大学の産学連携組織で大学発ベンチャーの支援を行いながら2008年3月に無事QBS(九大ビジネススクール)を修了しました。そして、2010年4月からは、産学連携的な会社の代表取締役社長に就任。2014年6月に任期満了により退任し顧問として活動しています。大学まわりの情報や産学連携に関する情報を独自の視点で発信していきたいと考えています。

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2013年10月18日

宮崎キャビア発売開始!

今日西日本新聞を読んでいたら目に入ったのが「宮崎キャビアを11月販売 官民一体、30年かけ商品化」の記事です。

今年の夏に宮崎に行った際に、宮崎で白チョウザメの養殖が行われていることを知りました。→こちら


当然ながら、キャビアを生産するためです。当時は、キャビアを試食することはできず、


白チョウザメの切り身しか食べることがきませんでしたが、そのキャビアがついに発売開始されるとのことです!

記事によると、販売価格は上質の輸入品の半額程度になるようです。

話は変わりますが、宮崎県水産試験場小林分場が、チョウザメの養殖の研究を開始したのが1983年とのこと。今から30年前の話です。

このような研究成果の先を行く近畿大学の近大マグロの事業化も、研究を始めて32年かかっています。→こちら

何をいいたいかというと、産学連携や大学の研究成果の事業化、イノベーションって、分野にもよりますが、けっこう時間がかかるということです。

一方、こういった記事だけを読み、この時間軸を無視して調子のいいことを言い始める、コーディネーターと称する方々が湧き出てくるのも事実です。大学や試験場の研究者の皆様の血の滲むような努力が、このような成果発表の裏には隠れていることを忘れては行けません。

とにもかくにも、このプロジェクトへの一番の支援は、「商品を購入すること」です。私もまずは購入してみようと思っています。
  


Posted by 坂本 剛 at 13:19Comments(0)産学連携