大学の産学連携組織で大学発ベンチャーの支援を行いながら2008年3月に無事QBS(九大ビジネススクール)を修了しました。そして、2010年4月からは、産学連携的な会社の代表取締役社長に就任。2014年6月に任期満了により退任し顧問として活動しています。大学まわりの情報や産学連携に関する情報を独自の視点で発信していきたいと考えています。

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2010年06月29日

線と記憶〜九州大学芸術工学作家展〜

先日会った、九大芸工院の学生から以下のメールをいただきました。

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皆様におかれましては、ますますお元気でお過ごしのこととお慶び申し上げます。

さて、山元隼一、吉田三沙子、甲斐舞子、園田大也はこの度、グループ展「線と記憶〜九州大学芸術工学作家展〜」を
2010年6月28日〜7月4日に開催の運びとなりましたので、下記の通りにご紹介申し上げます。

+++
ということで、彼らの制作物のグループ展が昨日から始まっています。学生といっても、彼らは皆さんが目にする映像・コンテンツを実際作ったりしています。

詳細はこちら

作家のプロフィール等は以下のとおり。

■作家名…………………………………………………

山元隼一 : アニメーション作品「memory」「熱血宇宙人」で国内外の様々な賞を受賞。在学中からテレビ ドラマ、ミュージックビデオ、市の PR アニ メーションなどの映像作品を手がけている。
吉田三沙子 : 線画による細密描写のデジタルコラージュ作品を中心に制作を行っている。
甲斐舞子 : 配置の美しさに惹かれ、コラージュ作品を制作。
園田大也 : 3DCG やストップ モーションアニメーションの作品を主に制作しており、 キャラクターデザイン、ゲーム制作なども行っている。

■紹介文……………………………………………………………………
私たち九州大学芸術工学部においてデザインを学ぶ四人による映像、イラストレーション展です。
コンピュータグラフィックスアニメーション、ドローイングアニメーション、コラージュ作品、
線画によるイラストレーション作品などの展示を行います。各作家が、デザインという観点から
線画の美しさ、記憶をテーマにそれぞれ作品を制作しています。

彼らのアクティビティも九大がもつ重要なアセットであり、実は、彼らとコラボレーションできないか?といろいろ画策しています。詳細は・・・まだ内緒です(笑)。

ご興味のある方、是非会場がある新天町に足を運んでみてはいかがですか?

そうそう、大名なうのみなさん、是非お願いいたします!  


Posted by 坂本 剛 at 08:19Comments(0)九州大学

2010年06月28日

学内も、サッカーで盛り上がる

++++
FIFAワールドカップ2010開催1週間前の平成22年年6月5日(土),KUFSA(九州大学留学生会)主催のサッカー大会が,伊都キャンパスで開催されました。
 快晴に恵まれたこの日,博多湾越しに百道浜のビル群を望むグランドにマレーシア,韓国,中国,日本などのナショナルチーム,芸術工学府チームなどキャンパス代表,留学生会館チームなどの10チームが集まりました。様々な言語が飛び交う中,赤や青のユニフォームを着た学生たちは,何度もぶつかり合うような熱い試合を繰り広げました。
++++
ということで、現在ワールドカップで世界中が盛り上がっていますが、九大内も、サッカーで盛り上がっているようです。

詳細はこちら

サッカーのすごいところは、「グローバル化」「世界の共通言語」であること。ここで米国は除くといいたいところですが、米国もベスト16に入っていますし、クリントン元大統領が、ミックジャガー(英国)と試合観戦をしている映像が映されていましたね。G20でも、国のトップ同士の会話のネタにもなっています。

明日は、パラグアイとベスト8をかけた大一番が待っています。

がんばれニッポン!  


Posted by 坂本 剛 at 08:11Comments(0)今日の出来事

2010年06月23日

拡販!(いも九編)

以前も、ブログで取り上げたことがある九大ブランドグッズ「いも九」


この度、福岡空港や博多駅で購入できるようになったようです。

詳細はこちら

販売のメインは生協ですが、諸事情により、ネットで購入できるのは福岡県居住の成人のみとなっているようです。

ご興味のある方は是非購入してみてはいかがですか?  
タグ :いも九


Posted by 坂本 剛 at 18:03Comments(0)九州大学

2010年06月22日

パブリックコメント(未公開株編)

昨日からtwitterで話題になっている「新規公開前に行われる不適切な自己募集を規制するための「有価証券の引受け等に関する規則」等の一部改正について

簡単に言うと、「IPO(上場)等を目指すベンチャー企業など(未上場会社)が上場前に個人投資家を対象に勧誘行為(個人に出資を依頼する)を行 っていた場合には上場できないことを明らかにする。」ということです。。。

ふーん、いいじゃんと思われる方がいらっしゃるかもしれませんが、ベンチャー企業経営者や産学連携関係者にとっては一大事です。

産学連携関係でいうと、我々が支援している大学発ベンチャーにとってインセンティブが全く働かないことになります。

一般的に、新たなテクノロジー・サービスを持って起業する、いわゆるベンチャー企業を創業する場合、日本の金融マーケットにおいて、創業時点・直後(アーリーステージ)にVC(ベンチャーキャピタル)から出資を得ることは非常に困難です。そのため、3F(Family Friend Foolish)を中心とした個人、いわゆるエンジェルからお金を集めることになります。その後、事業が進んでいけば、VCが投資を行う(かも)といった流れになります。

この規則改正は、そのような資本政策行為を行った企業は、上場できない(制限される)とするということです。。。

日本の場合、米国と異なり、税制の問題もあり「富」の再生産が行われにくいため、エンジェル自体が少ない上、それ自体を制限するということは、リスクを背負い、人生をかけてイノベーションの起爆剤・エンジンとして期待されるベンチャーを起業するアントレプレナーにとって死活問題になります。

私の師匠(勝手に呼ばせていただいています)であるインフォテリア(マザーズ上場)の平野さんも、twitterでコメントされています。

この改正案の裏には、未公開株詐欺による被害拡大があるのは理解しています。しかし、この改正は納得できません。

以前、メカ設計をやっていた時にこんなことがよくありました。

一度設計したものをよくよく考えると、どこかに不具合があり、設計を変更してみる、、、それを数度繰り返して「ようやくうまくいった!」と喜んでみると、本来求められる機能を失っていた・・・いわゆる本末転倒状態

この改正は、まさに同じようなことをやっているとしか思えません。。。

みなさん、是非パブリックコメントを!7月1日までです。私もコメントします。  


Posted by 坂本 剛 at 07:40Comments(0)大学発ベンチャー支援

2010年06月20日

日本酒的な励ます会(うわのそら編)

先ブログのとおり、今週はずーと夜の会食が続きました。。。

6月17日には、最近色々大変な某CEOを励ます会、ということで彼を含め3名で食事をしました。


場所は、春吉の「うわのそら」。雰囲気がいいお店です。

今回、先日来補助金関係でお手伝いさせていただいた企業の取締役の方とご一緒させていただいたのですが、彼がこのお店を予約してくれました。

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事前にHPでチェックしたのですが、日本酒を含め、お酒が非常に充実しているな~という印象でした。。。

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料理はコースに日本酒付き。夏っぽい日本酒を、お店の方がきちんと説明しながらサーブしてくれました。で、気付いたのが「とどろき酒店」の印。聞いてみると、このお店のオーナーがとどろき酒店なんだそうです。とどろき酒店と言えば、自宅の近くにあるこだわりの酒店です。

昨年は、年に一度行われるイベントで、こだわりの焼酎を購入させていただきました。

そのため、日本酒の飲み方も、普通のお店とは異なり、チェイサーよろしく、日本酒を作る際に利用するお水が一緒に提供されました。お酒と同じ量のお水を飲むと、悪酔いしないそうです。これは、今後活用させてもらおうと思っています(笑)。

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料理は、和を基本とする創作料理が中心。

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味もまずまずでした。日本酒付きのコースの内容についてはこちら

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冒頭にも書きましたが、そもそもこの会食は、某CEOを励ますために行ったのですが、同席した取締役も、7月から代表取締役に就任されるということで、お祝いの会にもなった次第です。

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おなじ取締役でも、「代表」がつくかどうかで、法律的にも責任という意味で大きく異なります。

4月から産学連携機構九州の代表取締役に就任して、今までの支援する立場と大きく異なるのは、自分のポジションが「決裁」する立場にあるということです。大手企業出身の方で、「俺は某商社時代に数百億のプロジェクトを動かしていたんだよね!」といって自慢される方がいらっしゃいましたが「あなたが、契約書のサイナーですか?」と質問したいですね。そのプロジェクトに多大な貢献をされた(かも)のは事実かもしれませんが「決裁したかどうか?」という点では、間違いなく社長さんが決裁されていらっしゃるハズです。

そういった意味で、同じ立場で同年代の気のおけない仲間は非常に重要なネットワークの一つなのです。悩みは、共通な場合が多いですからね。

このお店、気のおけない仲間とまた使ってみたいと思った次第です。  


Posted by 坂本 剛 at 11:34Comments(1)ネットワーキング

2010年06月19日

九州経済フォーラム総会

今週は、月曜日から金曜日まで、なんだかんだと会食・イベントが続きました・・・
体調・体重キープが非常につらい6月です(笑)。
ということで、6月15日~16日と東京出張をし、16日の夕方に「九州経済フォーラム」の総会に参加しました。

九州経済フォーラムとは、九州に活動の拠点をもつ若手経済人の意思と情熱を終結し、国家的・国際的視点に立つ中央の行政、経済界の新鋭かつ優秀な人材との交流活動を推進し、会員の啓発・親睦を高め、九州各地域に豊かな見識と強固な指導力をもった経済人を育成する。行政関係出先機関のトップと九州各県の行政および経済人等の交流促進を図り、九州の経済界の活性化を推進する・・・といった目的のもと設立された経済団体であり、“創ろう九州新時代、拓こうアジアの新世紀”のスローガンのもと事業を推進しています。

詳細はこちら

産学連携機構九州も当フォーラムの会員であり、この度総会に初めて出席した次第です。


総会に先立ち、記念講演会が行われました。講師は、NHK福岡放送局の遠藤局長。

「NHK芸能番組の舞台裏」というテーマでした。

九州経済フォーラムの現会長は、JR九州の石原会長。その他、会員の皆さんも、地元財界のトップクラスの方が名を連ねています。

総会では、平成21年度の事業報告、平成22年度の事業計画等の審議が行われ無事終了。

ちなみに、このフォーラムの事務局を担当している福岡県中小企業経営者協会に理事・局長待遇として4月から働いているのは、QBSの同ゼミつながりの古賀さんです。

また、以前からtwitterで交流している石井さんとも初めてお会いしました。ということで、、、


いつものポーズでパチリ。

懇親会では、いろんな方とお話をさせていただきました。地元財界の皆さんと交流するにはちょうどいい大きさのネットワークだなと思った次第です。今後もちょくちょくイベントには参加しようと思っています。

  


Posted by 坂本 剛 at 15:50Comments(0)ネットワーキング

2010年06月14日

QREP同窓会(松尾所長を囲む会編)


先週の月曜日(6月7日)に、QREPの同窓会が行われました。

QREPの立役者の一人が、九大カルフォルニアオフィスの松尾所長。

松尾所長の帰福をキッカケに同窓会が行われたのです。

場所は、天神福ビルの御膳屋

20名弱が集まりました。


QREPは現在5回やっているので、早稲田含め100名を超えるOB・OGがいます。

ここ数カ月、私自身、環境の変化でドタバタしていて、精神的余裕があまりありませんでした。そんな中、QREPのメンバーに会うと、なんだかパワーを貰えた気がしました。


最後は記念写真をパチリ。最近、いつものポーズはカメラを変えてからイマイチなので、店員さんに撮ってもらいました。

次回の同窓会にも参加しようと思っています。  


Posted by 坂本 剛 at 08:16Comments(0)九州大学

2010年06月11日

科学技術の未来予測

文部科学省科学技術政策研究所は10日、研究者らの意見を基にした今後約30年で国内に普及する科学技術の未来予測を発表した。。。

ということで、NISTEP(科学技術政策研究所)が定期的に行っている「科学技術の未来予測」レポートが発表されたようです。

NISTEPとは、文部科学省附属の研究・調査機関で、主に科学技術政策関係の調査・研究を行っています。私のQBS時代の恩師である永田先生(九大准教授)は、今年の3月末まで2年間、NISTEPの主任研究員を務めていらっしゃいました。

私自身も、九大知財本部時代には、大学発ベンチャー関係でヒアリングを受けたり、アドバイスを求められたりしたことがあります。

今回の予測では、医療や環境など12分野、832課題について実施し、技術が社会に普及するとみられる時期を、大学の教員や企業の技術者ら約2900人へのアンケートを通して検討したそうです。

レポートの詳細についてはこちらでダウンロード可能です。

またウエブニュースでも取り上げられています。

主な予測は以下のようなものがあります(数字は普及時期)

 2023 交通事故の防止や車両故障の予知が可能となる運転システム

 25 1回の充電で電気自動車が約500キロ走れる高性能電池

 27 テロ対策や災害救助に利用され、人間の知覚能力を超えたロボットの自治体や警察への配備

 29 砂漠の緑化技術

 30 エネルギー変換効率60%以上の太陽電池

 31 がんの転移を抑止する薬剤。地球周回軌道の宇宙観光旅行

 32 さまざまな組織になる人工多能性幹細胞(iPS細胞)を使った再生治療

 33 アトピー性皮膚炎などのアレルギー疾患を完全に治す治療法
 34 深海に分布するメタンハイドレートの経済的な生産技術

 37 マグニチュード(M)6以上の地震の発生予知

 38 高速増殖炉サイクル技術

 40 永続的に利用できる有人月面基地

 41年以降 現在の海外旅行並みに安全で、100万円以下で可能な宇宙旅行

我々のような仕事をしていると、上記技術の中には、既に研究段階では実現している技術が結構あります。

個人的には、緑色をつけた技術の予測は当たる・当たってほしいと思っています。その根拠は全くありませんが(笑)。

みなさんはいかがですか?  


Posted by 坂本 剛 at 08:30Comments(0)産学連携

2010年06月10日

twitter的な綾水会

久しぶりに綾水会をブログにアップしますね。ブログにアップしてなくとも、綾水会はかれこれ6年以上、毎月続いていますよ(笑)。6月8日、今月の「第2火曜日」に綾水会を開催しました。


実は開催場所は、以前のアクロス福岡のふくおかアイストさんの研修室から赤坂にある内田洋行さんのセミナールームに変わりました。
ふくおかアイストさんの研修室が今年の3月で閉鎖されたことに伴い、場所をいろいろ探していたのですが、綾水会繋がりの縁で、内田洋行さんをご紹介していただき、セミナールームでプレゼン、ショールームに併設されているオープンスペースでネットワーキングをさせていただいています。場所を提供していただいている内田洋行さんに感謝・感謝です。


今回のメインプレゼンは、九州大学システム情報科学研究院情報知能工学部門の荒川先生に「ロケーションアウェアサービスとTwitterログ分析」というテーマでプレゼンしていただきました。
twitterの位置情報付きの「つぶやき」を大量に収集し、それを分析することにより、新たなサービスの開発・ビジネス展開ができるのではないかというプレゼンでした。
まだ、ビジネスプランになっているわけではない状態でのプレゼンだったので(あえてその状態でプレゼンしていただいた)、技術的な話が多く、なかなかいつもどおりのディスカッションまで拡がらなかったのですが、久しぶりの九大テクノロジー関連のプレゼンということで、参加者も40名を超えていました。
今旬なtwitter関連ということも影響があったかもしれませんね。
荒川先生は、ご自身も学生時代(慶応大学)にベンチャーに携わられていたこともあり、今後の研究・事業化に注目していきたいと思っています。


ショートプレゼンは、綾水会メンバーであるベンチャー弁護士「田畠弁護士」が、QBSの後輩弁護士(濱地弁護士:7期生)とともに、4月に独立して開設した「経営法律事務所北斗」の業務内容についてプレゼンを行いました。先日もブログにアップしましたが、5月14日には、開所記念パーティが開催され、200名を超える方々が、彼らの船出を祝福しました。

弁護士というと、事業や商売を始めて、それがうまくいかず、どうしようもなくなってから相談するといったイメージがありますが、そうではなくて、創業時から、または、営業や新規事業を始める時から弁護士を活用してほしいというのが、彼らの提案です。まさに、シリコンバレーでいう「事業始めるんだったら、まずLawyerのところにいってこい」というものと同じ発想です。

彼のような志をもった若手弁護士が活躍できるような福岡になれば、自ずといろんなイノベーションが生まれてくるのではないかと思っています。


ネットワーキングでは、この度、KVPの社長を退任される綾水の「水」である水口(みずくち)さんがご挨拶。


そして、新たにKVPの社長に就任された水口(みなくち)さんにご挨拶と、乾杯の音頭をお願いしました。

ネットワーキングも、最近は新規で参加される方も多く、気がついたら名刺交換せずに終わってしまう・・ということが多々あります。しかし、私自身、綾水会のコアコンピテンシーは「信頼のネットワーク」だと思っています。定期的に参加するコアなメンバーが中心となってネットワークを形成し、その周辺で多少のメンバーの入れ替わりが行われる、いわゆるネットワークの自浄作用が働く。そのような作用が有機的に働いているのが綾水会のネットワークではないかというのが、私の持論です。まあ、そういったネットワーク維持を毎月欠かさず6年以上続けるのって結構大変なんですけどね(笑)。

ネットワーキング終了後は、荒川先生含め、ディープなメンバーで2次会と流れ、痛飲したのでした・・・  


Posted by 坂本 剛 at 07:46Comments(1)大学発ベンチャー支援

2010年06月06日

名か実か?リーダーをみる(学校説明会編)


昨日、初めて学校説明会というものに参加しました。

わが娘、あかりさんも、小学5年生。一応某塾にいっていて、中学受験をするかもしれません。
この時期、某塾が主催して、私立の中高一貫校の学校説明会が行われており、妻にも勧められて数校の学校説明会に参加することになったのです。

昨日訪問した学校は、大濠に位置する学校法人。私が高校受験で滑り止めとして受験した高校と同じ学校法人であり、正直言って、あまり期待していませんでした。。。

現在は、男子校で、来年から共学になるということで注目を浴びている学校。

子供は、模擬授業。父兄は学校側からの説明会に参加といった感じです。

会場は超満員。数百名いたのではないでしょうか?


そして、始まったのが、校長先生の挨拶。その話を聞いてびっくりしました。

私自身、仕事柄、経営者やリーダーの方の挨拶・講演を聴きくことが多いのですが、その中でもかなりレベルの高い挨拶だったのです。

つかみの部分のアイスブレイクに始まり、学校の沿革、建学の精神の説明。企業でいえば、企業のミッション・ビジョンの部分です。

そして、そのビジョン・ミッションを実現するための、具体的な戦略の説明。。。。

いやはや、当初は斜に構えて聞いていたのですが、その内容に思わず引き込まれてしまいました(笑)。

続く、教頭先生、教務担当の先生の話も、具体的な目標、それを達成するための日々の活動について、わかりやすくかつ具体的な説明でした。

冒頭にも書いたとおり、自分自身が、滑り止めで受けた高校と同だよね、と思っていたことが大きな間違いで、

・高校(3年制)と中高一貫制(6年)では全く違くプログラムであること(平成8年から)
・ここ10年で、難関大学への合格実績が伸びた学校全国3位であること
・トップ層は、ラサール・付設クラスであること(通学等の事情により、付設を蹴って入学する学生もかなりいるとのこと)

など、知らないことばかりでした。自分のつたない経験に基づいた固定観念により、判断しようとしていました。。。恥ずかしい限りです。

一番ビックリしたのが、修学旅行はアメリカに行くのですが、その際に、スタンフォード大学を訪問し、スタンフォード大の学生とのディスカッションセッションを設けるということ。

現在、QREPで同じようなセッションを実施しているのですが、それを中学生、しかも福岡の学校で実現しようとしているのです。

私立の中・高校であれば、海外へ修学旅行に行く学校は多いと思いますが、そのほとんどが観光旅行みたいなものではないでしょうか?それと、この学校は、スタンフォード大学を訪問するだけでなく、学生との交流セッションを持つことを計画している。。。

この部分に、私自身、かなりグラっときた次第です(笑)。

今回の説明会を通じて感じたことは、大学生、社会人の場合でいえば、就職・転職でも同じことで、

Establishment(ブランド、名)をとるのか?実(実績)を取るのか?ということです。

福岡でいえば、進学校の多くは、歴史・伝統がある公立高校。一方、今回の学校のように、実のあるプログラムを提供して実績を残している以前は、いまいちだった私立学校(中高一貫)・・・ブランドのある大企業と、成長しているベンチャー企業と同じような比較なのではないでしょうか?

あかりの将来を考えてどちらを選ぶのか・・・どちらもいいところ、悪いところがあるでしょうから、じっくり考え(SWOT分析)、他の学校の情報も収集して(環境分析)判断したいと思います。

ただ、その大きなポイントは、「リーダーシップ」ではないでしょうか?

少なくとも、今回訪問した学校のリーダーは、そこいらの企業経営者・学校関係者のそれと比較しても、素晴らしいものでした。技術よりも人を信じたほうが間違いない・・・これは、私がこの5,6年で学んだことです。


しかし、景色は最高だったな~  
タグ :学校説明会


Posted by 坂本 剛 at 11:21Comments(0)今日の出来事

2010年06月02日

シリアスゲームプロジェクト


先日の伝説のBBQ以来、なかなか体重が減りません・・・話は変わりますが、

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平成21年度から九州大学芸術工学研究院が中心となり,福岡市受託研究としてシリアスゲームプロジェクトを立ち上げ,産学官連携のもと事業を進めています。
 昨年度は「環境」をテーマとしたシリアスゲーム4作品を制作し,今年は更に目的を明確にしたテーマで産業化を視野に入れ,発展させていこうと考えています。
 今回,昨年度の事業実施状況の報告や制作したゲーム4本の無料ダウンロードができる公式ホームページを開設しましたのでご紹介いたします。
 今後も内容を充実させ,広く情報提供してまいりたいと思っておりますので,多くの皆様のご利用をお待ちしております。
+++
ということで、シリアスゲームプロジェクトの公式HPが立ち上がったようです。

HPはこちら

私は、このプロジェクトに携わっている学生と交流があり、昨日も別件で打ち合わせを行った際も、このシリアスゲームプロジェクトが話題になりました。

個人的には、このプロジェクトの出口戦略に興味があります。単なる行政機関からの受託で終わるのか?

これをトリガーにして新たな産学連携ビジネスを模索するのか?

今後も注目していきたいと思っています。  


Posted by 坂本 剛 at 08:03Comments(1)九州大学