大学の産学連携組織で大学発ベンチャーの支援を行いながら2008年3月に無事QBS(九大ビジネススクール)を修了しました。そして、2010年4月からは、産学連携的な会社の代表取締役社長に就任。2014年6月に任期満了により退任し顧問として活動しています。大学まわりの情報や産学連携に関する情報を独自の視点で発信していきたいと考えています。

  

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2010年11月29日

日本ベンチャー学会第13回全国大会

先週は、出張続き&後半は体調を崩して、ブログの更新が滞ってしまいました。。。

そういう時にかぎって、ブログにアップしたいことは色々あり、一週遅れですが随時アップしていきたいと思います。ということで、時計を一週間戻し、11月20日~21日の土日に開催された日本ベンチャー学会第13回全国大会に参加してきました。


3年くらい前に学会員になったのですが、全国大会は、今回が初参加です(笑)。

統一テーマは「新たなイノベーションへの挑戦」

詳細のプログラムについてはこちら
二日間、様々な発表や、基調講演が行われました。中には正直いって??という内容のモノもありましたが、二日間を通し、いろんな知見を得ることができました。

中でも、二日目の最終パネルディスカッションに参加された、Quality Electrodynamics社CEOの藤田 浩之さんの紹介&プレゼンは非常に興味深いものでした。

早稲田大学出身で、学生時代にUCSDに留学したことがキッカケとなり、海外へ自分のキャリアを求めGEに就職。その後、MRI部門のグローバルマネージャーを経てMRIシステムのRFコイル開発ベンチャーQED社を創業。東芝などMRIメーカーが彼らのテクノロジーを採用しています。

日本ではメディアにほとんど取り上げられていませんが、米国のフォーブス誌による全米で最も有望なトップ20新興企業(2009年度)全米で11位に選ばれていらっしゃいます。

また、上述の通り、現在注目を浴びていながら、未だVC等からの外部資金を調達をされておらず、一方、その企業価値は登り竜が如く上昇中。

創業時のシードマネーも、地域行政機関からののファンド(5000万円)を活用して創業など、シリコンバレーに代表されるモデルではなく、極めて日本的な手法を用いた経営で、アメリカで注目・評価を受けていらっしゃるという点でも興味深い事例でした。

日本の多くの大学発ベンチャーも、国や地方行政機関からの補助金・助成金を活用していますが、一方ではそのような補助・助成金が、ベンチャーの成長を妨げているという意見もあります。
アメリカのハイテクベンチャーは、そんなものに頼らず、VCなど、直接金融(投資)から資金調達しているから成功するんだと。。。

しかし、QED社の事例を見る限り、それ(補助金・助成金等)自体が問題なのではなく、サポートを受けるベンチャー企業側の「Attitude(態度)」のほうに問題・課題があるといえるのではないか?と感じた次第です。

それに加え、藤田さんの経歴を拝見すると、現在43歳と私とほぼ同年代。いやはやバブル世代の我々世代でも、すごい日本人がいるなと、これまた感銘を受けた次第です。。。


話は変わり、初日の懇親会では、早稲田大学MBAの松田先生とパチリ。


会場だった國學院大學が、「神道」に基づいて創設された大学であること。
國學院大學から分離して創設された大学が日本大学であること(豊田自動織機から分離したトヨタ自動車みたいな)。
など、「トリビア」な知識も得ることができた日本ベンチャー学会の全国大会でした。  


Posted by 坂本 剛 at 08:16Comments(0)大学発ベンチャー支援

2010年11月20日

九大版アントレプレナーシップセンターQREC!

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 九州大学は、米国にて起業家として大成功をおさめた九州大学の卒業生、ロバート・ファン氏の百周年記念寄付金を活用し、「ロバート・ファン/アントレプレナーシップ・センター(略称QREC)」を設立します(2010年12月1日付)。本センターは、九州大学の全学学生を対象に、先進的かつ体系的なアントレプレナーシップ関連教育を提供することにより、自立心、向上心、グローバル意識を有し、積極的に新しい価値創造にチャレンジするリーダー人材を輩出することを目的としており、アジアにおける本格的かつトップクラスのアントレプレナーシップ教育・研究組織を目指します。
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ということで、この度、九大版アントレプレナーシップセンター「QREC」が設立されます。

私のブログに良く出てくる「QREP」と名前が似ていますが、そのとおりで、

我らが大先輩、ロバートファンさんからの寄付によりこのセンターが設立されるのです。

また、このセンターは、ベンチャービジネスの萌芽的研究開発の支援中心であった、九州大学ベンチャー・ビジネス・ラボラトリー(VBL)を発展的に改組・再構築して設立されるものでもあります。

背景としては、VBLの存在意義云々等もあるのですが、このセンター長に就任する谷川さん(教授)とともに2006年から毎年開講している米国シリコンバレーでのアントレプレナーシップ・プログラム(QREP)が評価を頂き、今回のセンター設立(ロバートファンさんからの寄付)につながったといわれています。

そういった意味で、QREPに携わった身として、今回のQREC設立は感慨深いものがありますね。

私自身、今年の4月から大学を離れ、㈱産学連携機構九州に移籍したので、来年のQREPに参加することはできませんが、今後は、QRECから生まれてくる(であろう)事業化プロジェクトに対する支援という形でかかわっていくことになります。

1月には、ロバートファンさんをお招きして記念シンポジウムも計画されているようですので、QRECの今後に注目です。  


Posted by 坂本 剛 at 12:45Comments(0)九州大学

2010年11月17日

箱崎残像-MACHINA- by 九大博

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通常公開していない第1分館では,日本人起源問題の解明に用いられた貴重な古人骨資料や,脊椎動物骨格標本,我が国の3大鉱物コレクションの一つである高壮吉標本の鉱物,岩石などの標本および九州大学創設時の面影を残す工学部の実習工場跡がご覧いただけます。旧工学部本館3階の博物館常設展示室、4階の帝大時代の豪華な会議室(青山熊治壁画)も開室いたします。
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ということで、またまた九州大学総合博物館がやってくれてます(笑)。

九州大学総合研究博物館設立10周年特別展示

なかでも、個人的に「非常に」興味があるのが、、、


箱崎残像-MACHINA- by 九大博

です。九大HPによると

【詳 細】
かつて工学部機械工学系の実習工場であったこの倉庫には,九大創設時に購入された機械類や,鋳造実習で用いられた道具類が保管されています。工学部移転後,訪れる人もなく佇む空間―総合研究博物館は,この実習工場跡を,多くのモノ作り人材の育成に寄与しまた九大の歴史を物語る教育研究資産として,一般公開することにいたしました。


ということですが、私は元々工学部生産機械工学科の出身。つまり、学生時代に、この実習工場で授業を受けていたのです。歯車を鋳型から作ったり、旋盤やフライス盤を使って機械加工実習を受けました。

特に、鋳物の実習は、銑鉄を鋳型に入れる際に溶けた銑鉄が飛んで、ジーパンに穴が開いたことを今でも覚えています(笑)。

私がいるVBL棟は、実習工場の隣にあるのですが、内部に入ることはありません。また、11月20日は、日本ベンチャー学会の年次総会に出席のため東京にいますので、このイベントに参加できないのが残念です。

機械ヲタの方にはたまらないイベントだと思いますし、確かかなり昔からある設備(帝大時代にドイツから輸入したとか)が残っているのではないかと思いますので、ご興味のある方は是非ご参加ください。

どなたか、ブログ等での情報アップ期待しています!  


Posted by 坂本 剛 at 07:36Comments(0)九州大学

2010年11月16日

九大生によるプチ理科実験教室

先週末11月13日に、あかりが通う小学校の校区で「三筑さんあいネットフェスタ」というイベントが開催されました。地域のイベントの一つで、たこやきや焼きそばの模擬店や中学生による吹奏楽演奏、バザーが毎年行われているようです。

そこで今回、九大生によるプチ理科実験教室を開催することになりました。

事のキッカケは、あかりの仲良しの父兄の方が、このイベントの企画担当をされていて、うちの妻との雑談の中で、何か子供の教育にもなるようなことができないか?という相談を受けました。

私が立場上、九大の学生とネットワークがあるということで、QREPのメンバーに投げかけたところ、たちどころにいろんなアイデアがQREPに参加した学生から提案があり、このイベントでプチ理科実験教室(イベント名:大学生のお兄さん、お姉さんと科学で遊ぼう!)を行うことになったのです。

QREPとは、九州大学を卒業し米国で大成功をおさめた元台湾人留学生、Mr. Robert Huang(ロバート・ファン氏)及び米国在住の同窓生よりの寄付金からなる基金を活用したもので、本学の学生に対する起業家精神の涵養を主目的とした教育プログラムです。起業家精神、移民文化、国際的ハイテクビジネスのメッカ、シリコンバレーにおいて1週間、現地で活躍する起業関係者等多彩な方達を講師に迎え、またスタンフォード大学等の学生や留学生とも交流して、自らのキャリア形成を考え、また新たなことにチャレンジする意欲・意識を高める機会を提供しようとするものです。
(九大カルフォルニアオフィスのHPより)

メインで考えてくれたのが、歯学府B5の古橋さんと、総合理工科学府M2の中野君。その他、QREPメンバーがいろんなアイデアを出してくれました。


当日は、二人以外に、歯学府の女性メンバー3名、システム情報科学府の木村君(QREPメンバー)がボランティアスタッフとして参加くれました。

内容は「雲ができる仕組み」、「音が振動であること」「電気と音の関係:スピーカーの仕組み」の実験がメインで、


展示として、エアバズーカ、こむぎん(小麦粉を風船の中にいれた人形で摩擦力を知る)を製作してくれました。

プチ実験教室は、13:00~15:00の間で回実計4回実施。毎回20~24名の小学生が参加しました。


まずは、古橋「先生」の講義。雲ができる仕組みをわかりやすく説明してくれました。


水蒸気が上昇し、冷やされるだけでなく、種となるゴミ(ほこりなど)にくっつくことにより雲になる仕組みを、ペットボトルにお湯を注ぎ、お線香の煙を加える(種)ことにより再現します。


これはその準備状態(線香の煙が充満している)です。

ペットボトルを両手でグイっと潰してパっと手を離すと、曇っている状態がさらに曇ります(結露して白くくなります。この現象を「断熱膨張」による断熱冷却といいます)。つまり雲と同じようものがペットボトル内で発生するのです。


続いて、電気と音の実験です。


中野君が、iPhone&iPodと、自家製のコップで作ったスピーカーで電気エネルギーを磁石を使うことにより振動エネルギーに変換して音楽が聴けるということを再現してくれました。


これには、小学生は興味津々でしたね。ちなみにこの二人は、あかりと、あかりの大の仲良しもももかちゃんです(笑)。


初めてのことだったので、どうなることやらと心配しましたが、九大生の皆さんの献身的な行動&対応により無事プチ実験教室を終えることができました。

九大生の皆さん、お世話になりました!&お疲れさまでした!来年も継続できるといいなと思った次第です。  


Posted by 坂本 剛 at 08:00Comments(0)今日の出来事

2010年11月15日

第63回 九大祭

11月は学祭の季節ですね。九大でも、今週末(11月20日~21日)に九大祭が開催されます。

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九大祭とは,九州大学全学で開かれる大学祭です。1948年に箱崎キャンパスで始まり,旧六本松キャンパスでの開催を経て,そして去年初めて伊都キャンパスで開催されました。
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とのことです。以前は、六本松キャンパスがメインだったのですが、数年前から伊都キャンパスで様々なイベントが行われています。

当日は、「サイエンスワールド2010」も併催されます。理科実験の拡大版のような形式で、最先端の科学技術を九大の先生および学生がわかりやすく解説してくれますよ。

また、同日程で、旧九州芸術工科大学(現:九大大橋キャンパス)の芸工祭が大橋キャンパスで開催されます。

こちらは、旧芸工大時代の雰囲気を伝承しながら芸術系キャンパスならではのイベントが開催されるようです。

私自身、残念ながら出張で福岡にいませんが、ご興味のある方、OB・OGの方は足を運んでみてはいかがですか?
  


Posted by 坂本 剛 at 08:27Comments(1)九州大学

2010年11月14日

築地魚河岸三代目千秋的な誕生祝い

11月10日は、前ブログのとおり東京ビッグサイトで中小機構主催のフォーラムでパネラーを務めるため東京へ。フォーラム終了後、一旦ホテルにチェックインし、築地魚河岸三代目千秋に向かいました。

twitterのつぶやきで、11月3日が千秋の大将小川貢一さん( @3daimechiaki )の誕生日ということを知り、先日行った「唐津くんち」の際に誕生日プレゼントをゲットしました。それを渡そうと思い、千秋で食事をすることにしたのです。


唐津焼の焼酎カップ。若手の作家の方の作品なので、斬新なデザインです。気に入ってもらったのかな?

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当日は、@pinahirano ことインフォテリアの平野さんも、別件があるにもかかわらず用件ぎりぎりまで同席していただきました。お刺身もいつもどおりの美味しさです。

あと、九大OBで「亭々舎移転プロジェクト」を手掛ける青木さん、学研広報の近藤早春さんも合流していただき、楽しい宴になりました。

と、店内の明かりが突然消え、現れたのが、、、

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誕生祝いケーキ?ならぬ「誕生祝いお造り」、いや「築地魚河岸三代目的誕生祝いケーキ」!

私の誕生日が11月14日(本日)ということをご存じで、わざわざ用意してくれていました!

感謝・感謝です。

ところで皆さん、このお魚は何かわかりますか?

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ハッカク(八角)というお魚です。北海道や東方地方でとれるお魚。福岡在住の私が滅多に口にすることができないということで、このお魚をチョイスしてくれたようです。

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調理を担当した鎌田料理長も、「ハッカクのお造りは初めて」とのことです(笑)。

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前のほうに見える白身のきれいなお刺身は、なっなんと「うつぼ」のお刺身です。

ハッカクは、まったりとして甘みがある、うつぼは、フグより歯ごたえがあり、かつ、味はフグ並みに美味しかったですね。

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ということで、記念撮影をパチリ。

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小川さん、鎌田さん( @chiakiryoricho)、木村さん( @chiaki_naomi )、お祝いいただきありがとうございました!来年も誕生日前には東京出張が入ること、期待しています(笑)。

  


Posted by 坂本 剛 at 09:31Comments(2)今日の出来事

2010年11月13日

そこが知りたい「産学官連携」の最新事情

先日ブログで告知していた第6回中小企業産学官連携推進フォーラム「そこが知りたい『産学官連携』の最新事情」が、11月10日に東京ビッグサイトで開催されました。


「産」「学」「官」からパネラーが集まりディスカッションを行うといった形式です。私は、技術移転機関関係なのですが、3までもポジション(九大知財本部)つながりの話でしたので、「学」の立場での参加です。

パネラーは、

神奈川科学技術アカデミー(KAST) 理事長
馬来 義弘 氏

(株)産学連携機構九州 代表取締役社長
坂本 剛 氏

タカノ(株) 相談役
堀井 朝運 氏

(独)国立高等専門学校機構
富山高等専門学校 専攻科 准教授
袋布 昌幹 氏

そして、当日午前中に表彰式が開催された第5回モノづくり連携大賞「大賞」受賞者である
㈱日本ステントテクノロジー 代表取締役社長
山下 修蔵 氏

コーディネーターは、

(独)中小企業基盤整備機構 新事業支援部
統括インキュベーションマネージャー
加藤 英司

といったメンバーでした。自己紹介の後、まずは「産」の立場からのプレゼンテーション

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<日本ステントテクノロジー山下さんのプレゼンについて>

ハイテクの開発には、ローテク(ものづくり、マネジメント)基盤技術が重要

新規事業の開発は「見極め力」と「経営者の本気」から

岡山での医療機器関係の産業集積が非常によかった

山下さんは、60歳過ぎてからの大学発ベンチャー起業(これはすごい!:元化学系メーカー)

<タカノ堀井さんのプレゼンについて>

某メーカーの100%下請け企業

先代社長から10年社長をやってほしいと言われた

社長就任後、6年で一部上場

新規事業⇒大学を頼るしかなかった

中小企業⇒単なる技術移転だけではうまくいかない

新規事業、産学連携のポイントは「人材育成」

誘発型新規事業開発

新規事業開発のコンセプトは、顧客ニーズを良く調査し、事業(商品)を、顧客のために具体的な形にするための戦略的な思考である

新規事業に必要なファンクション⇒「事業開発」「技術開発」「知財開発」

続いて「学」の立場からのプレゼンテーション

<富山高専袋布(タフ)さんのプレゼンについて>

開発は「学」の主導だった~高専には、マジメに・ノビノビやれる土壌がある

高専の役割:地域産業に貢献すること(法律で条文化されているとのこと)

「産学官連携」は技術ではなく、プレゼンスで売る

「出来上がった技術」は、もう、買ってくれない

私のプレゼンは、割愛させていただきます(笑)。

最後に「官」の立場で、

<KAST馬来さんのプレゼンについて>

神奈川県R&Dネットワーク構想

かながわ産学公連携推進協議会

公的支援機関を有効活用すると投資効率(研究開発費)が高い!

中小機構の積極的活用のすすめ~中小機構「太鼓論」:大きく叩けば大きく響く

支援企業はお客様(「支援してあげる」のではなく「支援させていただく」)

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私自身、普段お会いしない方々からの体験談・事例等を聴くことができ、非常に勉強になりました。

中でも、タカノの堀井さんのお話は、中小企業の「下請けスパイラル」を経験したことがある私にとって、非常に感銘を受ける話でした。

某企業の100%下請け会社の経営を任され、わずか6年で上場。そのドライビングフォースが「産学連携」を活用した新規事業開発だったのです。

その成功の鍵となったのが「人材育成」。新たなプロジェクトには、必ず社員を参加させたそうです。

その結果、今では社員の中から博士号を取得した方も現れています。

私自身、福岡の中小企業で働いている際に、下請けから脱却できないかと新商品を開発したり、新たな生産体制の構築したりといろんなことにチャレンジし、結果たどりついたのが「大学」。

私は、大学と近づいているうちに、ミイラ取りがミイラになってしまったのですが、堀井さんは、日本の中小企業がチャレンジしながら、中々実現できない「下請けからの脱却」「上場」という夢を実現されていらっしゃるのです。

しかも、60歳を過ぎて、早稲田大学ビジネススクールに入学されMBAを取得。さらに修士論文を先生と共著で「実践中小企業の新規事業開発―町工場から上場企業への飛躍」という本にまとめられていらっしゃいます。



いやはや脱帽するしかありませんね(笑)。非常に機知に富んだパネルディスカッションでした。

そして、夜に向かったのは築地。そこでサプライズが待っていたのでした・・・








  


Posted by 坂本 剛 at 11:51Comments(1)産学連携

2010年11月12日

成功するベンチャーを「ソーシャルグラフ」で考える

先日ブログにアップした「IPO激減時代のベンチャー経営と資金調達」。

磯崎さんの「起業のファイナンス ベンチャーにとって一番大切なこと」が話題になっていることもあり、多くの方にアクセスいただきました。


ミーハーな私は、著者の磯崎さんにサインをいただきました(笑)。

私が磯崎さんの本、および講義を拝聴し、いろんな気づきを得たのですが、一番印象に残ったのが「成功するベンチャーを「ソーシャルグラフ」で考える」という点です。(起業のファイナンスp.112~116)

先日のブログに最後に少し記載しています<ソーシャルグラフと事業の関連>の部分です。もう少し詳しく書くと、

事業(ビジネス)とは、財務諸表に表わされる「利益」をいかに長期的に大きくしていくかということ

直接的には「この会社と取引しよう」「この会社で働こう」といった人と人との取引関係(契約)の結果が反映されたもの

しかし、なぜ人がそうした契約を結ぶか?というと、商品の「品質」「価格」”だけ”を見て決めるというよりは、「契約」までいかない人と人とのつながりが強く影響していることが多い(友人がほめた、周りの知り合いがほとんど使っているなど)

特に革新的なことに取り組むベンチャーほど、事業内容・商品・サービスは理解してもらいにくいので、いかに「イケているソーシャルグラフ」の中にベンチャーがうまく入り込めること、「状況に合わせて臨機応変に対処できるか」が大切である

といった感じです。磯崎さんはこれらを、「イケてるベンチャー企業の要件」として、

「イケてるソーシャルグラフの中に潜り込んで、自分の必要をかなえる能力」、たとえば、「資金を出してくれる人にたどり着いたり、人材を見つけ出し、営業で成果を上げる能力があること」とまとめられています(p115)

ベンチャー起業時に不足する「人」「金(資金)」「実績」を担保するために「人的ネットワーク」が重要であるということを、上述のように財務諸表とソーシャルグラフを使って、ロジカルに説明したファイナス本は、少なくとも私にとって磯崎さんの本が初めてです。

また、私のつたない経験から言えるのは、「イケてるソーシャルグラフ」は「信頼のネットワーク」から成り立っているということです。綾水会でもそうですが、毎月定期的にある目的を持って会い、お互いを知るといったプロセスを経たネットワークから新たなイノベーションが生まれていく、しかも、それが福岡といった地域だけではなく、東京や海外とのネットワークにもつながっている。。。

オープンな異業種交流会も悪くはないと思いますが、単なる名刺交換会だとあまり意味がないのではないかというのが私の意見です。

さらに、現在では、SNSやtwitterなどソーシャルメディアがいろいろありますので、それらをうまく活用することにより、イケてるソシャールグラフ、信頼のネットワークの構築を加速させることが可能です(リテラシーは必要ですが)。

どれがいいとは言えませんが、そういったネットワークを構築したいという方(特にコーディネーター、インキュベーションマネージャーの方)には、何かツールを活用されることをお勧めします。  


Posted by 坂本 剛 at 07:49Comments(0)ネットワーキング

2010年11月11日

味覚センサー的な太郎源の宴

今週月曜日(11月8日)に、筑波大学から産学連携関係のヒアリングということで、池田さんが来学されました。

私は都合が合わず、ヒアリング自体には参加できませんでしたが、夜の食事に同席させていただきました。


場所は、太郎源本店。相変わらず美味なお刺身盛り合わせです。

そこで、池田さんに見せていただいたのが、

筑波大学のブランドグッズ「桐の華」。

桐の花酵母を使って造った吟醸酒です。桐の葉は、筑波大学の校章(九大は松)。
その場で、試飲させていただきましたが、非常にすっきりとした味わいでした。

そんなこんなで、話題がお酒の話に拡がっていったのですが、乾杯のビールの後、以前キープしていた焼酎を出してもらったら、同じく宴に参加された都甲先生(システム情報科学研究院長)が一言、

「坂本さん、流石ですね~明るい農村をお飲みとは~」

「えっなぜですか?」とお聞きすると、「明るい農村」と、ブランド焼酎として有名な「森伊蔵」は、味覚的にほぼ一緒だとおっしゃるのです。森伊蔵といえば、ネットでも一升瓶で数万円する超ブランド焼酎です。

都甲先生といえば、味覚センサーの発明者。味覚センサーの事業化を行ったベンチャー「INSENT」のHPはこちら

また、都甲先生は、味覚センサーを引っさげて、NTV「世界で一番受けたい授業」に三度、NHK「爆笑問題のニッポンの教養」に出演されたことがある九大の名物教授です。

味については、いろんな考え方がありますが、少なくとも我々人間が舌で感じる「味覚」について、味覚センサーで分析すると「明るい農村」は、「森伊蔵」とデータ的にかなり似ている、つまりほぼ同じ味覚だということでした。金額はかなり異なりますけどね(笑)。

私自身、特に細かく考えておらず、以前「明るい農村」を別のお店で飲んだ際に飲みやすかったので、太郎源でもキープしていたのでした。私の「味覚」も学術的に評価された?かも?

お酒は嗜好品なので、味覚のデータだけでなく、ブランディング、イメージなどトータルで商品の価値が決まりますので、一概に味が「明るい農村」=「森伊蔵」とはなりませんが、ある客観的指標において
、ほぼ同じデータを示すということは事実です。

参考までに、都甲先生の著書『ハイブリッド・レシピ』p. 153に焼酎の味覚について以下の文章があります。

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焼酎
 さあ、10年前から人気急上昇の焼酎です。さすが、鹿児島、宮崎といった九州に産地が集中していますね。その味を甘味と苦味で見てみました。なお、ここでの苦味はコーヒーやゴーヤの苦味と違い、コクの原因ともなる味であり、日本酒や焼酎では隠し味として重要な味です。これがないと、スッキリしすぎ、もの足りない味となり、おいしくありません。
 誰もが知っている米焼酎の白岳、麦焼酎のいいちこ、芋焼酎の黒霧島、さつま島美人、吉兆宝山、一刻者、富乃宝山、明るい農村と勢ぞろいです。
 米焼酎は甘味と苦味をもち、クセのない豊かな味と言えるでしょう。麦焼酎は、米焼酎と芋焼酎の中間に位置し、まろやかな味を特徴とします。焼酎ブームを起こした下町のナポレオンこと「いいちこ」もここです。興味深いことに、芋焼酎である富乃宝山が麦焼酎と同じ領域に位置しています。
芋焼酎は3つに分類できそうです。フルーティタイプ、バランスタイプ、コク・キレ味タイプの3つです。近年とみに人気の出た「明るい農村」は、芳醇な香りと軽やかかつリッチな味をもっています。宮崎の生んだ芸術品「黒霧島」、鹿児島で最も飲まれている焼酎と言われる「さつま島美人」は柔らかですっきりとした味が楽しめる逸品です。
甘味と苦味がほどよくバランスした「一刻者」「吉兆宝山」「さつま木挽」は、まろやかで上品な味わいを特徴とします。
ロック、水割り、お湯割りといかようにも楽しめる焼酎、これがまた焼酎の人気を支えている要因でしょう。その場の雰囲気で、またそのときの気分で、バリエーション豊富な焼酎から、未知の一品を選ぶのも、また新たな感激に巡り合えるチャンスかもしれません。
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都甲先生、いろいろご教示いただきありがとうございました!

と、そんなことをしているうちに、当日お仕事で来福されていた@nobiさんからtwitter経由で、太郎源に知り合いといってみたいというご要望が・・・太郎源広報部長として、急遽新別館を予約。


そのやりとりをしてる間に、気がつくと目の前に @nobiさん御一行が(笑)。twitterとリアルが交差する面白い体験をした次第です。

最後に、都甲先生からいただいた焼酎のグルーピングマップを貼り付けておきます。皆さんが普段飲んでいる焼酎が、味覚センサーによってどんな分類をされているか?結構面白いですよ。

  


Posted by 坂本 剛 at 20:47Comments(0)産学連携

2010年11月09日

大学の貴重資料等を公開(ホームカミングデー2010編)

11月20日(土)に、九大のホームカミングデー2010が実施されます。

詳細はこちら

その中のイベントで、かなり貴重なイベントが行われるようです。

その1

中央図書館で所蔵する国指定重要文化財などの貴重書物をご紹介します。日頃見ることのできない貴重書物がご覧いただけます。

 『重要文化財:大和物語(やまとものがたり)』
 昭和53年,重要文化財に指定。鎌倉中期の書写で,『大和物語』の現存伝本のうち

 最も古いものの一つ。『大和物語』の本文は二条家本系統と六条家本系統に大別さ

 れるが,数少ない六条家本系統の一本。

『源氏物語歌絵(げんじものがたりうたえ)』
 近世中期の書写。『源氏物語』中の有名な場面を描き,それに簡単な説明とそこで詠

 まれた和歌を添えたものである。春・夏・秋・冬・賀・祝の六場面から成る。

その2

【総合研究博物館】

総合研究博物で所蔵する各分野の標本類の中から,昆虫・植物・鉱物・化石・考古遺物などの特に貴重で興味深い展示物をご覧いただけます。
通常公開していない第1分館では,日本人起源問題の解明に用いられた貴重な古人骨資料や,脊椎動物骨格標本,我が国の 3大鉱物コレクションの一つである高壮吉標本の鉱物,岩石などの標本がご覧いただけます。

 ※当日公開する資料の一例

 『高壮吉鉱物標本』

 高壮吉鉱物標本は明治45年から昭和4まで工学部採鉱学教室の教授であった高壮吉

 により,1890年代から1930年代にかけて蒐集されたもので,標本個数は約1200個です。

 産地は日本全土に及び,とくに九州の金属鉱山の産出鉱物に見事なものが多くあります。

 標本は大型で雄大豪華であり,東大の若林標本,和田標本とともに20世紀初期の三大

 標本の一つに挙げられています。

 『古人骨・脊椎動物骨格標本』

 貴重な古人骨資料60体,脊椎動物骨格標本200体を公開します。古人骨は日本人起源

 問題の解明に用いられた学術的に重要な資料です。動物骨格標本は,九州では有数の

 コレクションで希少動物も含みます。

以上九大HPより引用

いやはや、図書館や博物館に、貴重な標本や文化財がたくさんあることは知っていましたが、重要文化財が普通にあるんですね(笑)。また、博物館の資産としては、「石ヲタ」の方にはたまらない逸品が展示されているのではないかと思います。そういった貴重な資産を見ることできるいい機会です。

ホームカミングデー自体は、九大同窓生およびそのご家族が対象だと思いますが、これらのイベントについては「一般市民)のみなさまが対象のようです。

ご興味にある方は、箱崎キャンパスに足を運んでみてはいかですか?  


Posted by 坂本 剛 at 08:14Comments(1)九州大学

2010年11月08日

IPO激減時代のベンチャー経営と資金調達

先週末の土曜日(11月6日)は昼前から福岡空港に向かいました。

青山学院大学大学院社会情報学研究科の公開講座「IPO激減時代のベンチャー経営と資金調達」を聴講するためです。

青学って、福岡にあったっけ?と首を傾げた方がいらっしゃるかもしれませんが、そんなことありません。


青学は、やはり東京「青山」にあります(別のキャンパスもありますが)。

そうです。この講義を拝聴するために、東京に向かったのでした。。。

この講義は「@pinahirano 」こと、インフォテリアの平野さんが青山学院大学大学院 社会情報学研究科の集中講座「技術系ベンチャー経営の戦略と実践」の一部として開催される公開講座です。

そもそものキッカケは以下のとおり

twitter上で、この講座のことを知った私が以下のとおりつぶやきました。

おおっ参加したいなーRT @pinahirano: 教室確保完了!まだ申込み可能になりました。RT @pinahirano 11/6に青学の私の講座の中で行う公開講座「IPO激減時代のベンチャー経営と資金調達」の申込みが殺到し教室を変更講師の @kazmura @isologue

このつぶやきに対し @pinahiranoさんが、

@akarisaka きなっせ:)

コメントされたことから始まったのでした(笑)。

日本では稀有な存在であるガチンコキャピタリストであるNTVPの村口さん( @kazmura )さんに加え、以前からフォローさせていただいている@isologue こと、磯崎哲也事務所の磯崎さんが登壇されるということで、急遽福岡から参加することにしたのです。

磯崎さんといえば、先日出版された「起業のファイナンス ベンチャーにとって一番大切なこと」が、amazon上で欠品になるほど話題になっていますよね。


ということで、久しぶりの渋谷で恥ずかしながら青学への道を迷ってしまい、講義開始の14:45ギリギリに会場に到着。平野さんのオリエンテーションでスタートしました。

まずはNTVPの村口さんの講義。以下、いろいろ書いていると終わらないので、私のメモをベースにまとめてみました。

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<PDCAサイクルの問題点>

PDCAサイクルの前提は計画がありき
シリコンバレーではP(計画)ありきではない
人間様の計画外のことが必ず起きる→PDCAでは対応できない(PDCAはあくまでもツール)
マニフェストの政治万能論は必ず終わる

<PDCAサイクルは機能したのか?>

どんなに精緻に計画しても、予期せぬ出来事が必ず起きる
対応にしたがって必ず躓く
マニフェスト経営は、不合理かつ不効率である
事業計画は大事だけど、役に立たないということを知らないといけない
PDCAはある条件を満たした特殊状況でのマネージメント道具(ツール)に過ぎない

<計画経営は、途中必ず失敗する>

初期の事業計画は必ず失敗する
商品は計画とおりになど完成しない
顧客進化ライフサイクルの学習が必要
キャズムは簡単に越えられない
資本は必ず尽きてくる
まじめな起業家は必ず計画未達を説明したい→計画だけにこだわっていてはゲームオーバー

<なぜ日本のベンチャーはダメなのか>

自分で制御できる<費用の支出>は、計画可能
売上は、他人である顧客候補が意思決定するので、原理的に計画不能
売上項目は、計画ではなく、見通しである
日本のVCは、単なる売上利益見通しを、事業計画だと間違えている。
商品も未完成、顧客もはっきりしない事業の売上見通し→計画統制(予算実績管理)しても無意味なばかりか、経営に有害である。


<OODAループ>

観察(Observation)、情報整理分析(Orient)
意思決定(Decision) 行動(Action)

これが自然な、学習対応行動のベースである。→起業経営(ビジネスもモデル未完成段階)もかくあるべし

<JCSサイクル>
参加(Join) 貢献(Contribute)シェア(Share)資本(株式)による資金調達の基本

<ベンチャー四つ必要なこと>

起業家精神 マネジメント(ヒト金モノのマネジメント) イノベーション 完璧なオペレーション
↓ ↓ ↓
この四つをバランスしないと起業は成り立たない
起業家精神は個人にしかやどらない(起業家精神にあふれる組織なんて作れない)

<起業家が学ぶべき三つ>

JCSサイクルを人生指針として学び
OODAループを、学習対応行動様式として身につけ
PDCAで管理していく


<山にトンネルを掘る堀り方>

こっちから掘っていく
あっちから掘っていく
両方から掘っていく
ヘリコプターから観察して、時間とともに学習し、掘るのが上手になっていく起業家になる
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いやはや刺激的な言葉が並びます。。。この中でも、非常に勉強になったのが、PDCA神話の崩壊です。

PDCAという言葉は、社会人の方には馴染みの言葉で、私も新入社員時代(リコー)にまずは習いました。

仕事においてPlan(計画)、Do(実行)、Check(確認)、Action(行動)のサイクルをまわしていくことが重要だということです。

これは、仕事をするにおいて基本なフレームワークの一つであることは間違いありません。ただ、あくまでツールであり、日々の業務管理、改善作業、大きな組織のマネジメントの一部に有効ですが、すべてに有効ではないということです。特に、現在の経済状況、日々環境が変わる時代には、このサイクルを回す時間がなく、意思決定をしなければいけないことが、ベンチャーのマネジメントには頻繁に発生します。

村口さんは、その事例についてDeNAのケース(システムトラブル)で説明されました。

そういった状況において、PDCAというツールにこだわりすぎていると、ベンチャーの経営に向かないだけでなく、悪影響を及ぼすということです。それにもかかわらず、大企業でPDCA神話に洗脳された方々がPDCAを押しつけると・・・うまくいかないということです。
これは、現在の環境では、大企業・国家の危機管理でも一緒なのかもしれませんね。

それに対し、OODAループが日々状況が変化する環境において、有効であるということです。ここでは省略しますが、OODAループとは、米国の軍のマネジメント手法として開発されたもののようです。⇒こちら

休憩をはさみ、磯崎さんの講義がスタート。こちらも同様メモをまとめてみました。

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<ベンチャーには、「情報」「人」が不足している。>

専門家といわれる人もベンチャーとって大切なことを知らない
「生態系」全体を発達させる必要がある。


<ベンチャーにとって一番大切なこと>
ファイナンスではない
起業家精神(アントレプレナーシップ)
アニマル・スピリッツ
投資=「不確実な未来への挑戦」の根源
頭がいいだければダメ
ベンチャーはお金を借りてはいけない、資本(株式)で資金を調達する

<日本は、「起業家に冷たい国」なのか?>

誰のためのビジネスか?
↓ ↓
株式の資金調達に必要なのは「人」
株式とて、資金が出せるのは「イケてる」ビジネスにだけ。
相談するのであれば、実際に資金調達したことがある人に相談したほうがいい

<ベンチャーの資金調達のポイント>
日本の(イケてる)ベンチャーは、「売り手市場」→資金は大量に存在する。
悪くいえば「甘やかされる傾向」
資本政策は後戻りできない!「重要」
今後バイアウトの視点が重要になる。
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磯崎さんの講義については、先般出版された本に詳細が書かれています。



中でも一番ためになったのが、<ソーシャルグラフと事業の関連>です。

ベンチャーではネットワークが重要と言われます。ただ、それを説明するための明確な<鍵>を今まで聞いたことがありませんでした。また、そのために、ネットワーク=異業種交流会といった感じで日本では認識されており、やたら「ネットワーク」信奉者が多いというのが私の印象です。

それを、磯崎さんは本の中で、ファイナンスの視点でソーシャルグラフと財務諸表の繋がりを説明されています。詳細については、本をご購入くださいね(笑)。

ということで、非常に刺激的な講義を受け、最終便で帰福したのでした・・・。

平野さん、村口さん、磯崎さん、ありがとうございました!  


Posted by 坂本 剛 at 08:52Comments(1)大学発ベンチャー支援

2010年11月07日

栗コーダー的な秋の夜長

ちょっと時間が経ってしまいましたが、10月27日に、幼馴染の近藤研二君がメンバーの一人である「栗コーダーカルテット」が秋の飛び石ツアーで来福しました。

お子様の方には、NHKの「ピタゴラスイッチ」のテーマを演奏しているグループといったほうが馴染みがあるかもしれませんね。

スケジュールの都合&急遽プロモーションの予定が入り、前日に福岡入りするという連絡を受け、26日の夕方、仕事を終え、プレイベント会場であるソラリアプラザゼファーに向かいました。


プロモーションとはいえ、約1時間ちょっとのプチライブ。ある意味参加された方・その時ソラリアプラザにいた方にとっては贅沢な時間だったのではないかと思います。

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栗原さんとも久しぶりの再会、ご無沙汰です。栗原さんとは、RICOH GXR仲間同士でもあります。

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イベント終了後は、そのあとのプロモーション(ラジオ出演)まで時間があるということで、研二君と、同じく幼馴染のばばこと3人で、軽く食事をしてその日は終了。

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翌日(27日)の本番は、大名小学校の近くにある「Rooms」というライブハウスで行われました。

そうそう、昨年のこの時期に、栗コーダーカルテットは福岡でライブを行ったのですが、ちょうどその日が私の誕生日(11月14日)だっということもあり、お祝いをしていただきました。

その様子はこちら
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昨年いろんな形でお世話になったBEAの中村さんとも再会。お疲れさまです!

ライブのほうは、会場がほぼ満杯の100名以上(かな?)の観客。なんだかんだと予定時間を超える2時間45分(休憩含む)のお得なライブでした。

また、会場には、久留米からの幼馴染系の懐かしい顔もちらほら見かけたのですが、中でもビックリしたのが、

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高校時代のバンドのコーラスの行徳(現:青柳)エイ子さん(左端)と会えたこと。高校3年に最後のライブ以来ということは、26,7年ぶりではないでしょうか。

ちなみに、真ん中の女性は、エイ子さんの25才になる娘さん(笑)。いやはや、それだけ時が経っているんですよね。。。自分がアラフォーだと改めて認識した次第です。

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ライブ終了後は、打ち上げに参加。「」というもつ鍋屋さんでした。幼馴染や、私の知り合い数名も誘い、もつ鍋を食べながらいろんな話をしました。来年は久留米でなんとかライブができればいいなと思っています。

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ということで、栗コーダーメンバー、ツアースタッフの皆さんといつものポーズでパチリ。

来年早々、1月23日には、北九州の八幡でライブが開催されるようです。ご興味のある方、是非ライブを聴きに行ってみてくださいね。詳細はこちらをご参照ください。  


Posted by 坂本 剛 at 13:17Comments(0)今日の出来事

2010年11月06日

唐津くんち初体験!(アラとの対面編)

前回ブログの続きです・・・

私は、ほぼ毎日ウォーキングしているので「さるきまわる」のは慣れているのですが、唐津くんちの終盤戦、かなりきつくなってきました・・・

というのも、唐津くんちへ参加する目的は、曳山見物だければなくもう一つ大切な目的があったからでした・・・

それが「振る舞い」と呼ばれる接待です。様々な家庭が、唐津くんちを機会に訪れるお客さまに「くんち料理」でごちそうを振る舞う習わしです。

昨年から㈱産学連携機構九州が、からつ大学交流連携センターをオープンしていることもあり、唐津市の方に、お知り合いの家庭の「振る舞い」を案内していただけるようなったのです。

その「くんち料理」のメインが、、、、


アラなのです!(爆)。あかり曰く、「大トロよりフグが好き」「フグよりアラが好き」というくらい、
坂本家にとって「アラ」は欠かせない存在です。

唐津に10時半に到着して早々、振る舞い廻りがスタートしたのでした。。。

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まずは、唐津駅前の「ブルーカフェ」さんを訪問。

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いきなりこの「生ハム」です(笑)。

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振る舞い酒も、ビールだけでなく、日本酒、ワイン、焼酎完備。

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まずは乾杯。

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豪華な鯛飯もありました。接待の基本は、長居をしないことだそうです。くんちだから無礼講!ではなく、暗黙のルール、訪問するお宅へ配慮することも重要のようです。

ということで、接待廻りがスタートしたのでした。

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次に行ったお宅は旧家の佇まい。そこで目にしたのが、、、

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「アラ」です!ついにご対面(爆)。いやいやこれが長年夢みていた唐津くんち料理の定番「アラの姿焼」。全長60センチはゆう超えているのではないでしょうか。。。ちなみに振る舞う料理はほとんどがそのお宅で調理されるとのことですが、この「アラの丸焼き」はできないので専門の業者さんに調理をお願いするそうです。焼きあがるまでに数時間かかるようですね。

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こんな感じで、全く知らない人が集まっている宴にお邪魔して、くんち料理をいただきます。一方、お邪魔するほうも、お酒を持参して訪問。私たちは、九大ブランドの「九州大吟醸」を持参しました。

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このお宅の奥様が作られた「ゴマサバ」ならぬ「ゴマ鯛」も身がぷりぷりしていて絶品でした。鯛茶漬けにしたかったな~(笑)

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次のお宅のくんち料理のメインは「鯛」。見てくださいこの立派な鯛の姿焼。

このお宅は、唐津くんちの曳山の中でも人気がある、

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魚屋町の鯛の「目」を作られていることもあり、アラではなく鯛をメインにしていらっしゃっているとのことでした。その実物が、

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コレです。でかいですねー

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唐津でとれる貝やカニ(ごめんなさい、名前を忘れてしまいました)も豪華です。

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次のお宅のメインはアラ。これまたでかいアラです。この大きさのアラでアラ鍋したらどうなるんでしょうかね(笑)。金額もすごいことなりそうです。

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海老なのに、背中がぴしゃっとしている海老も、くんち料理をより魅力的にしていました。

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次は、坂井唐津市長さん(正確にはお母様)のお宅を訪問。名刺交換させていただきましたが「坂本っちゃんやろ?しっとるよ」と言われました(笑)。

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ここでもメインは「アラの姿焼」。いやーかなりでかいアラでした。お皿の上に乗っているソーメンとアラの身をとり、タレ(写真の左下、右上にある)をかけていただきます。

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見てください、この「身」の厚さ。アラアラ恐るべしです(笑)。

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そして、最後のお宅で巡り会うことができたのが、「アラのお造り」(爆)。訪問した時間が遅かったのでこのような状態になっていましたが、

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アラのお刺身がまだ残っていました!私自身、アラのお刺身は食べたことがありましたが、アラのお造りは初体験。身がぷりぷりしていて「バリウマ」でした。

そんなこんなで、これだけ素晴らしいくんち料理を堪能すると、お酒も進み、午後になると、歩くのがきつくなってきたのでした・・・

私達が廻ったのは4,5軒でしたが、地元の名士や市役所の上の方になると唐津くんちの期間中に20数軒廻るそうです。そのポイントは、一軒ごとの料理をあまり多く食べずに、お酒もビールを控えることだそうです。。。

いやー、本当に貴重な経験をすることができ、唐津の皆さまに感謝・感謝です。多分、私は、日本で一番アラを食べている・アラ好きな産学連携関係者だと思います。

唐津くんちはじめ、このようなしきたりは、唐津の大切な地域資産です。からつ大学交流連携センターも、さらに唐津の地域の皆さまにお役に立てるような活動を推進していきたいと思っています。

来年の唐津くんちを楽しみにしています!  


Posted by 坂本 剛 at 09:59Comments(0)今日の出来事

2010年11月05日

唐津くんち初体験!(曳山編)

11月3日(文化の日)は、朝から高速バスに乗って唐津に向かいました!

11月2日~4日で開催される「唐津くんち」を見物するためです。

実は、昨年、知り合いにホテルを予約してもらい、11月2日の宵曳山(よいやま)見物から楽しむ予定だったのですが、みなさん、覚えてますか?昨年のこの時期流行したものを!

そうです「新型インフルエンザ」(笑)。最悪のタイミングで罹ってしまい泣く泣く見物を断念したのでした。。。

そういったこともあり、今年は期待度200%で唐津に向かいました。

唐津くんちについては、多くの方がご存じだと思いますので、ここで詳しい説明は行いません。

詳細はこちらをご参照ください。

弊社では、昨年度から唐津市から委託を受け「からつ大学交流連携センター」を市内の刀町に開設しています。このセンターは、大学がない唐津市を、九大、佐賀大、早稲田大をはじめとする大学と連携することにより、地域活性化を行うというプロジェクトです。

そういった経緯もあり、以前から行きたいと思いながら行ったことがなかった唐津くんち見物に参加した次第です。


唐津くんちといえば「曳山」。展示場でガラス越しに見たことはあったのですが、こうやって実際に曳かれる姿を見るのは初めてです。

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見物客も、天気が良かったこともあり非常に多かったですね。前日の宵曳山には20万人の見物客が訪れたようです。

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最後は、お旅所に曳きこまれ、砂地のグランドへ曳山が並びます。

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曳山は各町でデザインが異なり、他地域のそれに比べ非常に華やかで、個性的です。

このころになると、かなり疲れてきました。。。単にたくさん歩いただけでなく、実は理由があったのでした、、、続く
  


Posted by 坂本 剛 at 07:11Comments(0)今日の出来事

2010年11月04日

Collaborativeな週末

先日もブログにアップしていましたが、先週末の土曜日(10月30日)にコラボレーション・カンファレンス in 福岡が開催されました。

場所は、百道のSRPセンターホール

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主催は、AIP Cloud 3Daysでお世話になった「ヌーラボ」さん。今回参加したのも、ヌーラボの橋本さんから誘っていただいたからでした。

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橋本さんからのオリエンテーションの後、

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吉沢康弘さん(ライフネット生命株式会社)の基調講演で本カンファレンスはスタートしました。

プログラムは2ライン平行で行われ、コラボレーションの具体的事例、ワークショップ的なプログラムといった感じでした。

詳細プログラムはこちら

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まず参加したプログラムは、AIPカフェに事例報告。私自身、AIPについて詳しく知らなかったのですが、AIPの趣旨、AIPカフェスタートの経緯を聴き、理解することができました。AIPカフェはイメージ、IT系の皆さんの集まりだと思っていましたが、実はそうではなく、異業種の方々も参加し、いろんなコラボレーションが生まれているのです。この点において、形態は異なりますが、綾水会と似ているのではないかと思った次第です。

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そして、今回一番興味があったのが、知人である蓮沼さんがファシリテートするレゴを使ったSerious Playというワークショップ。レゴを使って、自分の考えを表現したり、作り上げたモノを通じて、メンバーとコミュニケーションを行ったりします。

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ちなみに、これは「レゴを使ってできるだけ高いモノを作る」というテーマで私が作ったモノ。4名1チームで行ったのですが、皆さんいろんなアプローチがあり、考え方の違いの共有という点で非常に面白い取り組みでした。

その他、1時間という限られた時間の中で、数テーマのワークショップを実施。蓮沼さん、ありがとうございました!

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最後のプログラムは、ワールドカフェ。「コラボレーションを生み出す組織はどうやって作られるか(だったかな?)」というテーマをもとに4名チームでフリーなディスカション。⇒その後、一度メンバーが分かれて、別のチームに合流し、別チームのディスカッション内容を理解し、最後にまた元のチームに戻ってラップアップといった感じの流れでした。

最近、自分のイメージ、考えを、PCではなくペンを使って具現化(文字化、図式化)することがあまりなかったので、非常に新鮮な取り組みでした。また、同じチームのメンバーの考え方も、聴くだけではなく、見える化できるのでコミュニケーション、発想が円滑になりますね。

ということで、あっという間の半日のイベント、最後は若干のネットワーキングで終了。次回あれば、また参加してみたいと思っています。  


Posted by 坂本 剛 at 09:25Comments(1)ネットワーキング

2010年11月02日

公開講座「ハコザキボイス」「リベラルアーツ」

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箱崎にうまれた「語り」の場。その語りのなかに土地の記憶が浮かび上がり,人びとの耳がつながっていきます。
第III期をむかえた「ハコザキボイス」。今回は,中洲にある「冷泉荘」にも飛び火しながら,多彩なゲストをお招きして,さらなる「声」の絡み合いのなかに「そうでないこともありうる」という偶有性に満ちた時間を期待したいと思います。
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ということで、公開講座「ハコザキボイス」「リベラルアーツ」という「場(Ba)」が開催されます。
箱崎はアラフォー以上の九大生にとっては、思い出の場所。我が家は両方ともOB・OGなので、あかりさか家にとっていろんな思い出が詰まっている原点のような場所です。

今では伊都キャンパスへの移転が始まり、シャッターが閉まった店舗が増えています。一方なぜだか歯医者さんは増えているような気がしますが(笑)。

このイベントに絡んでいるのが、私を産学連携分野に引っ張り込んだ坂口先生。箱崎以外にお住まいの方でも、ざら、もあーとしたなんともいえない独特な雰囲気を感じてみたい方は是非参加してみてはいかがですか?

各回:18時30分開場 19時スタート 21時終了

開催日・詳細についてはこちら  


Posted by 坂本 剛 at 07:55Comments(0)九州大学

2010年11月01日

九州大学学生後援会ロゴマークが決定!

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学生の学業,課外活動を助成することを目的に,平成13年に発足した九州大学学生後援会のロゴマークが決定し,平成22年10月18日(月)に,箱崎理系地区21世紀交流プラザでロゴマークをデザインした学生への表彰が行われました。
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ということで、九大生に対する支援組織である九州大学学生後援会のロゴが決まったようです。

九州大学学生後援会についてはこちら

今回のロゴマーク決定については、九大生を対象に公募した結果、多数の応募の中から選ばれたとのことです(最優秀作品賞)。

それが、


このロゴ。芸術工学部 芸術情報設計学科の毛利友香さんの作品です。

詳細についてはこちら
九大の特長は、芸術工学系の学部・大学院を持っていること(元九州芸工大)。

私も芸術工学系の学生と付き合いがありますが、全国レベルのコンペで入賞したり、一般企業からデザインを依頼されている学生が当たり前のようにいます。彼らのアクティビティはある意味、九大の資産だと思います。これらを有効活用できるシステムができると、新たら産学連携のモデルになるのではないか、と常日頃から考えています。
  


Posted by 坂本 剛 at 08:11Comments(1)九州大学