大学の産学連携組織で大学発ベンチャーの支援を行いながら2008年3月に無事QBS(九大ビジネススクール)を修了しました。そして、2010年4月からは、産学連携的な会社の代表取締役社長に就任。2014年6月に任期満了により退任し顧問として活動しています。大学まわりの情報や産学連携に関する情報を独自の視点で発信していきたいと考えています。

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2009年09月03日

アップルパイ(朝倉の地域資産)

先週末の合宿の続きです。先々週末に地元久留米荒木町で中学時代の同窓会が行われ、その後、同窓生専用のBBS(掲示板)が立ちあげれました。その中で、同級生といろいろやりとりしているのですが、私が今度朝倉に行くと書き込んでいたら、幼馴染が「アップルパイが美味しいお店があるよ」と教えてくれました。

そして、合宿が終わり、帰り道でふと見つけたのが「アップルパイ」の看板。お土産はなにか買おうと思っていたので、看板を頼りにたどりついたお店が、


林檎と葡萄の樹
幹線道路(386号)から結構距離がありましたね。

 
しかし、お店の駐車場はほぼ満杯。みなさん、わざわざこのお店を探して来店されているようです。いわゆる「目的買い」です。

朝倉でなんで林檎?とお思いの方もいるかもですね。朝倉の方に伺ったところ、以前、梨や柿が自然災害(大雨か台風だったかな~)で被害を受けた際に、林檎の植樹を行政が推進したそうです。その時の林檎を活用して作り上げたのが「アップルパイ」だそうです。なので、このお店以外にも、数件アップルパイを売りにしているお店がありました。林檎を生産し、そのアップルパイを製造、カフェも展開されているという点で、小さいですが1×2×3=6次産業モデルのひとつではないかと思った次第です。

ということで、


そのアップルパイですが・・・


こんな感じ。我が家の味覚センサー「あかりセンサー」によると、爆食いしてましたので、お味のほうは「◎」だと思います。

ちょっとショックだったのは、その後に立ち寄った三連水車の直売所でこのアップルパイを販売してたこと。わざわざ看板を目印にお店まで行ったんですけどね・・・




  


Posted by 坂本 剛 at 08:03Comments(0)地域

2009年09月02日

農家レストラン(朝倉の地域資産)


先週末に行った合宿。午前中に現地視察を行った後、昼ごはんは、地元の農家レストラン「 楓(ふう)」で食べました。市議のご推薦のお店です。


国道386から横道にそれ、手作りの看板と渡された地図を片手にたどりついたは、本当の「農家」。その建屋をレストランに改造しているみたいです。

早速目に付いたのが、

「ぶた横断中、飛び出し注意」の看板。マジ~と思っていたら


本当に子ブタが飛び出してきました(笑)。


一部の子ブタは放し飼いにしているようです。ある意味、お店の看板子ブタ?にしているのかもしれませんね。


中はこんな感じ。予約していたとはいえ、いきなり30名弱が入ったのでお店は大わらわでした。


さすが農家レストラン、野菜料理はおいしかったですね。以前だとそんなこと感じなかったと思いますが、四十路を越えると、サトイモの煮っころがし、白和えなどのさっぱりさが体に合うんですよね。。。


メインは、豚の塩焼き・・・うん??まさかさっきのブタちゃんのパパかママ??
ちょっと微妙な気分になりました(笑)

このようなレストランは、まさに朝倉市のような農業が盛んな地域にとっての「資産」。非常に分かりづらい場所でしたが、駐車場はほぼ満杯でした。みなさん、わざわざスローフードを食べに来店されているのです。このようなお店は市内に結構あるようですが、みなさんスタンドアローン状態なのが課題なのかもしれません。基本は「個」だと思いますが、それらをつなぐ仕組みづくりを行い、「個」をネットワーク化し、その地域全体を活性化させることが重要であり、そのような取り組みを行うのが、地域の行政機関・政治家のみなさんのミッションではないでしょうか?

次回は、家族を連れて食べに行こうと思っています。  


Posted by 坂本 剛 at 07:11Comments(0)地域

2009年09月01日

北陸のイノベーション(澁谷工業編)

先日ブログにアップした「北陸のイノベーション(日本海の魚編)

ロボットの写真をちょこっと載せていましたが、メインは「日本海の魚」。最近「グルメブログ化」していると言われるこのブログ(笑)。澁谷工業さんの了解を得て、ロボットや澁谷工業さんのことをもう少しアップします。

今回訪問した澁谷工業さんは、元々瓶を洗浄する機械を作っていた会社で、その後ボトリング(ビールやジュースを高速で充填するシステム)事業を中心に成長を遂げ、今では半導体製造システム・レーザー加工システム、医療機器の製造販売等様々な分野へ事業拡大を行っていらっしゃいます。

この会社の強みは、社内での異業種連携。コアな技術をベースに横展開することが可能なのです。例えば医工連携。無菌状態を構築・維持する技術と半導体製造技術で培ったロボティクスを組み合わせ、例えば再生医療関係の機器を開発することができるのです。今回は、そういった技術を九大の医療関係のプロジェクトとコラボレーションできないかということで訪問したのです。


外観はこんな感じ。人間の手の役割を行う2本のロボットアームを無菌状態を形成・維持するアイソレーター内部に配置し、それを外部から遠隔操作します。


まずは、社員の方に見本を見せていただき操作方法をチェック。


本来は左右2本の手で操作を行うのですが、今回は片手でテスト。


最初は、手をどのくらい動かしたらアームがどのくらい動くのか?の感覚がつかめなかったのですが、だんだん慣れてくると、操作が面白くなってきました。このようなシステムであれば、完全無菌状態を壊すことなく、培養作業や研究関係の操作が容易に可能なんじゃないかなと思った次第です。無菌状態を汚染する一番の原因は「人(ヒト)」ですもんね。

社内をご案内いただいたスタッフのみなさんも、非常にフレンドリーな感じでした。これは個人的な印象ですが、上下関係が官僚的ではなく、非常にフラットな感じがしました。つまり、現場のいろんなアイデアが活かせる組織だなと。そういった社風だからこそ様々な分野への展開や新しいイノベーションが生まれているのではないかと思った次第です。

どんなコラボレーションができるのか?これからが楽しみです。  


Posted by 坂本 剛 at 07:19Comments(0)大学発ベンチャー支援