大学の産学連携組織で大学発ベンチャーの支援を行いながら2008年3月に無事QBS(九大ビジネススクール)を修了しました。そして、2010年4月からは、産学連携的な会社の代表取締役社長に就任。2014年6月に任期満了により退任し顧問として活動しています。大学まわりの情報や産学連携に関する情報を独自の視点で発信していきたいと考えています。

スポンサーサイト

上記の広告は2週間以上更新のないブログに表示されています。 新しい記事を書くことで広告が消せます。  

Posted by スポンサー広告 at

2010年12月26日

第10回大学発ベンチャー・ビジネスプランコンテスト

12月22日に開催された第10回大学発ベンチャー・ビジネスプランコンテストで、九大チームが、「Bluetoothオシロスコープの商品化と普及による ものづくり文化と理系教育の活性化」というテーマのビジネスプランで、グランプリを受賞しました!

メンバーは、
九州大学大学院システム情報科学府 木村 一郎君と、
九州大学大学院総合理工学府 中野 雅俊君

共に、QREPメンバーです。彼らは、九大のC&Cプロジェクトに採択され、スマートフォンを活用したオシロスコープの開発を今年から開始しました。

その過程で、いろいろ相談を受け、夏には「綾水会」でショートプレゼンおよびメインプレゼンをしてもらい、ビジネスプランを検討しました。その後、本ビジネスコンテストに応募。

10月には、コア技術に関し、私が代表を務める㈱産学連携機構九州で、特許を出願しています。

今回彼らのビジネスプランに対し、アドバイスしたのは、事業性、実現性の部分です。このコンテストのビジネスプランを過去数回見ていて思ったのが、どうみても実現性に乏しいプランが入賞していることでした。

ビジネスアイデアとしては面白いのですが、その事業性は、とてもリアルビジネスに及ばないプアなものばかり。。。それに対し、今回は、本当にビジネスを立ち上げる視点で、具体的に収支を計算していくようアドバイスをしました。それに対し、彼らはエクセルシートと格闘しながら収支計算を行ったいったのでした。

このコンテストの記事を取り上げている日刊工業新聞の記事をみると、「実現性が評価」とありましたので、このアドバイスはうまくいったようです。

本来であれば、最終審査会(22日)に九大の総長代理として、出席の予定だったのですが、中国出張が入り、コンテストの結果は電話で確認しました。木村君、中野君おめでとうございます!

次のステップは、3月3日に開催される全国大会。さらにビジネスプランをブラッシュアップして臨んでいきましょう!  


Posted by 坂本 剛 at 19:40Comments(0)大学発ベンチャー支援