大学の産学連携組織で大学発ベンチャーの支援を行いながら2008年3月に無事QBS(九大ビジネススクール)を修了しました。そして、2010年4月からは、産学連携的な会社の代表取締役社長に就任。2014年6月に任期満了により退任し顧問として活動しています。大学まわりの情報や産学連携に関する情報を独自の視点で発信していきたいと考えています。

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2008年03月13日

アジアラウンドテーブル&QREP発表会



年度末でみなさまドタバタされていること存じますが、3月24日に今年度最後のアジアラウンドテーブルと、先日実施したQREPの発表会を合同で開催いたします。

私に会いたい方、QREPに参加した学生を見てみたい方、学生ベンチャーに興味がある方などなど、奮ってご参加くださいね。

以下、案内文です。(毎度恒例の長文ですが、ご容赦くださいね(笑))

●○_______________________________________________________
2007年度 第5回 アジアラウンドテーブル開催案内

「大学発ベンチャーが地域を変える、世界を変える!」
-起業家精神溢れるアジアの若者達のチャレンジの可能性を探る-
http://imaq.kyushu-u.ac.jp/seminar/detail.php?SRN=168

同時開催:九州大学/ロバート・ファン/アントレプレナーシップ・
プログラム(略称:QREP)2007年度 参加学生成果発表会
-シリコンバレーから学ぶ九州活性化大作戦-
________________________________________________________○●
(ホームページ)http://imaq.kyushu-u.ac.jp/seminar/detail.php?SRN=168

 他の先進国に比べ、日本人の起業家精神(アントレプレナーシップ)は低い
と言われています。特に大学生をはじめ、日本の若者のチャレンジ精神は世
界各国、特にアジアの国々に比べても極めて低いと言われています。また世
界の経済のエンジンといわれる米国シリコンバレーでは、学生の創業する大
学発ベンチャーはGoogleなど大きな存在であり、学生たち若者の起業家精神
が地域や社会の活力の源となっています。また世界を変える原動力でもあり
ます。
 そこで今回のラウンドテーブルにおいては、大学発の学生ベンチャーに焦
点を当て、その社会的意義、成長・成功の条件を議論したいと思います。また
同時に、学生・若者にとって自ら起業することの意味、意義、背景などにつ
いても討論したいと思います。
 今回は、韓国で2,000万人を超える会員を有し、韓国国民の約半分がメンバー
という巨大ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)企業、サイワールド
(Cyworld)創始者の李東炯(イ・ドンヒョン:Mr. Dong Hyung Lee)氏を韓
国からお呼びし、基調講演をしていただきます。李東炯氏は韓国屈指の研究型
大学たる韓国科学技術院(KAIST)卒業後まもなくサイワールド社を創業した、
韓国大学発ベンチャーの雄として知られています。李氏からは、サイワールド
社成長の軌跡とともに、韓国における若者の起業家精神などについて語ってい
ただきます。また今回は、日本の大学から、慶応大学発学生ベンチャー、スパ
イバー株式会社創業者の関山和秀代表取締役社長、東京大学発学生ベンチャー、
アシアル株式会社創業者の田中正裕代表取締役社長、九州工業大学発学生ベン
チャー、株式会社マルテック創業者の林 維毅(Lim Wee Yee)代表取締役CEO
の3人の方にご参加いただき、李氏を交えて「大学発学生ベンチャーの役割と成
長の条件」と題してパネルディスカッションを開催いたします。林氏はマレーシ
ア出身の留学生で他のアジアからの留学生とともに創業した異色の大学発ベンチ
ャーです。
さらにまた今回は、シリコンバレーにおいて本年3月、1週間の起業家精神育成
プログラムに参加した九州大学の学生による成果報告会も併催致します。学生達
が感じたシリコンバレーの起業家精神と、九州を活性化させる方策の提案をお聞
き頂こうと思います。本イベントは、アジア、日本で活躍する大学発学生ベンチ
ャーの創業者が一同に介して、福岡で大学生、若者の起業家精神とそのビジネス
を語る大変貴重な機会となります。またチャレンジ精神に目覚めた学生たちの意
欲に溢れたメッセージを聞く良いチャンスです。皆様奮ってご参加いただきます
ようお願いいたします。
尚今回は従来と異なり平日の午後に開催されます。今回は多数の方の申し込みが
予想されますので、同一企業からの参加を制限させていただくことや学生を優先
する可能性がありますことをご了承下さい。
http://imaq.kyushu-u.ac.jp/seminar/detail.php?SRN=168


1.日 時
平成20年3月24日(月) 15:00~20:00 (14:30 開場)
・ラウンドテーブル&成果報告会(無料) 15:00~18:45(円形ホール)
・交流会 (参加費1,500円) 19:00~20:00(シャポー)

2.場 所
アクロス福岡1F 円形ホール(福岡市中央区天神1-1-1)
喫茶室 シャポー(アクロスビル1階南側公園前)

3.内 容
全体テーマ
「大学発学生ベンチャーが地域を変える、世界を変える!」
-起業家精神溢れるアジアの若者達のチャレンジの可能性を探る-

①基調講演、QREP成果報告会、パネルディスカッション(15:00~18:45)
・基調講演
(演題)「韓国の若者が目指す世界的ネットコミュニティの実現」(仮題)
(講師)李 東炯 氏(Mr. Dong Hyung Lee)
韓国SK コミュニケーション社 上級副社長(Cyworld社創業者)

・QREP成果発表
(テーマ)「シリコンバレーから学ぶ九州活性化大作戦」
-自己紹介とQREP参加感想およびニュープロジェクトの提案-
(発表者)九州大学2007年度QREP参加学生

・パネル討論
(テーマ)「大学発学生ベンチャーの役割と成長の条件」(仮題)
-大学発学生ベンチャーの特質、若さ、起業家精神は世界を変えるか-
(パネリスト)
関山 和秀 氏 スパイバー株式会社代表取締役社長(慶応大学発ベンチャー)
田中 正裕 氏 アシアル株式会社代表取締役社長(東京大学発ベンチャー)
林 維毅 氏 株式会社マルテック代表取締役CEO(九州工業大学発ベンチャー)
(モデレーター)
谷川 徹 九州大学総長特別補佐/教授/知的財産本部副本部長

②交流会(19:00~20:00) 交流会参加費:1,500円


4.スケジュール (今回は夕刻ではなく、午後15:00より行われますのでご注意下さい)
14:30 受付開始
15:00 開会・開会挨拶 (谷川徹 九州大学総長特別補佐/教授/知的財産本部副本部長)
15:05 基調講演
15:45 QREP参加学生成果発表会
17:05 パネルディスカッション
18:45 閉会挨拶
19:00 交流会開会
20:00 交流会閉会

5.定 員 80名

6.申し込み方法
参加ご希望のかたは、次の必要事項をご記入のうえ、3月19日(水)までにEメールまたは申し込みフォームにてお申し込み下さい。
①氏名 ②会社名・部署名 ③役職名 ④住所(郵便番号) ⑤電話番号
⑥メールアドレス ⑦交流会参加の有無;参加、不参加(いずれかを記入)
■E-mailでの申し込み (宛先) startup@imaq.kyushu-u.ac.jp
■申し込みフォームより (URL) https://imaq.kyushu-u.ac.jp/eventform/art05.php

7.お問い合わせ先
起業支援グループ 近藤 (TEL:092-642-4356  FAX:092-642-7133)
国際産学官連携センター 佐々木 (TEL:092-642-7031  FAX:092-642-7128)
http://imaq.kyushu-u.ac.jp/seminar/detail.php?SRN=168

(講師紹介)
李 東炯 氏(イ・ドンヒョン:Mr. Dong Hyung Lee)
韓国SK コミュニケーション社上級副社長(Cyworld:サイワールド社* 創業者)
韓国慶福大学遺伝子工学科卒業、韓国科学技術院(KAIST) Techno経営大学院
修士課程1998年修了後、1999年サイワールド創業および代表取締役就任。急成
長を遂げた後2003年に韓国有力財閥SKグループの一つ、SKコミュニケーション
に買収された。その後2005年のサイワールド・ジャパン代表取締役を経て現在
SKコミュニケーション社上級副社長。李氏が友人とともに創業したサイワール
ドは、韓国総人口4,300万人の半分に近い約2,000万人が利用するソーシャル・
ネッ トワーキングサイト(SNS)である。同社は広告収入以外の収益として関
連サービスの月間売上高約10億円を計上、また30%を越える収益率を誇ってい
る。1999年、韓国でサイワールドという企業を創業してから、2003年までに毎
年のようにサイワールドのネットサービスをアップグレードするプロジェクト
に取り組み、3度目のプロジェクトで生まれたホームページサービス、「ミニホ
ムピィ」は、現在2,000万人が利用し大成功のプロジェクトとなった。サイワー
ルドは今や韓国のみならず、中国、日本、米国、台湾、ベトナムにまで事業を
拡大、月間ページビュー160億回という、世界的レベルでの巨大サイトの一つに
成長している。大学卒業後まもなく若くしてネットビジネスを立ち上げ、短期間
に国を代表するビジネスのひとつにまで上り詰めた、サイワールドのビジネスモ
デルと、彼の起業家精神の背景、大学の効用などを語っていただくことにする。
* http://jp.cyworld.com/

(パネラー紹介)
関山 和秀(せきやまかずひで)氏
スパイバー株式会社* 代表取締役社長 (慶応大学発ベンチャー)
 スパイバー社は慶応義塾大学先端生命科学研究所(山形県鶴岡市)で博士課程
1年であった関山和秀氏が、たんぱく質の合成で「クモの糸」を大量生産する技術
を開発、2007年9月に創業した大学発バイオベンチャー企業である。クモの糸は
「次世代のバイオ繊維」として注目される素材であるが、同社(同ビジネス)はSFC
Entrepreneur Award 2004において特別賞を受賞、またSFC Entrepreneur Award 2007においてあずさ監査法人賞、SFC大賞を受賞、
さらにはGlobalTiC Talentrepreneur Award & Forum 2007においてThe Best Entrepreneur Ship Awardを受賞し台湾教育省副大臣
から表彰されるなど多くの賞を受賞している。
 関山氏は2001年7月より慶應義塾大学環境情報学部所属し、バイオの研究活動に
従事して7年。2005年同学部を卒業後同大学政策・メディア研究科修士課程に入り
現在後期博士課程に在学中。専門はバイオインフォマティクス、遺伝子工学、微生
物工学。
* http://spiber.jp/jp/company.html

田中正裕(たなかまさひろ)氏
アシアル株式会社* 代表取締役社長 (東京大学発ベンチャー)
 アシアル(Asial)社は創業者の田中社長が東京大学在学中に立ち上げた大学発
ベンチャー企業。事業内容は、開発ソフトウェアの販売や開発者向けの情報サイトの
運営、技術コンサルティング、教育サービスの提供など多岐にわたる。単なるSIer
としての活動ではない技術を開発、提供する仕事に取り組んでいる。 
田中氏は香川県出身。小学生の頃数年間アメリカで過ごしたことがきかっけとなり、
コンピュータの楽しさにふれインターネットを知る。2000年に東京大学に入学後も
ベンチャーや技術経営に関心を抱き、2002年7月に大学3年、21歳にしてアシアル株
式会社を設立、代表取締役に就任した。その後東京大学大学院を中退し現職に専念。
「超極める!PHP」や「日経ソフトウェア特集」、「symfony×PHP」など多くの技術書の執筆と講演を行っている。直近の夢は、仲間と豊かな会社を作
ること。将来の夢は、ITの中心地シリコンバレーでビジネスを展開することとのこ
と。
* http://www.asial.co.jp/index.php


林 維毅(リム・ウィイ:Mr. Lim Wee Yee)
株式会社マルテック* 代表取締役CEO (九州工業大学発ベンチャー)
マルテック社は、九州工業大学大学院情報工学研究科のマレーシア留学生であった
林 維毅氏が同大学のアジアからの留学生たち(インドネシア、ベトナム、ミャンマ
ー)とともに、1999年設立した大学発ベンチャー企業である。(a)次世代インター
ネットのソフトウエアとハードウエアの研究・開発・販売(メッセー ジングシステ
ム、IP電話、コンピュータセキュリティなど)、(b)ソフトウェア全般受託開発や
インターネット関連サービス、(c)コンピュータやインターネットに関するコンサ
ルティング、(d)海外ビジネス支援など、IT関係を中心とした多岐にわたるサービ
スを行うが、福岡県飯塚市という地方に立地しながら、世界市場展開を目指す元留学
生の経営する起業家精神に溢れた企業である。林氏は1990年代半ばに奈良県の高専を
卒業後九州工業大学に入学、同社の創業メンバーの一人で2001年より代表取締役。
2007年には地域のクラスター形成に寄与したとして、文部科学省科学技術政策研究所
の設けた「ナイス・ステップな研究者」に選ばれている。
* http://www.maltech.jp/

(モデレーター紹介)
谷川 徹(たにがわとおる)
九州大学教授/知的財産本部* 副本部長兼国際産学官連携センター長/
ベンチャービジネスラボラトリー長
日本政策投資銀行(旧日本開発銀行)で27年間勤務した後、かつて勤務したカリフォル
ニア(元ロスアンジェルス首席駐在員)でベンチャー育成とシリコンバレーのハイテク
クラスター形成法を学ぶべく、単身シリコンバレーに渡りスタンフォード大学客員研究
員として活動。現地の産学連携、ベンチャー育成の実態を研究したほか、当地の日本人
起業家支援団体SVJENの創設にもかかわる。2002年、九州大学の産学連携システム構築の
ため帰国、教授就任。2003年春より居も福岡に移して地域の国際化、ビジネス創造に熱
意を注ぐ。現在九州大学の産学官連携推進一元組織たる知的財産本部の副本部長として、
同大学産学官連携促進活動の指揮をとるほか、同本部国際産学官連携センター長として、
また同大学ベンチャービジネスラボラトリー長として、国際連携活動や大学発ベンチャー
育成、起業家教育にも取り組んでいる。
* http://imaq.kyushu-u.ac.jp/
以上

九州大学/ロバート・ファン/アントレプレナーシップ・プログラム* 紹介
九州大学を卒業し米国で大成功をおさめた元台湾人留学生、Mr. Robert Huang(ロバート
・ファン氏)の寄付金の一部を活用し、昨年度より九州大学知的財産本部主催、九州大学
カリフォルニアオフィス共催の形で開始した、九州大学の学生に対する起業家精神の涵養
を主目的とした起業家教育プログラム。
“起業家精神の涵養、移民文化、国際的多様性の理解”等を目的として、ハイテクベンチ
ャーのメッカである、アメリカ-カリフォルニア州の“シリコンバレー”において現地の
一流起業家等からの講演や同世代の大学生等との交流を通じて、自らのキャリア形成を考
え、また新たなことにチャレンジする意欲・意識を高めたいと思う受講生を対象に実施さ
れる。今年度は2名の学生(九大生22人、提携校早稲田大5名)、2名の社会人、計29人を対
象に3月上旬に実施した。
* http://imaq.kyushu-u.ac.jp/topics/docs/pdf_071206_141056_1.pdf  

Posted by 坂本 剛 at 07:33Comments(0)イベント告知