大学の産学連携組織で大学発ベンチャーの支援を行いながら2008年3月に無事QBS(九大ビジネススクール)を修了しました。そして、2010年4月からは、産学連携的な会社の代表取締役社長に就任。2014年6月に任期満了により退任し顧問として活動しています。大学まわりの情報や産学連携に関する情報を独自の視点で発信していきたいと考えています。

  

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2013年06月21日

ILC(国際リニアコライダー)のイノベーション効果

私は、地域でILC(国際リニアコライダー)の誘致活動をおこなっている「ILC唐津推進協議会」の役員を務めています。

その関係者の方から情報をいただいたのが、公益法人日本生産性本部が試算した「ILCのイノベーション効果」です。

その金額は、ILCの建設期間10年+運用期間を20年=30年間で考えると、なっなんと「45兆円」。

ILCの建設費は10年間で約8000億円と言われています。ILCとは地下に全長約30キロの直線状の超伝導加速器を作り、電子と陽電子を衝突させて宇宙創成の謎に迫ろうという巨大実験装置です。

従来、このような基礎科学研究における対投資効果を測定する場合、研究成果から「直接」生まれるであろう経済効果を試算していましたが、今回は、ILCの建設過程および研究成果から派生する様々なイノベーションの経済効果を含んでいます。

この報告書によれば、そのイノベーション効果は大きく分けると2つになります。

・先端技術を開発することで派生するサプライヤー産業でのイノベーション効果(一次効果)

これは、ILCの心臓部である加速器や、関連の部品、素材にかかわる産業における経済効果です。

・開発された先端技術を利用するユーザー産業で派生するイノベーション効果(二次効果)

これは、加速器から生成される1次ビーム(イオン、電子線等)および2次ビーム(放射光、自由電子レーザー、陽電子、制動放射X線)を利用・応用することにより生まれる産業が誘因する経済効果です。半導体の製造やガン治療などの医療機器、農業への応用による経済効果がこちら側の効果に入ると思います。

一方、創薬や、IT、燃料電池等のエネルギー産業等における経済効果は基礎データが揃わないため対象から外した、つまり、今回の数値に入っていないとのことです。そういった意味で、今回の経済効果は、単に大風呂敷を拡げたものではないと個人的に思っています。

ILCの建設費8000億円のうち、ホスト国が半額の4000億円を負担する必要があると言われていますが、10年で4000億円の投資に対する30年間での経済効果がその約100倍であれば、国家として投資を検討するに十分値するのではないでしょうか?

それに加え、私が期待するのは「Priceless」な効果です。特に、我々の子供、孫世代への教育的な効果は計り知れないのではないでしょうか?

自分が住んでいる場所の近くからノーベル賞級の研究成果が続々と生まれる環境、子供の頃から多様な人材と交わることにより生まれるグローバルな視点。資源が乏しい日本は、知識経営国家にといった道を選ばざるを得ないと思っています。それらを支える最大のインフラは「人材」です。そんな環境が「日常」となる九州になればと期待しています。  


Posted by 坂本 剛 at 15:52Comments(0)産学連携

2013年06月20日

UDCIのHPが公開されました!

長らくお待たせしましたが、昨年10月末に設立された「アイランドシティ・アーバンデザインセンター(UDCI)」のHPが出来上がりました!

こちら

UDCI(アイランドシティ・アーバンデザインセンター)は、アイランドシティ(福岡市東区香椎照葉)のまちづくり・将来像を「公・民・学」が連携して考えていくという理念のもとに設立されたものです。いわゆる「協働の場」です。

我々は、その運営母体であるアイランドシティ・アーバンデザイン協議会から委託を受ける形でスタッフを派遣しています。

本センターの大きな役割の一つが、アイランドシティに関する情報発信です。そのコアな機能をこのHPが担うことになります。

また、我々はアイランドシティを魅力的な場にするために、大学や研究機関・企業の新たなチャレンジ(実証実験・研究)の誘致を積極的に行っています。このようなことを今後、このHPで情報発信していきますので、是非多くの方の訪問していただけると幸いです。  

Posted by 坂本 剛 at 12:36Comments(0)産学連携

2013年06月03日

ILCの九州への誘致

今週明け早々、朝から唐津市に向かいました。

役員を務めるILC唐津推進協議会の研究会に参加するためです。

ILCとは、超高エネルギーの電子・陽電子を衝突させる次世代加速器です。
全長約30km(将来計画は50km)超える地下の直線トンネル内に、精密な高真空ビームパイプを設置して、ビームパイプの一方から電子、もう一方から陽電子ビームを入射し、ほぼ光速まで加速して中央部で正面衝突させます。
こういうことをすることによって何を実現させようとしているかというと「ビックバン直後と同じ高エネルギー状態」を作り出そうとしているのです。それにより、この瞬間に発生する素粒子を測定・解析して、いまだ謎に包まれている宇宙の起源の解明に挑戦するという壮大な計画を実現するために必要な施設が「ILC」です。

このILCの建設候補地として日本が名乗りを上げることが、欧州・米国の研究者の間では求められており、その日本国内の候補地として北上山地と我が九州の背振山脈が名乗りを上げています。

個人的には、ILCを九州に誘致できればその波及効果は金銭的・経済的なものだけでなく、将来の日本・九州を担う子供たちの教育にとって計り知れないと思っていますが、日本国としてはまだ誘致の動きが活発化していないのが現状のようです。一方、唐津はかなり盛り上がっています。

6月8日には、ILC関連の講演会が600名を越える規模で開催予定ですので、ご興味があるかた・ない方是非ご参加ください。

そのような状況の中、九州大学と高エネルギー加速器研究機構との間で連携・協力協定が締結されました。ILCの誘致に成功すれば、九州大学および在籍する研究者は大きな役割を果たす必要があります。この連携協定がILC誘致への更なるトリガーになることを期待しています。

それと、すでにご存知の方もいらっしゃると思いますが、福岡県・佐賀県が共同で誘致用プロモーションビデオを作成しています。



ちなみに、陽電子は、産学連携機構九州のスタッフのお嬢さんです(笑)。まだご覧になられていない方、是非チェックしてみてください。
  


Posted by 坂本 剛 at 17:30Comments(0)産学連携

2013年05月05日

地域政策デザイナー養成講座2013スタート

今年のGWは、体調不良もありほとんど自宅で過ごしています。そうしている間に今日(5月5日)から先日ブログにアップした九州大学の「地域政策デザイナー養成講座」が、志賀島の一泊二日合宿でそのスタートを切りました。


この講座は、基本的に九州大学の大学院共通科目の一つなのですが、ユニークポイントは九州大学の大学院生だけでなく地域の企業・自治体の職員・スタッフも一緒になって受講し、地域政策課題を検討していくということです。

今年も大学院生9名、社会人23名合計32名が受講されます。私の関わりは、産学連携機構九州が事務局の一部を受託、私自身が昨年に引き続きチューターを務めます。

今年は5テーマくらいに分かれて地域政策課題の検討を行う予定です。合宿の目的の一つが「互いを知る」ということ。天神から志賀島へ向かいバスの中は、まだまだ静かで会話もほとんどないのですが、これが数ヶ月経つと「やかましい」くらいの会話・ディスカッションが帰りのバスの中で交わされるようになります。

半年の長丁場ですが、皆さんの力になれるよう頑張っていきたいと思っています。  


Posted by 坂本 剛 at 11:17Comments(0)産学連携

2013年04月20日

背振ILCハイスクール!

科学技術分野において、今年のホットイシューの一つが「ILC」の国内誘致地域の決定ではないでしょうか?

ILCとは、素粒子実験施設(International Linear Collider」のことで、全長約30kmの直線状の加速器をつくり、世界最先端の技術を駆使して電子と陽電子の衝突実験を行おうというものです。ILCを建設することにより、宇宙のはじまりに近い高エネルギー反応状態を作り出すことによって、宇宙創成の謎、時間と空間の謎、質量の謎に迫ることを目的としています。

現在、ヨーロッパ、米国、日本がその候補地として考えられているのですが、ヨーロッパ側は「是非日本に立候補してほしい」と要望しており、日本が立候補すると、誘致の可能性が非常に高いと言われています。

日本国内では、佐賀、福岡両県の脊振山地と、岩手県の北上山地との間で国内候補地選びが本格化しています。

私自身も、九州の自治体として初めて設立されたILC誘致の推進組織「ILC唐津推進協議会」の役員を勤めさせていただいています。

しかし、ILCが誘致できたらどうなるの?と思われる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

様々な波及効果が考えられます。粒子物理学の研究は、実は現代の産業や我々の暮らしを支える様々なテクノロジーを産み出しているのです。

半導体やPETなど医療診断装置。インターネットをもたらした技術WWW(world wide web)も素粒子の研究から発明されたものです。

このように、素粒子物理の研究から派生する分野は幅広く、ILC周辺には、長期的に関連産業分野の企業立地が促進されることが期待できます。

一方、地域という視点でいえば、数多くの優秀な研究者が世界中から集まってきますので、その周辺に「知」を拠点とした国際的な新しい町ができるのです。また、世界から集まる一流の国際物理学者と直接ふれあい、ノーベル賞級の発見を目のあたりにすることで、私達の子ども世代は、夢や新しいことにチャレンジすることの大切さを体感することができるのです。これらは日本の将来にとって非常に大きな効果だといえます。

そのような流れの中、候補地(背振山地)がまたがる福岡県・佐賀県が共同でILCの誘致用のプロモーション動画作成し、昨日(4月19日)からYoutubeなどインターネット上の動画サイトにて公開しています。それが「背振ILCハイスクール」



制作したのはチームラボ。東大発のベンチャー企業です。この動画が非常にいいな、と思うのは、素粒子物理学の仕組みを、候補地である唐津市内の現役高校生(早稲田佐賀)が出演し、ミュージカル形式で説明をしているところです。

アニメと実写の映像を融合した遊び心満載の内容にチームラボのセンスの「良さ」を感じました。

公的機関が制作したものなので、素材は著作権フリー。二次創作を歓迎。ただし、
1. 誹謗中傷、他人への迷惑となる作品への利用など、公序良俗に反しない限り、自由にご利用下さい。
2. 創作したコンテンツには「ILC-SEFURI」とクレジットするようにお願いします。
とのことです。

この動画を見てると、なんとなく「背振に誘致できるんじゃないか!」という勇気が湧いてきます。皆さん、是非ご覧ください!  


Posted by 坂本 剛 at 08:45Comments(0)産学連携

2013年04月05日

地域政策デザイナー養成講座2013

昨年度お手伝いさせていただいた「地域政策デザイナー養成講座」が、今年もスタートします。

最終発表会の際のブログはこちら

この講座は、

本講座は国立大学法人九州大学が中心となって、社団法人九州経済連合会、財団法人九州地域産業活性化センター、財団法人九州経済調査協会、株式会社西日本新聞社の協力を得て、その他の関係諸団体の産学官の協力や連携も得て、「地域が自ら政策を企画立案し発信できる人材を育成する」ことを目的として、2010年3月から開講しました。

ということで、本年度が第4期になります。九州大学の大学院共通科目でありながら、社会人にも門戸を拡げ、大学生、社会人がチームを組み、それぞれのテーマについて地域政策を考えていく、デザインしていくという講座です。

昨年は、産学連携機構九州として事務局のお手伝いを、私自身が講座のチューター(担当テーマは「頭脳ハブ」)を務め、約半年間学生のみなさんと一緒になって地域政策デザインについて考えました。

今年は5月から11月の最終発表会に向けて講座がスタートします。

社会人の方で、地域政策、科学イノベーション等にご興味がある方、是非チャレンジしてみてはいかがですか?もしかしたら私が担当チューターになるかもしれませんよ(笑)。  


Posted by 坂本 剛 at 16:32Comments(0)産学連携

2013年03月01日

スマホプローブ実証実験 in 福岡

坂本さんっていろんな所にいかれてますね?

とよく聞かれます。確かに出張やその他いろんな所で打ち合わせなどで出向くことが多いのは確かです。

それが理由ではありませんが、今回「スマホプローブ実証実験」に参加することになりました。

???

これは、私ども産学連携機構九州も会員である福岡地域戦略推進協議会(FDC)の環境部会が実施する「スマートフォンを用いた『人の流れ』に基づく行動履歴(スマホプローブデータ)を自動的に収集・蓄積するサービス機能」の実証を、某企業の協力のもと行う実証実験です。

福岡は、様々な機能がコンパクトにまとまった都市として評価されている一方、天神や博多駅近辺の交通状況は決して誇れるものではないと思います。そういった課題を解決する第一歩として今回このような実証実験が実施されます。


アンドロイド端末に専用アプリをダウンロードするだけで、私の行動履歴が「バレバレ」になります(笑)。

また、収集した位置情報や加速度情報を分析することにより、移動の手段(徒歩、車両、バイク)を自動的に判別することも可能なようです。

こういったことができるのも、コンパクトさに加え、産官学の連携が進んでいる福岡都市圏の「強み」だと思います。前回アップしたブログで紹介させていただいた「スマートモビリティアジア」もFDCの取り組みと連携させることにより「最先端の技術の実証実験都市」「先進IT交通都市」として福岡都市圏が発展していくための「アクセラレーター」「インキュベーター」になるのではないかと期待しています。

実証実験中は、「中洲に近づかないように」しながら過ごしたいと思っています。  


Posted by 坂本 剛 at 11:30Comments(0)産学連携

2013年02月28日

SMA×リーボ=?

今朝、昨年末に福岡で開催された「スマートモビリティアジア(SMA)」の実行委員会が行われました。

私が企画運営委員会のアドバイザー、産学連携機構九州が実行委員会のメンバーを務めています。

昨日まで東京出張していたので、6:25羽田発の朝一便で帰ってきました。9:00からの委員会にはなんとか間に合ってしまうのが、福岡のスゴいところ(空港が近い)でもあります。

SMAは、実証実験×カンファレンスといったコンセプトで、あえて「東京」ではなく、モビリティ系の実証実験を行うには適度にコンパクトな「福岡」で実施することにより、あらたなビジネス創造を目指して開催されるイベントです。

その成果の一つと言えるのではないかというのが「リーボ」という会社です。社長の松尾龍馬さんは九州大学のOBです。大手自動車メーカー系の企業でエンジニアとして働いた後、30歳を前にして一昨年にカーシェアリングシステムの開発を行うリーボを創業されました。

私が松尾さんと知り合ったのは創業直後のことでした。知り合いからの紹介していただき、九大OBということもありサポートをしてほしいとのことでした。我々が行っているベンチャー系支援ネットワーク「SAM会」でのプレゼンなどいろんなことを話している内に、ちょうど同じ時期にSMAの第一回を開催するにあたりスピーカーの探索を行っていることを思い出し、リーボのやろうとしていることとSMAの開催趣旨が近いということもありSMAで松尾さんにプレゼンしていただくことにしました。SMAとの出会いがキッカケで関連するメディア(ITmediaやレスポンスさん)にも多数取り上げられていただき、

その後様々なメディアでも取り上げられ、昨年11月には資金調達に成功。12月には福岡市百道で彼らの開発商品である「こでかけ」を利用したミニEVカーのシェアリングサービスを開始し、その成果等について12月末のSMAでもプレゼンをしていただきました。

SMAの開催コンセプトは「『次世代のSmart Mobility』に関わる先進事例の情報発信を通じた地域の活性化とインキュベーション」。そういった意味で、リーボはまさにSMA発のベンチャー企業といっても過言ではないと思います。

リーボに続く新たな事例が次々に現れ、福岡が先進IT交通都市として世界中から注目を浴びることを願っています。  


Posted by 坂本 剛 at 12:54Comments(0)産学連携

2013年02月11日

若商河童せんべい

先週土曜日(2月9日)に九州経済フォーラムが主催する「九州未来コンテスト(Q-con)」が開催されました。
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Q-conは九州経済フォーラムの「九州の未来を担う、次世代育成事業」として創立し、学生が主体となって運営するプランニングコンテストです。九州全土の若い世代の力を一同に集め、九州全体で活性化する事を目的としたイベントです。
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私自身、九州経済フォーラムの理事ということもあり、審査員を担当させていただきました。

5チームがプレゼンを行い、結果は、九大チームが大賞を受賞しましたが、その前段で高校生の発表がありました。

それが、若松商業高校の「一年遅れての研究発表から商業高校生として私たちにできること〜」

かしわめしで有名な東筑軒とのコラボにより企画した「若商Kappa弁当」を地元の商店街と連携し、販売したりと地域に根ざした実学実習を行っています。そのような活動の中から生まれたのが、


「若商河童せんべい」

若松には河童伝説が残っているそうで、せんべいで有名な「もち吉」と共同でこのせんべいを企画・開発したそうです。

審査員の役得で、このせんべいをお土産でいただきました。


若商のみなさんのプレゼンは堂々としたものでしたね。後の学生のプレゼンと全く引けをとらない、むしろ下位のチームよりも立派だったと思います。しかも、彼らは具体的な行動をおこし、成果を上げているのです。

東日本大震災の際には、被災者の方にこのせんべいを送ったり、販売して売り上げた金額を寄付したりもされたそうです。

今時の若者は、、、という言葉はいつの時にも言われる言葉ですが、我々大人が彼ら・彼女らから見習うべきものは多々あると思います。

もし町でこのせんべいを見かけることがあったら是非手にしてみてください。  


Posted by 坂本 剛 at 10:59Comments(1)産学連携

2013年01月30日

平成25年度文部科学省系予算

本日の新聞で、来年度の国の予算案が決まったことが大きく取り上げられています。そもそもネット上では昨日から各省庁のHPなどでオープンになっていますね。

産学連携分野に軸足を置く我々の一番の関心事は「文部科学省」「経済産業省」関係の予算です。とりわけ「文部科学省」関係の予算は、政権も変わったこともあり注目しています。

文部科学省関係の平成25年度予算案はこちら

実は、それ以上に注目しているものがあります。それは、文部科学省関係の「平成24年度補正予算案」です。

来年度(平成25年度)ではなく、本年度(平成24年度)の予算です。つまり、個別の事業に対する採択等は今年度に決定されるということです。文部科学省関係でも総額一兆円弱(9,537億円)。平成25年度の予算案が5兆3,558億円ですので、そのほぼ2割に相当します。金額的にも非常に大きいですね。

今後のいろんな情報・動向、要チェックです。  
タグ :文部科学省


Posted by 坂本 剛 at 11:35Comments(0)産学連携

2012年11月05日

九州大学新技術説明会

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九州大学と科学技術振興機構(JST)は、研究成果の社会還元を促進するため、
九州大学が厳選したライセンス可能な特許技術(未公開特許を含む)による
新技術説明会を開催いたします。
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ということで、九大の研究成果の説明会が開催されます。これは、文部科学省の外郭である科学技術振興機構(JST)が定期的に開催している
新技術説明会の一環で開催されるものであり、今回は、材料分野の新技術にフォーカスして企画されています。

私がお世話になっている先生の研究成果も発表されますし、この説明会には産学連携機構九州(九大TLO)も共催させていただいています。

場所は東京です。ご興味のある方、企業の皆様是非ご参加ください。

お申込はこちら  


Posted by 坂本 剛 at 10:08Comments(0)産学連携

2012年10月11日

福岡発の冷凍ケーキ(スイーツストック)

今週火曜日に定例のSAM会(綾水会)を開催しました。

そのネットワーキングで、ふくおかアイストの方が持ち込まれたのが、


五洋食品産業の冷凍ケーキ。

ケーキを急速冷凍することにより、その新鮮さを封じ込め、冷蔵庫で長期保存を可能にした商品。製造日から約1年(365日)冷凍保存が可能とのことです。

ここが「スイーツストック」というネーミングの所以。冷蔵庫にケーキをストックしておき、いつでも食べたいときに解凍して、新鮮なスイーツを味わうことができる、というコンセプトです。

唐津に向かう途中に、前原あたりで左手に「GOYO」と書かれた工場が見えます。そこで製造されているみたいですね。

現在、福岡市内のセブンイレブン各店舗において、この冷凍ケーキの試験販売が行われています。期間は11月末までということで、食べてみたい!という方は是非ともセブンイレブンで購入してみてください。

ちなみに、五洋食品産業の社長さんは、九州大学OBだったと思います。同窓の経営者の活躍、我々の励みににもなります。負けずに頑張っていきましょう!

  


Posted by 坂本 剛 at 08:07Comments(0)産学連携

2012年09月16日

UNITTアニュアル・カンファレンス2012

先週末は、一般社団法人大学技術移転協議会が主催する「UNITTアニュアル・カンファレンス2012」に参加してきました。

私は、本社団法人の企画運営委員でもあります。このカンファレンス、年に一度、産学連携関係の実務者が一堂に介し、実務の諸問題や、今後の同行等について議論する「場」です。

私自身一番興味があったのが「ギャップファンド」のセッションでした。

研究段階と事業化ステージの間にある「ギャップ」をいかに埋めるか、が産学連携の一つの課題であります。特許を取得、申請したとしても、それがビジネスとしてどう活用されるのか?試作や更なる実証データが必要な場合、その資金を誰がどうやって提供するのか?この領域は、研究ではないので、大学の研究費として実施するのには限界があります。一方、ビジネス側からすると、まだどうなるか分からない状態で、資金を供給するにはリスクが高すぎる。このギャップを埋める「何か」の一つとして注目されているのが「ギャップファンド」です。

私自身も、この数年、大学発ベンチャーの創出や支援に携わっている中で、この領域の資金の調達をどうするか、にいつも頭を悩まされてきました。個人的には、この課題に今後取り組んでいきたいと思っています。
  


Posted by 坂本 剛 at 10:35Comments(3)産学連携

2012年07月18日

研究費が増やせるメディア活用術

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「せっかくおもしろい技術なのに、そのコミュニケーションでは伝わりませんよ」。科学技術関係の取材ではこういいたくなるケースに時々、出会います。さらに私は近年、理工系大学院の授業や産学官連携の講演のチャンス、技術コミュニケーションをテーマにした博士研究などを経て、自身のノウハウを広く伝えたいと思うようになりました。
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ということで、以前から「モノづくり連携大賞」や取材などでお世話になっている日刊工業新聞 論説委員兼編集委員の山本佳世子さんが、
「研究費が増やせるメディア活用術」という本を出版されました。

山本さんは、産学連携、大学改革等の分野で、豊富な取材実績をお持ちで、ご自身も東京農工大で博士(学術)を取得されていらっしゃいます。そういった活動の中、いろんな問題意識が生まれ今回の本の執筆につながったようです。

私自身まだ手元に取り寄せていませんが、産学連携分野で活動する身としては非常に興味がある本ですね。ご興味をもたれた方、チェックしてみてはいかがですか?



  


Posted by 坂本 剛 at 08:17Comments(1)産学連携

2012年05月13日

地域政策デザイナー養成講座2012

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これからの人口減少時代、地域の活力を持続させるには、地域の特性を活かした将来ビジョンと政策が必要です。九州の地域像を九州が自ら描くことは、これから本格化する地方分権時代の要請と言えるでしょう。
そのためには、人材が不可欠です。本講座が養成する「地域政策デザイナー」とは、地域の具体的な課題を把握し、国内外の情勢や近未来をとらえた広い視野で、政策を立案できる人材です。「官」「民」を問わず、地域像をデザインできる人材を育て、九州地域に貢献したいと考えています。
九州大学の「地域政策デザイナー養成講座」は、経済界や自治体との連携によって、2010年に開設されました。民間や自治体で働く社会人と大学院生が受講生となり、2期にわたって企業経営者、首長、外交官、省庁幹部、大学教授、ジャーナリスト、NPO関係者など、幅広い分野から有識者を招き、講義と討論を重ねました。その成果は、毎年受講生による政策提案として新聞でも大きく紹介されました。
本講座が目指すのは「九州の自立と成長戦略」です。九州のあしたを担う、志の高い受講生をお待ちしています。
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ということで、今年も「地域詮索デザイナー養成講座」が開催されます。

今年から、私(および産学連携機構九州)は、この講座のお手伝いをさせていただくことになりました。

この講座は、九大内では全学共通科目、一方社会人の方にも門戸を開いている非常にユニークな講座です。まさに「産学連携」手法を用いた講座といえます。

詳細はこちら

弊社もこの数年、地域の行政機関から委託を受けて地域活性化事業を実施しています。地域の人材が、地域の政策をデザインする、ということは、地方分権が進むであろう今後の日本において、重要なコンセプトではないかと思います。

社会人の方で、そういったことにご興味がある方、是非ご参加を検討してみてはいかがですか?  


Posted by 坂本 剛 at 21:01Comments(0)産学連携

2012年04月26日

シンガポールの大学関連ベンチャー(Burpple編)

アップが遅れていますが、先々週4月17日〜20日でシンガポールに行ってきました。

目的は、AUTM Asia 2012に参加するためです。予算の関係で福岡からの直行便ではなく、行きは羽田経由、帰りは成田経由にしたので、行き帰りとも「深夜便」つまり、通常3泊4日のところ、機中泊が2回ということで、1泊4日というアラフォーの体にはちょっときつい弾丸ツアーとなりました。

初日に行われたキャンパスツアーで、私はNUS(National University of Singapore:シンガポール国立大学)の IT関係のインキュベーション視察ツアーに参加しました。その詳細レポートは後日アップするとして、その際に訪問したのが、


Plug-in@blk71というインキュベーション施設。NUS Enterprise が運営し、MDAという国の機関がサポートしているインキュベーションです。ここに多くにIT系のベンチャー企業が入居しています。


施設内には、今日本でも流行っている「co-working space」があり、創業したばかりの企業が机一つでビジネスを立ち上げようとしています。中はジャングルのようでした(笑)。

何社かベンチャー企業のオフィスに入れていただいたのですが、そのうちの一社が「Burpple」。食べ物に特化したSNSを開発しているベンチャーです。日本でもFace BookなどSNSが普及し始めていますが、一方で、単純に人と人とを繋げるソーシャルメディアに違和感を持っている人もいるのではないでしょうか。私自身もその一人です。

私は今後、単純に人を繋げる(繋がる)ようなSNSから、「興味(Interest)」を軸に繋がっているようなソーシャルメディアが増えてくるのではないかと思っています。その1例が「Burpple」。自分が食べた物を写真に撮ってアップし、それを通じてコミュニケーションをとるサービスです。一般的にFB上でも食べ物の写真をアップする方が多いと思いますが、このアプリはそこに位置情報やカテゴリー等を加え、より食べ物で繋がることに特化したソーシャルメディアです。


色々説明を聞いている内に、「僕は日本で有名なグルメブロガーだ!」と言ったら、話が盛り上がり、その場でiPhoneにアプリをdownloadしてもらいました。「日本でもサービス開始しているのか?」と聞いたら、日本語バージョンも用意し、既に数名ユーザーがいるとのことでした。


帰国後、アカウントを設定し、昨日から利用を開始しています。まだ日本のユーザーが少ないので、楽しめませんが、シンガポールの美味しい食べ物をみながら、英語の勉強にもなるし、とちょっと使ってみようと思っています。

ダウンロードサイトはこちら

みなさんもiPhoneをお持ちの方(現在は、Androidには未対応のようです)は、是非チャレンジしてみてはいかがですか?followさせていただきます。  


Posted by 坂本 剛 at 14:34Comments(0)産学連携

2012年03月22日

AUTM2012(アナハイム編)

しばらくブログが滞っていました。年度末でいろんな業務が重なったのと、先週は、3月14日から3日間AUTM2012に参加のため、アナハイムに行っていたからです。


QREPに携わっている時は、西海岸には最低一回は行っていたのですが、一昨年からその機会も減りました。また、現職に就任後は、年度末のこの時期は非常に忙しく、昨年も直前でドタキャンしました。なので、AUTMへも3年ぶりの参加になりました。


AUTMについてはこちら

日本からは、100名を越える産学連携関係の実務者が参加されたようです。某大学は10名以上を送り込まれていましたね。九大関係だと、知的財産本部から数名、九大TLOからは、私1名の参加でした。


参加期間は、まさに英語シャワーを浴びた3日間でした。この半年、スカイプイングリッシュ(英会話)、単語を覚えるのもさぼりっぱなしだったので、改めて勉強しなくちゃと感じた次第です。内容的には実務をやっているので理解しやすいのですが、ネイティブの方がマシンガントークしはじめると全然ついていけませんでした。。。ということで、早速ヒアリングマラソンを購入しました(笑)


しかし、西海岸に来て思うのは、この青空の綺麗さです。シリコンバレーのアントレプレナーは、どんなに大変なことが起きても、朝起きて、この青空をみると、元気になったり、なんとかなるさ!とポジティプな気持ちになれると言われています。

といいながら、この青空を見えたのは、初日だけ。二日目以降は曇り、帰国直前には嵐になってしまいました(笑)。どうも雨男のようですね。

  


Posted by 坂本 剛 at 12:55Comments(0)産学連携

2012年02月27日

平成24年度 九州ニュービジネス大賞

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九州地域におけるニュービジネスの創出・育成を図ることを目的に、革新的な起業家精神をもって新しい事業に挑戦しているニュービジネス企業を選定し、その成果を表彰・公表することで、九州地域のおける起業家マインドを活発化させ、チャレンジ精神あふれる地域経済づくりに貢献することを目的に「平成24年度九州ニュービジネス大賞表彰」を実施します。
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ということで、先日「大学シーズ活用セミナー」でお世話になった九州ニュービジネス協議会(九州NBC)が、平成24年度九州ニュービジネス大賞の募集を開始しました。

募集対象は、
◯事業規模の大小にかかわりなく「商品・サービス又はその提供方法など」に著しく新規性を有する事業を展開していると思われる企業で自薦他薦を問いません。

とのことです。過去に友人の会社が受賞したこともあるこの賞。企業の成長・ステップアップのトリガー及び地場大手企業とのネットワーク構築のために活用されることおすすめします。

詳細はこちら

募集締め切りは4月13日(金)。よくみると13日の金曜日ですね(笑)。我こそは!という方のチャレンジ期待しています。  


Posted by 坂本 剛 at 12:44Comments(0)産学連携

2012年01月23日

Fukuoka Global Game Jam 2012

昨年に引き続き、Global Game Jam が福岡で開催されます。


詳細はこちら

HPによると、Global Game Jam (グローバルゲームジャム) とは、全世界で同時に開される世界最大級のハッカソンです.

ハッカソン??私も知らなかったのですが、「ハッキング + マラソン」の略称で,ICT系の業界では,プログラマーが集まって短い時間で開発を行うイベントをこのように呼ぶようですね。

また、即興でゲームやソフトウエアを作り上げることから、ジャズのジャムセッションよろしく、ゲームジャムと呼ばれているそうです。

勉強になりました(笑)。

これらのイベントを仕切っているのは、九大のIT系学科(システム情報科学研究院)を中心とする学生チームです。産学連携機構九州は、昨年に引き続き後援させていただいています。

ボードゲーム開発部門・中高生用ゲーム開発部門があります。

また、プログラミングの知識がなくてもアナログのボードゲームを作成する部門があるなど、新しいものを作り出すことの興味があれば、参加可能のようです。興味がある方、是非参加してみてはいかがでしょうか?
  


Posted by 坂本 剛 at 07:55Comments(1)産学連携

2011年11月27日

SMA関連の社会実験(駐輪れぽ編)

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株式会社ナビタイムジャパン(代表取締役社長:大西啓介、本社:東京都港区)は、福岡県博多・天神エリアでの駐輪場に関する実証実験に参画することを2011年11月25日発表しました。
この実証実験では、ユーザー投稿機能付き駐輪場検索アプリ『駐輪れぽ(博多・天神)』を使って満車空車情報を含む駐輪場の基本情報を提供することで、サイクリングの利便性を向上させるとともに、違法な放置自転車の削減を図ることを目的としています。
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ということで、11月30〜12月2日で福岡で開催されるSMA( Smart MObirily Asia )の一環としての社会実験が、11月30日からスタートします。

天神地区は全国的に、違法駐車の多い地域。それらをITやスマホ、ソーシャルネットワークを活用して削減しようというものです。

具体的には『駐輪れぽ(博多・天神)』アプリを「Androidマーケット」よりダウンロードして駐輪場情報の閲覧や駐輪場の満車空車情報の投稿を行うというものです。

ナビタイムさんのプレス発表やコラボしている福チャリさんのHPでも取り上げられています。

SMAのコンセプトは、社会実験・実証実験連動型のカンファレンス。まさにその実例なのです。これ以外にも、リーボがアイランドシティでミニEVカーのシェアリングサービスについての実証実験や、先日ブログでアップした九大伊都キャンパスでの電動サイクリングのレンタル事業の実証実験と、まさにITとMobilityに関する実証実験がSMA開催中に福岡地域で実施されます。こういったことが可能な地域が福岡なのです。

みなさん、今週からついにSMAが開催されます。私もカンファレンスでは2回登壇しますので、会場でお会いしましょう!  


Posted by 坂本 剛 at 08:43Comments(2)産学連携