大学の産学連携組織で大学発ベンチャーの支援を行いながら2008年3月に無事QBS(九大ビジネススクール)を修了しました。そして、2010年4月からは、産学連携的な会社の代表取締役社長に就任。2014年6月に任期満了により退任し顧問として活動しています。大学まわりの情報や産学連携に関する情報を独自の視点で発信していきたいと考えています。

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2007年10月02日

「バラシ」(日本の競争力編)



先日日経新聞を読んでいると、「バラシ」という言葉が記事にありました。

「バラシ」・・・なんだかやばそうな言葉に聞こえますが、これは「iPhone」や「iPod」、「ニンテンドーDS」など、話題のデジタル機器を発売後にすぐバラシて、主要な部品の種類やメーカー、販売価格等の情報を解説するサイトのことだそうです。

このような世界的にヒットしている商品に部品を供給しているということは⇒部品協キュメーカーの業績は上がる⇒株価は上がるはず・・・ということで、投資家はこのバラシサイトをよくチェックしているそうです。

以前エンジニアをやっていたときは、自ら設計した構想図から部品図を起こすことを「図面をバラす」と言っていましたが、今の世の中、いろんなところにビジネスチャンスがあるんだと感心しました。

iPhoneには、日本のメーカーの様々な部品が採用されているみたいです。
シャープの液晶、村田製作所のコンデンサー、半導体メモリーは東芝等々。

しかし、これら日本メーカーは、あくまで部品を供給しているだけであり、iPhoneのような世界中の消費者に受け入れられるような最終製品を生み出しているわけではないんですよね。
(シャープのような会社は除きますが)

現に、日経新聞(2007.09.30朝刊)によると、東芝はiPodに似たプレーヤーや、検索エンジンを、アップルやGoogleよりも早く商品化していたのに、マーケティングの弱さや、使い勝手、いわゆるインターフェースの部分で米国勢に勝つことができなかったとあります。

いわゆる「プロダクトアウト」的な発想、いいものは売れるという発想が日本企業の場合(特にエスタブリッシュされた総合メーカー)にはいまだにあるんでしょうね。

B to Bであれば、そのような発想でもやれるんでしょうが、B to CになるとそうはいかないのはこれだけWebが発達した情報化社会では自明です。

ただ、日本のメーカーもこの分野でやられっぱなしという訳ではありません。

SONYのRollyなんて、いい例ではないでしょうか?

ブレークするかどうかは分かりませんが、このような製品をマーケットに投入できたということは、SONYの復活もそう遠くはないと思った次第です。

買ってみようかな?

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Posted by 坂本 剛 at 07:55Comments(0)今日の出来事