大学の産学連携組織で大学発ベンチャーの支援を行いながら2008年3月に無事QBS(九大ビジネススクール)を修了しました。そして、2010年4月からは、産学連携的な会社の代表取締役社長に就任。2014年6月に任期満了により退任し顧問として活動しています。大学まわりの情報や産学連携に関する情報を独自の視点で発信していきたいと考えています。

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2011年09月29日

人のつながりとグルメとSFの夜(その2)

そして、今回のお土産シリーズのサプライズ品は、、、


太郎源特製「エツのカラスミ」です!

一般的にからすみは「ボラの卵巣」でつくります。⇒こちら

有名なのは、長崎産のカラスミ。大村湾ののり養殖場の下に生息するボラの卵巣で作ったカラスミは非常に美味で高級品です。太郎源でも冬の時期には、自家製カラスミを作って販売しています。

一方、今回持参したカラスミは「エツ」の卵巣で作ったモノ。エツというお魚は皆さんご存じですか?⇒こちら

カタクチイワシ科の一種で、日本では、ほぼ筑後川~有明海近辺の汽水域にしか生息していない非常にめずらしい魚です。

私は、筑後川沿いの久留米出身なので良く知っていますが、毎年春先に産卵のため城島町あたりまでエツが遡上し、エツ漁が行われます。屋形船でエツ料理を堪能するのが有名ですね。

また、その時期に福岡の柳橋市場に、エツの稚魚などが出回り、ほんの数週間の間だけ太郎源でもエツの稚魚のてんぷらなどを味わうことができます。

エツと言えば弘法大師。その昔、ある一人の僧侶が有明海から筑後川を上って城島に入り、対岸の肥前に渡ろうとしたところ、お金がなく船に乗れずに途方に暮れていると、一人の貧しい漁師が不憫に思って船を出し、対岸へ渡してやったそうです。

僧侶がそのお礼にと、岸辺のヨシの葉をちぎって川に投げ込んだところ、それがエツに姿を変え、以後、町は毎年この時期を迎えるとエツ漁で賑わったそうです。このときの僧侶が弘法大師であったといわれています。

そんなエツの卵巣で太郎源の大将が、今年カラスミをつくりました。私も数回太郎源で食べたことがあります。今回、ほかむらさんの家を訪問するにあたり、太郎源の大将に、お土産として何かサプライズ的なものはないか?と相談したところ、エツのカラスミの話が出て、冷蔵庫に残っていたものを真空パックしていただきました。


いやはや、大将お世話になりました!


お陰さまで、みなさん喜んでいただき、日本酒が結構空いてしまいましたね(笑)。井上さん(まどかさんのご両親のお友達)からは「サンフランシスコでこんな珍しいモノを食べることができて幸せだ」と言っていただきました。


普通のカラスミが苦手なうちのあかりもそうだったのですが、子供たちにも人気でした。まりちゃんもパクリ(塩分が高いので子供さんはあまりたくさんたべないほうがいいです)。


また、子供向けには、博多系のお菓子を数種類。


中でも「めんたいドロップス」は、私も食べたことがないのでなんとも言えませんが、是非体験レポートを送っていただきたいですね。

そんなこんなで、非常に楽しいサンフランシスコの夜を過ごすことができました。

今回は、ほかむら一家だけでなく、奥様のご両親、そのお友達ご夫婦(井上さん)ともご一緒させていただきました。皆さんは、ほぼ私の親の世代。

最初は、どんな話で打ち解ければいいのかな?と心配していましたが、話をしているうちにグルメな話で盛り上がった次第です。

グルメな話は、年代を超越してつながることができるんですよね。。。その一例が、


先日、京都出張の際に食べた「第一旭」のラーメン。

みなさんは、京都の大学のご出身(または生まれ)で、京都の美味しい、グルメなお店を良くご存じです。そこで先日、京都出張した話をしているとラーメンの話になり、井上さんがお薦めといって名前を挙げられたお店が「第一旭」。

「いや、実はそのお店でラーメン食べたんですよね。。。」と、その時撮った写真(上の写真)を見せると「おおっ、これだよ!」「なんで知ってるの、このお店?」と、サンフランシスコで、京都のラーメン屋さんの話で、息子と親くらい年が離れている日本人同士で盛り上がった次第です。

私が、グルメ&人のネットワーク(つながり)がすごいよね、と言われるようになったキッカケは、ほかむらさんとの出会い。ほかむらさんから多くのことを学びました。

そのほかむらさんのサンフランシスコの自宅で、年代を超えたつながりを、グルメ体験を通じ実践できたことに感動した次第です。

つまり、グルメな話は、国や年代、性別を問わず、人をつなぐキッカケになるということです。

まさに、人のつながりとグルメの大切さを実感したSFの夜でした。。。


みなさん、お世話になりました! あれ?いつものポーズは?とお思いの方、


このとおり、パチリ。


ほかやん、ありがとう!またね。  


Posted by 坂本 剛 at 07:08Comments(0)ネットワーキング