々10年くらい前に一回、当時の上司だったQRECの谷川さん(教授)と行ったことがあったんです。八女本家の常連さんは地域の大手企業やマスコミ系の方が多く、谷川さんの出元である開銀(現:政投銀)の九州支店の方もよく使っていたらしいです。

その後、長らく行く機会はなかったのですが、5、6年前にQBSの同期に連れて行ってもらったときに、カウンターで??なんだか見たことがあるなーと思っていると、その方が、なっなんと、新婚旅行を企画・同行していただいた旅行会社の方「富永さん(愛称トミーさん)」だったんです。

私は、20数年前に、福岡サンパレスで結婚式を挙げました。当時は、時代的に派手に結婚式を挙げる方が多かったのですが、私達は、結婚式より新婚旅行に予算を多く使おうと思って、当時公的な施設だったサンパレスを選択しました。そのサンパレスに入っていた旅行会社に新婚旅行の相談に行った際に担当していただいたのがトミーさんだったのです。

そして、彼から提案されたのが、単なるパッケージツアーではなく、オーダーメードのツアー企画でした。もう一組、この企画にのってくれるカップルがいれば、トミーさん自身が同行してツアーを組むことができるということでした。

トミーさんが、丁度同日に挙式されたカップルに確認すると「ご一緒したい」ということで、パリ(フランス)〜途中でブルージュ(ベルギー)に小旅行〜再びパリという2カップル(+トミーさん)だけの特別ツアーが成立し、非常に思い出深い新婚旅行を経験することができたのです。

そのトミーさんと20数年ぶりに再会したのが八女本家。トミーさんは八女本家の常連の一人だったのです。

それ以来、飲み会の帰りに寄ったり、貸し切って某プロジェクトの忘年会をしたりとちょくちょくお店に顔を出すようになりました。

そして、昨年は、お店への貢献度が一番高いお客さんということで、八女本家のMVP(貢献度)に選んでいただきました。


その時の写真がコレ

賞品は何がいい?と言われ、ネクタイと赤いパンツ(勝負パンツ)と答えていたら、


ブルックスブラザーズのネクタイに、バーバリーのショーツをいただきました(笑)

このお店のいいところは、カウンター文化が色濃く残っているところです。常連さんと相席になれば気軽に話ができるし、席が詰まっていたら、みんなでちょっとだけイスを動かしてスペースを作ったりとみんなでお店を手伝っているという感じがするところがいいなと思います。

正直言って、入り口はいかにも「一見さんお断り」的な感じですが、中に入ってみると、初めての方、一人でもなんとなく楽しめる不思議なお店です。

料理は大皿料理が中心で、その味は、食通(発酵学者・食文化論者)で有名な小泉武夫さんが、来福時には必ず顔を出すというくらいだから、間違いありません。

昨晩は、FBで「八女本家集合」と書き込んだら、


私達以外に、結局6名増えてしまいました
(写真撮った時には、既に2名が先に帰ってました)。

ご興味がある方は、勇気を持って入り口の戸を開けてみてはいかがですか?

お店の雰囲気になじまずに「どうしよー」を思ったら「坂本さんの紹介で!」と言ってみてください。一気に場が和むと思いますよ。  
タグ :八女本家


Posted by 坂本 剛 at 12:21Comments(0)ネットワーキング

2014年09月03日

七帝戦にみる同窓会組織とSNS活用

昨日は、FB上で個人的に盛り上がっていました。

私は、一昨年から九州大学ソフトテニス(軟式庭球)部OB会「松原会」の会長を務めています。

その松原会会員を中心としたFBページが、有志を中心に立ち上がっています。

九大の体育会にとっての一大イベントは「七帝戦(正式には、全国七大学総合体育大会)」です。

全国七大学総合体育大会とは、旧帝国大学の7つの国立大学が合同で開催している体育大会で、各競技の順位ごとにポイントが付与され、その総合点で総合優勝を競います。


(FB杉澤君の投稿から拝借)
出陣の際には、応援団のエールで激励されるなど、古きよき伝統がまだまだ残っているのは嬉しい限りです。

今年は京都大学で開催されており、ソフトテニス部は昨日から団体戦が始まりました。その結果を現役学生のみなさんが、随時FBにアップをしてくれました。

その結果、男子チームは、
名古屋大学に④−1
東京大学に④−1 
大阪大学に⑤−0
京都大学に③−2
と全勝で初日を終了したのです。いーや素晴らしい!素直にやったーと盛り上がってました。

こういった活動状況の情報を随時ゲットできるのがSNSのいいところなのですが、正式な同窓会組織のツールとしてはまだ認められていません。

それは、全ての会員が、例えばFBを全て使っているか?というとそうではないからです。会員は下は20代から上は80代までいらっしゃいます。

特に、高齢の先輩方はPCやインターネットの利用についても厳しい状態の方がいらっしゃって、会員のみなさまとのコミュニケーションは、今でも基本的に郵便です。総会への参加や、会費のお願い、イベントの告知についても、メールを基本にすることでさえ抵抗感を感じ、批判される方がいらっしゃいます。

確かにご事情はわかるのですが、その結果どういったことが起こるか、というと30−50代前半くらいのアクティビティの高い世代の方の参加が減ってしまうのです。

そうなると、同窓会への参加者の高齢化(というか、若年層の不参加)が進み、本来の「現役学生の支援」といったミッションを推進すること自体が難しくなってしまうということになってしまいます。

みなさんも経験があると思いますが、同窓会に行ってみて、自分の学年±5才くらいの層の参加者が少なければ、なんだか会場でも楽しくなくて、結果「次行くのをやめよう」と思ってしまいますよね。そうなると、会費収入も減り、同窓会の活動が縮小していく、、、といった負のスパイラルに入ってしまいます。

そういったことをさけるためにも、正式なコミュニケーションツールとして認める云々はともかく、利用している方だけでもソーシャルネットワーク(FB)でグループを作り、交流することを進めようと思っています。会員は全国に散らばっていますので、当然ながら遠隔同士でも気軽にネット上で交流できます(現在140名くらいの登録)。

その結果、各地域の会合や総会に30代ー50代前半の今まで抜けていた世代の会員の参加者が徐々に増えてきました。まさに期待していたとおりの動きがでてきたのです。

バーチャールでバズ(やり取りや情報発信)→リア充

FBでの交流が、若手の会員と50−60代の先輩方のリアルな交流に拡がっていったのです。

私自身、60代の先輩から会長を40代で引き継ぎましたが、その甲斐があったなと素直に思いました。

さあ、今日東北大学と北海道大学を撃破すれば、久しぶりの男子団体戦完全優勝。現役生の活躍に期待したいと思います。  


Posted by 坂本 剛 at 08:59Comments(0)ネットワーキング

2014年06月07日

同窓会の季節(高校編)

昨日は、アイランドシティでの打ち合わせを終え、同僚に天神まで車で送ってもらいました。そして向かったのはソラリアホテル


母校である明善高校の福岡同窓会総会に参加しました。歴史は古く、1783年に設置された有馬藩の藩校が起源の伝統校です。

実は、高校の同窓会って、同期で集まることは時々あるのですが、正式な同窓会組織の会合・総会に参加するのは、今回が初めてでした。

元々、昨日福岡同窓会総会があること自体知らなかったのですが、某先輩から誘われ、今回初めて参加してみました。

予想はしていましたが、、、大先輩ばかりでした(笑)。会場は、卒業年次ごとに丸テーブルが分かれていたのですが、昭和53卒以降はひとくくり。

最古参のテーブルは、昭和20年代前半卒の先輩方でした。同年代の参加はほとんど(というかあと1名)なく、座ったテーブルも昭和56年卒以前の方々でした。

九州、特に福岡は、同窓会というと、大学より、高校のほうが繋がりが強いのが特徴です。また、年に一回の大同窓会(全体の総会)の幹事学年が各高校で決まっています。

福岡の御三家などは、30代後半〜40代前半に当番がまわってくるようです。妻の高校(北九州の東筑高校)は、妻の学年が今年の幹事学年です。

一方、明善高校は、もっと上の世代、54歳くらいに当番がまわってくるようです。


ということで、今年の幹事学年は、昭和54年卒のみなさんだそうです。ということは、我々の学年に当番がまわってくるのは、2020年。東京オリンピックが開催される年に幹事学年を迎えます。

近い学年の参加者がほとんどいない中、今回参加して良かった!と思ったのは、


恩師である執行先生にお会いできたこと。2年(男子クラス)、3年(理系クラス)の担任だった先生です。

先生ご自身も、明善高校のOBでいらっしゃいます。大学受験時、志望校で悩んでいる際に「お前は九大を受けろ」と後押ししていただいたことを今でも覚えています。

総会終了後は、錚々たる皆様からなる有志の会に参加させていただきました。

昨年某私鉄の社長に就任された方、放送局の会長・顧問、国会議員、ディベロッパー系企業の役員、重機販売会社の社長、某放送局のアナウンサー等々

母校は、久留米なので、福岡市で高校の先輩・後輩に会う機会がないと思っていましたが、先輩の話を伺っていると、地場大手企業で活躍されている同窓生は結構いらっしゃるようです。

今回をキッカケに、日程があえばこういった同窓会に参加してみようと思った次第です。
  


Posted by 坂本 剛 at 11:33Comments(0)ネットワーキング

2014年05月06日

ちょっといい話(南極の氷&EdTech&千秋編)

GWの中日の5月1日に、所用により東京に出張しました。日帰りにしようか、一泊してどなたかにアポを入れて夜会食しようかと思っていたところ、目にしたのが、4月29日に開催予定であるG1ベンチャーのプログラム。2月に開催されたG1九州・沖縄サミットに参加させていただいたご縁で事務局から情報を受け取っていました。

その中で見つけたのが「教育とイノベーション~EdTechの台頭がもたらす新たな社会とは~」というセッションのパネラーに、旧知の仲で最近お会いしていなかったベネッセの森安さんのお名前でした。

森安さんとは、6、7年前に九州で某プロジェクトで連携させて頂いて以来親しくさせていただいています。そのセッションのモデレータが、これまた3月の「九州イノベーションについて考える会議」で大分でご一緒させていただいた丙午世代の岡島さんというまさに人的ネットワークの妙を感じ、早速森安さんにメールをしたところ、5月1日の夜に是非お会いしましょう!ということになりました。

場所は、森安さんさんと以前よく行った築地魚河岸三代目千秋。


美味しいお魚を味わいながら、お互いの近況報告。私は、4月に公開した社長退任の報告および今後の予定、森安さんは、現在渋谷で「インキュベーションセンター EdTech Lab」というベネッセが支援するオープンイノベーションプラットフォームを展開されていて、その活動についていろんな話をさせていただきました。国家戦略特区にも採択された福岡がこのラボとコラボができるとかなり面白いことができそうな予感がしたので、今後、作戦をたてようと思っています。

一杯目の生ビールを終え、次のお酒をどうしようかなと考えていると、料理長の鎌田さんからお薦めされたのがいも焼酎。


飲み方はロックにしたのですが、今回は焼酎自体ではなく、この「氷」にまつわるちょっといい話です。

この氷は、実は「南極の氷」なのです。グラスに耳を傾けてみると、炭酸割りではないのに「ピチピチ」と音がします。南極の氷は、急激に凝固(氷)するので、空気が閉じ込められた状態で氷になってしまうらしいのです。氷が溶けるにつれ空気が外に飛び出す音がこの「ピチピチ」音。約200万年前の空気が奏でる音を楽しみながらいも焼酎のロックを味わいました。

そこで、この南極の氷がなぜ千秋にあるか?という疑問が浮かびますよね。この氷を持ってきたのは、5年前にこの千秋のカウンターで偶然知り合った岩森さんなのです。出会いについてはこちら

岩森さんは、海上自衛隊勤務で千秋で出会って以来、お手紙や年賀状のやり取りをさせていただいています。その岩森さんが、何かの拍子で南極観測隊の方から南極の氷を手に入れ、その氷をお世話になった千秋に4月末に持ち込まれたとのことでした。

そして「坂本さんが千秋に来られ際に、お出しください」と鎌田料理長にお願いされたそうです。いやーその話を聞いて本当に嬉しくなりました。G1ベンチャーのプログラムを見なければ、森安さんと会おうということも思いつかなかったし、5月1日に千秋に行くことも無かったのです。そして、実は、岩森さんと出会った際に、一緒にいたのが、森安さんの元上司の福本さんだったのです。。。

とにもかくにも、岩森さんが鎌田さんに託した「南極の氷」を早く味わうことができて良かったなと思った次第です。

こういう体験をすると、改めて「人の繋がり」「行動すること」の大切さを感じます。それに加え「場」の重要性も感じます。私にとって「築地魚河岸三代目千秋」は、福岡の太郎源とともに「人の繋がり」を維持する、新たな素晴らしい出会いを演出してくれる大切な「場」なのです。

みなさんにとって、そういった「場」はどこでしょうか?そういった場を持ってみると、いろんな事が起こるかもしれませんよ。
  


Posted by 坂本 剛 at 11:33Comments(0)ネットワーキング

2014年04月15日

ちょっと嬉しい話(あかりさかブログ=からくりもの×アエラ)

先週末の日曜日、マリノアシティで催された部下の結婚式披露宴を終え、天神に向かいました。


色々お世話になっているITジャーナリストの'nobiさん'こと、林信行さんが取材のため急遽福岡入りされるということを知り、食事をご一緒させていただきました。その際に、同席された方の一人が「からくりもの」の岡本さん。「からくりもの」さんといえば、西鉄バスの乗り換え案内アプリ「バスをさがす 福岡」が、西鉄さんの公式アプリに採用され「にしてつバスナビ」として生まれ変わったことで話題になっている福岡を拠点に活動しているスマートフォンアプリ開発会社です。

Facebookではつながっているのですが、今まで直接お会いしてお話する機会がありませんでした。今回、nobiさんとのご縁でお会いすることができ、色々お話することができました。

そこで、岡本さんから「ちょっと嬉しい話」を伺いました。

今年の1月に、からくりものさんのアプリ「バスを探す 福岡」のことについて、私のブログに記事を書きました。

オフィスが百道浜に移転し、今までバスに乗る機会が少なかった私が、どのバスに乗れば良いかが分からずに悩んでいるところで見つけたのが「バスを探す 福岡」で、このアプリが、西鉄(西日本鉄道)公式のアプリ「にしてつバスナビ」に生まれ変わったこと。

それだけでなく、

地場大手企業が、地域のベンチャーの技術、商品を採用するという「エコシステム」が福岡でも実現した意味で、非常に大切なイベント・事例だったということ。

を中心に書きました。ブログのタイトルは「福岡版エコシステムのいい形(バスをさがす 福岡編)

からくりものさんは、この件で3月3日号の「アエラ」の記事に取り上げられたのですが、そのキッカケが「私のブログ」だったということです。

3月3日号の特集記事が「ベンチャーブーム再到来」。アエラの記者の方が、「ベンチャー×大企業で新しい価値生む」事例をネットで探している時に、見つけたのが私のブログで、それがキッカケでからくりものさんと西鉄さんの事例を知り、取材されたとのことでした。

アエラさん以外でも、東京の方と初めて会ったときに、私のブログを読んで、からくりものさんのことやアプリのことを既にご存知だったということが何度かあったそうです。また、アエラの記事の影響もあり、にしてつバスナビのダウンドーロ数は増え続けているようです。いやはや、この話を聞いて嬉しい気持ちになりました。

「情報を発信することの重要性」について、過去に何度かブログで書いたことがあります。私自身、今までにそれがキッカケで新たな出会い・価値創造が起こった事例を経験してきました。人によっては、情報発信のリスクばかりを言う人がいますが、そこは、「オプトイン」「オプトアウト」のどちらの考え方を選択するかということだと思います。

石橋を叩いても渡らないのか、多少の失敗を許容し、問題が発生しても、それを改善しながら前進するのか。その違いが、日本の大手企業と米国を中心とするスタートアップの違いだと思いますし、昨今話題の「イノベーションをいかに創出するか」という点において日本の大手企業が彼らから学ぶべきことではないかと考えます。

他方、私自身、SNSの隆盛で、FBなどへの書き込み、いわゆる「フロー」の情報発信に重きを置いて、ブログ(ストック)での情報発信が疎かになっていましたが、今回の件で、改めて自分の考えをキチンとまとめて情報発信することの重要性を認識しました。

とにもかくにも心が「ほっ」とした出来事でした。








  


Posted by 坂本 剛 at 08:38Comments(0)ネットワーキング

2014年03月18日

同世代の活躍・刺激&美味しい料理&温泉=イノベーション(丙午世代編)

先週末は、金曜日の夕方に大分へ移動しました。前日に大きな地震があり、大分は震度5弱。あらま、と思いましたが、交通機関に乱れや余震の心配もあまりなく無事に到着しました。

実は、大分市内に入ったのは生まれて初めてでした。別府や湯布院、中津などには行ったことがあるのですが、大分市内へは行ったことがなかったのです。目的は、


フグ!もそうですが、「九州」で「イノベーションについて考える会議?」へ参加するためです。

大分は他の地域と違った形でフグを堪能することができますからね。。。

キッカケは、先日2月に開催されたG1地域サミットでした。

G1参加のご推薦いただいたケンコーコムの後藤社長から、「今度3月に大分で同世代で集まるんで来ませんか?」とお誘いいただき今回参加させていただいたのです。

その会のメンバーシップの基本は「丙午世代」ということ。正確には、昭和41年4月2日〜翌42年4月1日までの学年です。東京で定期的に集まっているほか、ほぼ毎年、大分においしいモノを食べに、コアメンバーが全国から集まっていらっしゃるようです。

私も昭和41年11月生まれの「丙午世代」ということで、条件に適合し、更に後藤さんのご推薦で福岡から参加させていただいた次第です。

集まったメンバーが、これまた凄かったんですよね。上場企業の社長に、世界中を飛び回っている超有名進学校出身の弁護士、大手企業やベンチャーの経営チームなどのコンサルをやっているHBS(ハーバード大ビジネススクール)出身の女性経営者、官民ファンドの最高投資責任者。。。

いやー、このような同世代のメンバーと九州で会うことはほぼないですね。

丙午世代は、統計的に世代人口が少なく(迷信のため)、

・競争が少ないラッキーな世代
・大学卒業時期が、バブル絶頂期で超売り手世代
・苦労知らずで使えないヤツが多い

など、色々言われることがありますが、いやはや凄い面々はいるものです。また、そういうふうに言われてきた世代だからこそ、優秀なメンバー同士のヨコの繋がりが強く、また、繋がりやすいんではないかと思います。話す内容も、機智に富んだ刺激的な話ばかりでした。こういった「つながり」から新たなイノベーションが生まれるだなーとひしひしと感じた次第です。


二日目は、泥湯で有名な明礬(みょうばん)温泉に浸かり、


ランチは湯布院の地鶏を堪能しました。

前述しましたが、このような同世代の面子と九州・福岡でつながる機会が多いか?というと「否」としか言えないのが現状です。

残念ながら、アクティビティが高い・優秀な丙午世代(その他の世代も含め)はいると思いますが、絶対数だけでなく比率も圧倒的に東京と比べて少ないですね。コレは九州の弱みだと感じています。

だからダメだと言っても始まらないので、地道ですが一つ一つ丹念につないでいくしか方法はないと思っています。まさにネットワークの構築です。

そのために「美味しい料理」は、大切な「接着剤」であり「潤滑剤」だと改めて実感した次第です(笑)。いやー大分のグルメレベル凄いですね。さあ僕も頑張らなくちゃ。  
タグ :丙午


Posted by 坂本 剛 at 13:32Comments(0)ネットワーキング

2014年02月18日

よかろうもんナイト(G1九州・沖縄サミット)

先週末(2月15日〜16日)開催されたG1九州・沖縄サミットの初日の夜にレセプションが行われました。

タイトルは「よかろうもんナイト」。福岡市博物館の1F、2Fのオープンスペースを利用しての開催です。



まずは高島福岡市長の挨拶でスタート。今回のG1地域サミットのホストとして、博多のおもてなし力をアピールされました。そして行われたのが、


博物館の天井を利用して一夜限りの「プロジェクションマッピング」。テーマは「黒田官兵衛。


天井、R状壁面を目一杯に活用し、博多の歴史を表現していましたね。

そして、その後2Fに上がり、ディナーがスタート。食べ物でのサプライズといえば、


博多の有名屋台「小金ちゃん」の出店でした。


提供メニューは、名物「焼きラーメン」。東京からの参加者に博多の屋台の雰囲気を味わってもらおうと、福岡市博物館にそのまま屋台が出張ってきました。飛ぶように焼きラーメンが捌けていましたね。


ディナーでは、以前からお会いしたかったユーグレナの出雲社長ともお会いすることができました。

食事も終わり、一旦1Fに戻り、我々の目の前に現れたのが、


博多出身のアイドルグループHKT48!前日、ミュージックステーションに出演したとのことで東京から移動だったようですが、例の雪の影響で飛行機が飛ばず、新幹線に乗って福岡に戻ってきたとのことでした。いやー、HKT48の登場に参加者は大興奮。


会場全体が、スマホ、デジカメを使ってのアイドル写真撮影会状態に陥りました(笑)。

そして最後の締めでのサプライズが、


山笠の男衆の登場です。博多祇園山笠振興会の役員の皆様が、長法被を羽織ってステージに登場しました。

博多では、祝い事や集まり事の最後には、祝いめでたをうたい、博多手一本を入れて、その場を締めます。しかしながら山笠の男衆が一同に介し、このようなレセプションを締めるのは、山笠関係のイベント以外では滅多にないことです。個人的には、HKT48以上のサプライズでした。

それに加え、私にとってのサプライズは、博多手一本を入れた方が、知り合いのお父様だったことですね。

いやはや、内容満載のレセプションであっという間に終わってしまいました。多くの参加者が「いやー凄かった。これは、次回のG1地域サミット開催地の人にとってはプレッシャーだね」とおっしゃていました。

まさに「博多のおもてなしの力」を遺憾なく発揮したイベントでした。このイベントを企画・準備した事務局にみなさまに感謝・感謝です。
  


Posted by 坂本 剛 at 08:26Comments(0)ネットワーキング

2014年02月17日

G1九州・沖縄サミット参加

先週末2月15日−16日に、福岡で「G1九州・沖縄サミット」が開催されました。

G1サミットとは、日本版ダボス会議を目指し、グロービスの堀代表を中心として5年前から様々な分野からリーダーが集まり始まった、社会変革に向けた行動と発信のためのプラットフォームです。

その地域サミット版が、今回の「G1九州・沖縄サミット」のようです。参加者は基本的に、ボードメンバー、G1メンバーからの推薦、いわゆる完全招待制です。

私は、G1メンバーである同い年の経営者の方からご推薦をいただき参加させていただきました。


場所は、百道浜の福岡市博物館です。


参加者は約140名。G1メンバーを中心とした域外(主に東京)から約70名、地元九州から約70名の参加でした。週末の大雪の影響で、数名の東京からのゲストが欠席になったのは残念でしたが、非常に内容の濃いセッションばかりでした。


大きなテーマは「九州から始まる日本の改革」。中央から距離が離れている辺境(九州)から革新・イノベーションは起きる、といったところでしょうか。その事例として取り上げられていたのが、


以前から親しくさせていただいている、樋渡さんが市長を務める武雄市の図書館でした。樋渡市長の講演は何度か聞いているのですが、改めて思うのは、あのCCCとコラボして建て替えた図書館は、特区か規制の緩和を国に要求して実施した「変革」ではなく、現行規制の中で今まで誰もやらなかったことを一番最初に実行したものであるということです。

なので、樋渡市長は、地域活性化の一つの手段として「特区」や「規制緩和」を国に要求することに否定的な発言をよくされます。「今のままでもやれることはあるでしょ!」ということですね。この視点は、非常に参考になると思いました。

それと、今回改めて感じたのは、多様なネットワークの重要性です。九州の経済界だけでなく、G1メンバーを中心とした域外の有力メンバーとのface to faceのコミュニケーションが出来る場が、福岡ではほとんどありません。いわゆる「弱い紐帯の力」の活用です。


樋渡市長のブログより)
二日目のランチはこんな感じでした。普段ゆっくり話すことができない樋渡武雄市長、高島福岡市長、グロービス堀代表と膝を突き合わせてランチを食べながら気軽に会話ができました。まさにこれがネットワーキング。いわゆる「弱い紐帯の力」の活用です。G1九州・沖縄サミットの素晴らしい点だと感じました。

一方、残念なことがありました。それは、今回の参加者に「九州大学の教員・関係者」が私以外(九州大学の特定関連会社の社長)いなかったことです。掘代表と名刺交換させて頂いた際に、このことを話したら一言「推薦者リストに残念ながら挙がってこなったんだよね」。

つまり、G1メンバー、ボードメンバーと九州大学の教職員との間のネットワークがほとんど繋がっていないということです。もしかしたら推薦者リストに挙がっていて、仕事の都合等により参加できなかった九大関係者がいたかもしれませんが、その絶対数が少なかったため、今回のような残念な結果になったのではないかと思います。次回開催の際には、なんとかこの点を改善できればと思っています。

その他、レセプションや、ネットワーキングでいろんな出会い、サプライズがありましたが、また別途アップさせていただきます。

  


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2013年11月06日

UDCICと隈研吾講演会と濵田醤油

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UDCIC一周年記念事業として、世界的な建築家、隈研吾氏による講演会とトークセッションを行います。隈研吾氏は、建築や都市をフィールドとした数々の斬新な活動で知られ、最近では新潟県長岡市のアオーレ長岡を設計し、その大胆な建築で話題を呼びました。
前半では、隈研吾氏より講演会を、後半では、UDCICセンター長出口敦とのトークセッションを通じ、アイランドシティの新しいまちづくりについて考えます。皆さま奮ってご参加ください。
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ということで、弊社スタッフが運営に携わっているアイランドシティ・アーバンデザインセンター(UDCIC)の一周年記念事業の一環として、世界的に有名な建築家である隈研吾氏の講演会&トークセッションを開催いたします。日時、場所は以下のとおりです。詳細はこちら

日 時:11月30日(土) 10:00〜12:00 *受付9:30開始
会 場:福岡市役所15階講堂(住所:福岡市中央区天神1ー8ー1)

隈さんといえば、九州新幹線船小屋駅に建設された芸術文化交流施設(愛称:九州芸文館)の設計協力をされていらっしゃいますよね。

隈さんの講演を福岡で聴ける滅多にない機会ですので、ご都合つく方は是非ご参加ください。

一方、先週末の三連休の最終日に、気の置けない仲間と阿蘇でゴルフを楽しみました。そのメンバーの一人が、熊本の老舗醤油屋「濵田醤油」の七代目社長、濵田康成さんでした。私は、熊本出身ではないにも関わらず「熊本高校」OB(江原会)系の方に大変お世話になっているのですが、濵田さんも熊本高校出身で、その中でも大変お世話になっている外村さん(EVERNOTE日本法人会長)や平野さん(インフォテリアCEO)の同級生です。

ゴルフ終了後、濵田さんのご好意で、会社を訪問させていただきました。


創業文政元年(1818年)ということで、約200年続いている醤油屋さんです。

本社建物は、お店の発展とともに、江戸後期に建てられた店舗部分から明治・大正・昭 和に渡って増築された造られた建物から構成されていて、


「国登録有形文化財」に指定されています。なんちゃって、ですが、2級建築士である私にとっても非常に興味がある建造物でした。

ちなみに、ご存知の方もいるかも知れませんが、くまモンとともに、アルコールフルービールテイスト飲料でブレイクしている


熊本フリーも販売していらっしゃいます。

その濵田醤油と、隈研吾氏がどういった関係があるの?

実は関係があるのです。

濵田醤油さんは現在、


敷地の裏手に、地域のみなさんとの交流の場として、竹の広場の建設を検討されていらっしゃいます。

その設計を担当されるのが、、、


隈研吾氏なのです。濵田醤油のHPによると、

「日本の伝統的な味を次世代に伝えるために」という哲学に共鳴いただき、ご協力をいただくことになりました。

とのことです。

ここで、隈健吾氏を介してUDCICと濵田醤油が繋がるのです。

いやはや、人のつながりって面白いものです。竹の広場が完成したら是非行ってみたいと思います。期待大!
  


Posted by 坂本 剛 at 13:35Comments(2)ネットワーキング

2013年10月03日

九大生産機械工学科の会

このブログでも時々書いていますが、私のバックグラウンドは、いわゆる「理系」です。

こういう話をすると、「えっ、理系っぽくない」「まさかー」とおっしゃる方もいらっしゃいますが、20代は、メカニカルエンジニアをやっていました。30代以降は、なんだかんだと経営やマネジメント・産学連携にキャリアを移し、現在は、産学連携機構九州の社長を務めています。

出身学部は工学部で、学科は「生産機械工学科」です。九大では入学時は「機械系学科」というカテゴリー入学します。当時は総勢160名くらいでした。その後、本学(教養部から箱崎)への進学時に「機械工学科」「動力機械工学科」そして「生産機械工学科」という3学科に振り分けられます。振り分けられる基準は、成績や希望などが加味されていたんではないか、と思います。現在では、機械系と航空工学科が一緒になり、機械航空工学科となっているようです。

私が振り分けられたのが「生産機械工学科」。全体で40名くらいでした。一学年で2000名以上いる九大の学生の中ではマイノリティーです。なので、就職時に公務員や電力会社を除いてほとんどが九州を離れる状況の中、地元九州で、九大の先輩・後輩にお会いすることは多いのですが、「生産機械工学科」出身の方にお会いすることは今までほとんどありませんでした。

それが、突然この数ヶ月の間に2名出会ったのです。出会った場所が、なっ、なんと「スポットライト天神店」。1970年代~80年代のヒットソングを聴きながらお酒を楽しめるミュージックバーとして人気のお店です。

経営者である安東さんが、九大出身なのは知っていたのですが、その容姿(ゴメンナサイ)・仕事内容から経済か法学部の出身だとずっと思っていました。それがひょんなキッカケで工学部だということが分かり、更に聞いてみると機械系の学科だと。さ、らに確認してみると、「生産機械工学科」ということが判明したのです。しかも、学年は私(平成元年卒)の2学年下(平成3年卒)です。同じ時期に二人とも箱崎キャンパスにいたことになります。

これだけでも驚いたのですが、更にサプライズがありました。安東さん曰く「永江さんも確か生産機械工学科だったはず、、、」

スポットライトでは定期的に、ドレミファドンよろしく、イントロ早押しクイズ大会が開催されています。そのランキングが、相撲の番付のように発表され、横綱、大関、小結と付くのですが、その最高峰番付である「横綱」のタイトルを保持しているのが「永江さん」なのです。

永江さんとは、今年の6月にスポットライトで開催されたクイズ大会に参加した際に、同じチームになったのですが、その当時はこの「繋がり」を予想だにしませんでした。永江さんは平成8年卒です。

この繋がりは大切にしなければと、10月1日に「九大生産機械工学科の会」を開催しました。場所は、私に一任されたので、


太郎源別館で開催しました。

3名に共通するのは「メーカー勤務」「エンジニア」ではない、ということです。私は、エンジニアを経て産学連携関係の経営者。安東さんはリクルートを経てミュージックバーの経営者。永江さんは、卒業後、テレビ局(TVQ)の営業企画。みんなバラバラです。

僕たちは、自分達のことを「ドロップアウト組」「アウトロー」と呼んでいます。これは別にネガティブではなく、工学部機械系学科のメインストリームが「エンジニア」であり、エンジニアである多くの諸先輩・後輩の皆さんに尊敬を込めて、かつ、メインストリームを外れても、なんとかここまでやってこれている、という自分自身への励ましをこめての表現です。

この会は、年代、仕事内容が違っても「生産機械工学科」のネタですぐに盛り上がりました。特に盛り上がったのが、単位を取るのが難しい科目のこと。当時、機械工学系では、4年間で無事卒業するのが、約6割、4割は教養課程または本学で留年(ダブルの場合もアリ)といった状況でした。そういう私は、なんとかギリギリ4年で卒業できたのですが、


熱力学が苦手で、応用熱力学第一という科目を再々再試で合格したこと、今でも覚えています。卒業式の2週間前のことでした(笑)。

ということで、19時スタートで、気がついたら11時を廻っていました。またの企画を約束して、最後にお店の前でパチリ。


どうみても、世間では真面目(?)と言われているQ大工学部OBには見えませんよね。。。真ん中の女性が、今回コーディネートをしてくれた、くのいち、こと弊社スタッフの岡部です。ありがとう。

次回の開催時にどれだけ人数が増えているのか(いないのか)、楽しみです。
  


Posted by 坂本 剛 at 17:02Comments(0)ネットワーキング

2013年06月10日

伊都キャンパスで旧友と再会(Dr.ウイリアム・リー編)

先週何気にメーラーをチェックしていると懐かしい方からのメールを見つけました。

Dr.William Lee(リーさん)からでした。今週末に九大で講義をするので都合がつけば参加してほしいとのことでした。


講義は、九州大学大学院博士課程教育リーディングプログラム「分子システムデバイスコース」の「第15回分子システムデバイスセミナーと区別講義」。このコースは、真のトップリーダーとなりうる技術者・研究者を育成する文部科学省の教育プログラム「博士課程教育リーディングプログラム」に採択された「分子システムデバイス国際研究リーダー養成および国際教育研究拠点形成」プログラムです。

リーさんはマレーシアのペナン出身で、東大に留学後、ハーバード大学の研究員等を経て、ボストンでベンチャー企業eMembrane,Incを創業されています。彼とは、彼が以前応募したビジネスプランコンテスト「MIT-EFJ BPC4」でご一緒させていただきました。九大案件もこのコンテストに応募しファイナリストに残ったのですが、この回のグランプリがeMembraneだったのです。

その後、2007年の冬に、ボストンにベンチャーコミュニティ関係の調査に行った際にも現地でヒアリングさせていただき、大変お世話になりました。


当時の写真を色々探していたら出てきました。


その年の春から松坂がボストンレッドソックスに移籍をするということで、街を歩いていると「お前は日本人か?松坂はすごいなー」と声をかけられたこと、今でも覚えています。

研究を事業化に繋げていくという点で、起業家精神やMOTの知識が必要であり、今回その特別講義の講師としてまさにそれらを実践されているリーさんが招聘されたようです。

リーさんの講義は、学生に対し

・あったらいい製品?
・誰が買う?
・いくらで売る?
・いつ製品化できる(顧客の手に届く)?
・どうやって資金を集める?

といった宿題を出し、それをスライド3枚にまとめ、プレゼンを行うというものでした。

参加した学生は約20名。


私は仕事の都合で途中から参加させていただいたのですが、内容の熟度はさておき、大学院生の考えてきたアイデアは面白いものでした。

このような設定の場合、自分自身の身近な話題、課題に目を付け、アイデアを膨らませていくことが多いのですが、今回の講義では、やはりそのような視点でのアイデアが多かったですね。特に、炊飯器や冷蔵庫、調理器などに着目したアイデアが多かったのですが、それは、伊都キャンパスの理系学生が抱える「食事情」を反映しているんだろうなーと、推察させていただきました。

このような取り組みは、まだ端緒についたばかりとのことでしたが、こういった講義を受講することができる学生はある意味幸せだな、と工学部のOBとして思った次第です。自分が学生時代にこのような講義があったら、、、当時はあまり関心がなかったかもしれませんね。

今回は、講義終了前に所用により途中退席してしまいましたが、リーさんは、今後も九大の取り組みのコミットすることがあるようですので、
次回は、博多の美味しい魚を食べながらいろいろ意見交換できればと思っています。  


Posted by 坂本 剛 at 13:20Comments(0)ネットワーキング

2013年03月28日

タロゲン×アラ=アマゾン×近畿大学

数日前に友人であるアマゾンの某渉外部長(知っている人からするとバレバレですが)が、FB上でなにげに私を引用した投稿をアップしていました。

それが、


コレ。アマゾン上に「近畿大学 教科書ストア」がオープンしたという記事です。

ふーん、そうなんだーと思ってコメントの部分に目を向けると
「これが実現したのは5年前のタロゲンでの近大アラのご縁。 Tsuyoshi Sakamoto に感謝。」
というコメントが、、、

近大アラ?えっ!と過去の記憶が蘇りました、、、、約5年前に、私のこのブログの20万アクセス記念オフ会と称して、太郎源の別館(今の別館ではない)で、近畿大学発のベンチャー「アーマリン近大」が養殖に成功した「近大アラ(正確にはクエですが、博多ということでアラと表現させていただきます)」を持ち込み味わう会を開催したのです。

その時の様子はこちら

その際に、なぜだか東京からわざわざ仕事を休んで駆けつけたのが、当時経済産業省の官僚、現アマゾンの渡辺弘美さん(ひろみではなくひろよし)だったのです(以下、名前はFBページを引用しています、悪しからず)。

この場には、シリコンバレーからほかやん、ことFirstcompass Group 代表、現evernote日本法人会長の外村仁さん

nobiさんこと、ITジャーナリストの林信行さん

など多彩なメンバーに加え、近大マグロのプロジェクトにも絡んでいたことがある近畿大学の日高健准教授、そもそも、近大アラをご紹介いただいた近畿大学職員の岡村智之さんにもご参加いただいたのでした。

この時に、アマゾンと近畿大が「つながり」、5年の歳月を経て「近畿大学 教科書ストア」というコラボが生まれたのです。

最近「コネクトハブ」「つながり力」などといった言葉をよく聞きます。そういった場合、まずは「場」づくりということで、物理的な場を新しく作りたがるのですが、個人的には「人のInterest」「どういったタレントがその場にいるか」のほうが大切だと思っています。

私の約10年間の産学連携、コーディネートの経験で言わせていただくと、「イノベーティブな人」「専門性をもっている人」は「食」に対して非常に大きなこだわりをもつ傾向があります。シリコンバレーや東京からわざわさ福岡(彼らのスケジュールを考慮はしていますが)にやってくるのはそのためです。

そして、そのような形でつながった「ネットワーク」は、その後、新たな価値を生み出す可能性が高いというのが、私の仮説です。

上記以外のメンバーでも、

当時九大整形外科の一助教で、現在は佐賀大学教授/大学発ベンチャーサイフューズの創業者である「ぶる」こと、中山功一さん

ベンチャー企業ホスピタブルの松清一平社長

先日、TEDxFukuokaを開催した大久保丞

九州大学産学連携センター教授で現QREC(ロバートファンアントレプレナーシップセンター)センター長の谷川徹さん

QREC副センター長の「いがぽ」こと五十嵐伸吾九大准教授

当時、某上場企業の秘書で現在某短大の講師を努める瀧口淑恵さん

など各分野でアクティブに活動している方々が、実はこのアラの会に参加していたのです(他にもたくさん魅力的な方に参加いただきました)。福岡のユニークポイントの一つは「食」。そういったインフラは既にたくさんあるので、それらをうまく活用し、「人×食べ物×コト」を掛け合わすことにより福岡がグローバルなコネクトハブになるのではないかと勝手に妄想しています。
  


Posted by 坂本 剛 at 17:46Comments(0)ネットワーキング

2013年01月22日

博多図工室に行ってみた。

先々週の土曜日1月12日に博多図工室に行ってみました。


以前から興味があったのですが、Facebook経由で、博多図工室でエンジニア系の交流会があるということで参加させていただきました。

坂本さんってエンジニア?今は違いますが20代は、生産システム開発系のメカニカルエンジニアでした。ということで、元エンジニアとして参加させていただいた次第です。

博多図工室は、NA_geekさんこと鈴谷瑞樹さん個人の趣味が発展して出来上がった試作ラボのようです。

3Dプリンターや、レーザーカッター、大型裁断機などの設備が用意されていて、順次フライス盤などが追加されるようです。


これは3Dプリンター。3Dデータをインプットし、そのデータを元に樹脂を溶かしながら積層し、立体モデルを作り上げていきます。


出来上がったサンプルがこちら。表面を仕上げると立派なフィギアモデルになりますね。


こちらはレーザーカッター。出力の関係で金属の切断は無理のようですが、樹脂のマーキング、カットは可能です。


こちらは裁断機。かなりの枚数の紙を裁断可能です。

こういった具合に、卓上機材がほとんどですが、試作・サンプルを製作するには十分な設備が整いつつあります。

話を伺ってみると、お父さんが子供を連れて訪問され、子供と一緒になってモノづくり・加工を行う場合があるとのことでした。

ソフトウエアのプログラミングに加え、ハード・加工の技術を習得することは、「Makers」など、モノづくりの民主化が謳われている昨今において大きなアドバンテージになる可能性があります。また、理科教育にとっても重要な要素でもあります。

ご興味がある方、一度訪問してみてはいかがですか?




  


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2012年11月13日

矢印の方向(人のつながり編)

先週末の土曜日11月10日は、キャリアリードさんの10周年記念パーティにお呼びいただき参加させていただきました。


女性社長の佐藤さんは、私の小・中学校(久留米市立荒木小・中学校)の後輩。パーティには福岡・久留米の経済界の方を中心に約200名の方がご参加されていらっしゃいました。冒頭の佐藤社長の挨拶(口上)は、社員の方やまわりのみなさまへの感謝の気持ちがこもった素晴らしいものでした。

私自身、佐藤社長の先輩ということで、若輩者ながらパーティ途中にお祝いの挨拶をさせていただきました。最近いろんな場面で挨拶することが多いのですが、いつになっても慣れないものですね。

そのパーティで嬉しいことがありました。ここ数年地域経済界の会合でよくお会いする方で、地域のお菓子業界のご重鎮でいらっしゃいるI社長も、このパーティにご出席されていらっしゃいました。

以前から名刺交換を何度かさせていただいたことはあるのですが、当然ながら有名な方はものすごい数の名刺交換をされているので、一回の名刺交換で名前や存在を覚えていただくことはほぼ無理です。過去、少なくとも4、5回はさせていただいているのではないかと思います。

そのI社長が、パーティ終了直前に私の席までわざわざ足を運ばれ「坂本さんさー、、、」と話しかけられたのです。

以前から、坂本さんの会社のことを聞きたいと思っていて、、、、ということで、会社のことについて、私自身のことについていろいろお話をさせていただきました。

つまり、今回、ようやく人のつながりの「→」が、「私からI社長」だけではなく、「I社長から私」に向く「→」が生まれたのです。

よく「◯○さんの名刺を持っている」だけで「◯○さんを知っている」という人がいらっしゃいます。それは間違いで少なくとも「◯○さんが、私のこと・存在を知っている」ことが「◯○さんを知っている」という必要条件ではないかと思います。

また、私が名刺交換しようとすると「あ、坂本さん、以前△△会(パーティ)で名刺交換をしたことがありますよね?」といって名刺交換を拒否される場合があります。これもありえない話で、上述のI社長のように多くはないかもしれませんが、毎月多くの方とお会いする中で、一回名刺交換しただけでお名前や存在を認識できるほど私自身頭はよくありません。特に異業種交流会やパーティの席などでの一回の名刺交換だとなおさらです。

坂本さんって、いろんな人をご存知ですよね?と言われることがありますが、それは、一人一人に対しいろんな場所で何回もお会いし、何回も名刺交換させていただいたできた結果なのです。みなさんも矢印が「自分」に向くようなつながりを是非増やしてください。それと、パーティなどで私と一度名刺交換したことがあるからといって、私との名刺交換を拒否しないでくださいね(笑)  


Posted by 坂本 剛 at 13:02Comments(0)ネットワーキング

2012年01月11日

祝いめでた習得(デビュー編)

昨日は、天神で打ち合わせを終えた後、県知事公舎に向かいました。

毎年恒例の、知事を囲んでの地域経済界の賀詞交換会に参加するためです。

私は、昨年の会から参加させていただいています。知事公舎といっても、行事のほとんどは中庭、いわゆる屋外で行うので、滅茶苦茶寒いんですよね。今年は防寒仕様で臨みました。。。

一方、今年の賀詞交換会は、あるミッションを抱えて参加したのでした。それは、会の締めで「祝いめでた」を唄うことです。

昨年末、12月28日の仕事納めの日に届いたのが、


このFAX。主催の担当者から、祝いめでたをお願いしたいということでした。私は「博多っ子」ではなく「久留米っ子」なので、博多手一本や、祝いめでたは、あまり詳しくありません。何度も断ったのですが、なんとかお願いしたいということで、結局お引き受けする(せざるをえない)ことになりました。

祝いめでたは、博多で主に祝いの席で唄われるものです。 結婚式や懇親会等で披露されます。通常は三番まで唄い、博多手一本で締めます。
博多祇園や山笠での櫛田入りでは一番山笠だけが一番のみを唄います。

どうやって、練習するかな?とFBでつぶやいたところある方から教えていただいたのが博多祇園山笠のサイト

覚える歌詞の量は少ないのですが、リズムが独特なのと、唄の入り方のタイミングが難しく、なんといってもはやし言葉がなかなか覚えられずに苦労しました。以下が歌詞なのですが、

一、祝いめでたの 若松さまよ 若松さまよ
   枝も栄ゆりゃ 葉も繁る(しゅげる)
  ※エーイーショウエー エーイーショウエー
  ショーエ ショーエ (ア)ションガネ
  アレワイサソ エサソエー ションガネ※
一、こちの座敷は 祝いの座敷 祝いの座敷
   鶴と亀とが 舞い遊ぶ
    (※はやし言葉繰り返し)
一、こちのお庭に お井戸を掘れば お井戸を掘れば
   水は若水 金が湧く
    (※はやし言葉繰り返し)

この「アレワイサソ エサソエー」が中々うまく言えずに何度も繰り返して覚えました(笑)。

それと、一番の問題は、集まられた皆様が福岡を代表する企業や団体のエグゼクティブクラスの方ばかりで、その方々の前で唄を披露しなければいけないということです。

私自身、会社の取締役会でも同様の状況があり、比較的慣れているほうなのですが、賀詞交換会という宴の席でそれも会の一番最後の出番というのは、やはり緊張しましたね。。。

結果はなんとか無事間違えずにお役目果たすことができました。幸か不幸か、今回覚えたので、次の機会があれば自信を持って臨みたいと思います。  


Posted by 坂本 剛 at 18:00Comments(0)ネットワーキング

2011年09月29日

人のつながりとグルメとSFの夜(その2)

そして、今回のお土産シリーズのサプライズ品は、、、


太郎源特製「エツのカラスミ」です!

一般的にからすみは「ボラの卵巣」でつくります。⇒こちら

有名なのは、長崎産のカラスミ。大村湾ののり養殖場の下に生息するボラの卵巣で作ったカラスミは非常に美味で高級品です。太郎源でも冬の時期には、自家製カラスミを作って販売しています。

一方、今回持参したカラスミは「エツ」の卵巣で作ったモノ。エツというお魚は皆さんご存じですか?⇒こちら

カタクチイワシ科の一種で、日本では、ほぼ筑後川~有明海近辺の汽水域にしか生息していない非常にめずらしい魚です。

私は、筑後川沿いの久留米出身なので良く知っていますが、毎年春先に産卵のため城島町あたりまでエツが遡上し、エツ漁が行われます。屋形船でエツ料理を堪能するのが有名ですね。

また、その時期に福岡の柳橋市場に、エツの稚魚などが出回り、ほんの数週間の間だけ太郎源でもエツの稚魚のてんぷらなどを味わうことができます。

エツと言えば弘法大師。その昔、ある一人の僧侶が有明海から筑後川を上って城島に入り、対岸の肥前に渡ろうとしたところ、お金がなく船に乗れずに途方に暮れていると、一人の貧しい漁師が不憫に思って船を出し、対岸へ渡してやったそうです。

僧侶がそのお礼にと、岸辺のヨシの葉をちぎって川に投げ込んだところ、それがエツに姿を変え、以後、町は毎年この時期を迎えるとエツ漁で賑わったそうです。このときの僧侶が弘法大師であったといわれています。

そんなエツの卵巣で太郎源の大将が、今年カラスミをつくりました。私も数回太郎源で食べたことがあります。今回、ほかむらさんの家を訪問するにあたり、太郎源の大将に、お土産として何かサプライズ的なものはないか?と相談したところ、エツのカラスミの話が出て、冷蔵庫に残っていたものを真空パックしていただきました。


いやはや、大将お世話になりました!


お陰さまで、みなさん喜んでいただき、日本酒が結構空いてしまいましたね(笑)。井上さん(まどかさんのご両親のお友達)からは「サンフランシスコでこんな珍しいモノを食べることができて幸せだ」と言っていただきました。


普通のカラスミが苦手なうちのあかりもそうだったのですが、子供たちにも人気でした。まりちゃんもパクリ(塩分が高いので子供さんはあまりたくさんたべないほうがいいです)。


また、子供向けには、博多系のお菓子を数種類。


中でも「めんたいドロップス」は、私も食べたことがないのでなんとも言えませんが、是非体験レポートを送っていただきたいですね。

そんなこんなで、非常に楽しいサンフランシスコの夜を過ごすことができました。

今回は、ほかむら一家だけでなく、奥様のご両親、そのお友達ご夫婦(井上さん)ともご一緒させていただきました。皆さんは、ほぼ私の親の世代。

最初は、どんな話で打ち解ければいいのかな?と心配していましたが、話をしているうちにグルメな話で盛り上がった次第です。

グルメな話は、年代を超越してつながることができるんですよね。。。その一例が、


先日、京都出張の際に食べた「第一旭」のラーメン。

みなさんは、京都の大学のご出身(または生まれ)で、京都の美味しい、グルメなお店を良くご存じです。そこで先日、京都出張した話をしているとラーメンの話になり、井上さんがお薦めといって名前を挙げられたお店が「第一旭」。

「いや、実はそのお店でラーメン食べたんですよね。。。」と、その時撮った写真(上の写真)を見せると「おおっ、これだよ!」「なんで知ってるの、このお店?」と、サンフランシスコで、京都のラーメン屋さんの話で、息子と親くらい年が離れている日本人同士で盛り上がった次第です。

私が、グルメ&人のネットワーク(つながり)がすごいよね、と言われるようになったキッカケは、ほかむらさんとの出会い。ほかむらさんから多くのことを学びました。

そのほかむらさんのサンフランシスコの自宅で、年代を超えたつながりを、グルメ体験を通じ実践できたことに感動した次第です。

つまり、グルメな話は、国や年代、性別を問わず、人をつなぐキッカケになるということです。

まさに、人のつながりとグルメの大切さを実感したSFの夜でした。。。


みなさん、お世話になりました! あれ?いつものポーズは?とお思いの方、


このとおり、パチリ。


ほかやん、ありがとう!またね。  


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2011年09月28日

人のつながりとグルメとSFの夜(その1)

そもそも、バンクーバーの帰りにサンフランシスコに一泊滞在したのは、乗り継ぎがうまくいかなかったからです。

当日サンフランシスコ経由で帰国するには、バンクーバー空港のAM6:00発のSFO行きの便に乗らなければなりませんでした。それはちときついな、と考え、SF(サンフランシスコ)在住の友人である外村仁さん( @hokayan )(以下、ほかむらさん)に連絡をとったところ、泊めていただけるということで、便を変更し、昼過ぎの便でSFOに向かうことにしました。


バンクーバー空港でのアメリカへの入国審査でちょっとだけトラブルがありましたが(笑)、無事SFOに到着。ほかむらさんに迎えにきてもらいました。

 
そのまま向かったのは、中国系のスーパーマーケット。夕御飯の買い出しです。今まで数回、ほかむらさんの家で夕食を頂いたことがありますが、ほとんどがほかむらさんの手料理。ほかむらさんは、その筋では「グルメ大将」で有名な方です。


魚介類は、新鮮なものが多数売られていました。


食用カエルにはちとビビりましたけどね(笑)。


今回は、9月の初めから、奥様(まどかさん)のご両親と、そのお友達ご夫婦(井上さんご夫妻)がほかむらさんの家に長期滞在されている中、泊めていただくことになっており、ほかむら邸に戻ると、


井上さん&まどかさんお母さんが前日から仕込んでいる「豚の角煮」が、ほぼ出来上がっていました。


ほかむらさんが、スーパーマーケットで選んだ食材は、


新鮮なSpot Prawn、ボタンエビでした。


そんなこんなで、あっという間に夕ご飯の時間。ほかむらさん夫婦、子供たち(まりちゃん、あきちゃん、げん君)、ご両親、井上さん夫妻に私と、10名でのSFディナー@ほかむら邸となりました。


まずは、ボタンエビ。でかいですよねー。生きた状態で熱湯に入れてボイルしたので、超プリプリ。みそも絶品でした。


続いては「豚の角煮」。煮るだけではなく、前日数時間蒸したあと、煮込んだそうです。なので、脂身もトロトロです。お店に出しても、ちゃんとお金を頂けるくらいQualityの高いものでした。あと、一緒に煮込んでいる昆布やゴボウも味が浸み込んでいて、美味しかったですね。


更に出てきたのが「鶏の脚先の煮込み」。私は、昨年上海で食べました。これも、井上さん&まどかさんお母さん組手作りの逸品。ハッカクが効いていて本場でも勝負できそうな味でした。


ここはどこ?中国?いや、アメリカ西海岸のサンフランシスコ(笑)。いやはや、これぞグルメなほかむら家のスペシャルディナーです。

一方、こちらもごちそうになってばかりではいけません。そもそも、ほかむらさんと私のつながりのキッカケは「魚」。それが太郎源に発展したのです。今回は、バンクーバーの後に立ち寄ったあとに訪問したので、持ってこれませんでしたが、過去に数回、太郎源のお魚を日本から運んだこともあります。

その歴史については、先日のブログでアップした塩澤さんの「shiology」とほかむらさんの「Flickr 」でチェックすることができます。いやいや、あの頃は若かったなー

ということで、まずは、最近見つけた福岡で話題の日本一わかりにくい醤油屋タケシゲ醤油」の新作セット。


博多の濃い口醤油「寿(ことぶき)」と、博多の万能タレ「ニワカそうす」。「ニワカそうす」はこれから話題になるモノだと思っています。先日から博多の阪急で限定販売が始まったようですね。我が家でも妻が気にいって使っています。


福岡で、タケシゲ醤油取締役の住田さんに選んでいただきました!

あとは、菊鹿ワインの限定品。そして、今回のサプライズ品は、、、それは次のブログで。乞うご期待!  


Posted by 坂本 剛 at 08:33Comments(0)ネットワーキング