大学の産学連携組織で大学発ベンチャーの支援を行いながら2008年3月に無事QBS(九大ビジネススクール)を修了しました。そして、2010年4月からは、産学連携的な会社の代表取締役社長に就任。2014年6月に任期満了により退任し顧問として活動しています。大学まわりの情報や産学連携に関する情報を独自の視点で発信していきたいと考えています。

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2014年10月20日

FGVA最終審査会参加しました。

先日ブログにアップしたFukuoka Global Venture Awardsの最終審査会が、先週土曜日(10月18日)にアクロス福岡で開催され、参加してきました。


いろんなところで結果がアップされていますが、以下のとおりです。

◆最優秀賞(Grand Prix)
ユニバーサル・サウンドデザイン株式会社 代表取締役 中石 真一路氏
Mr.Shinichiro Nakaishi, CEO UNIVERSAL SOUND DESIGN Inc.

◆優秀賞(Award of Excellence)
Dr. Neo Shi Yong, CEO KAI Square Pte Ltd

◆企業賞
◇グローバルWi-Fi(R)賞
キューラックス 最高経営責任者 佐保井 久理須氏
Dr. Christopher J.Savoie, CEO KYULUX Inc.

◇EOY賞
ユニバーサル・サウンドデザイン株式会社 代表取締役 中石 真一路氏
Mr.Shinichiro Nakaishi, CEO UNIVERSAL SOUND DESIGN Inc.

◇EYクリエーション賞(3社)
株式会社しくみデザイン 代表取締役 中村 俊介氏
Mr.JD Chiou, CEO INTUMIT INC.
株式会社システム・ジェイディー 代表取締役社長 伊達 博氏

プレゼン内容など細かいことは、ここで書くつもりはありません。全体的な印象を書こうと思います。

私は、今までいろんなビジネスプランコンテストに参加したり、審査員をさせていただいたりしましたが、正直行って、ここ最近では、一番レベルが高いコンテストではなかったのではないでしょうか。

そういったコンテストが東京など首都圏ではなく、1地方都市である福岡で開催されたことに多いに意義を感じました。

想像するに、今回の成功は、裏方や事務局サイドのみなさんの多大なるご尽力、努力と汗に負うものが非常に多いのではないかと思います。

まずは、その選考です。今回国内チームが6チーム。アジアを中心とする海外チームが5チームでした。国内チームは6チーム中3チームが地元福岡を拠点とするスタートアップ。特に、九大関連のスタートアップが過半数をしめていました。


システム・ジェイディー しくみデザイン キューラックス

さらに、最優秀賞を受賞されたユニバーサル・サウンドデザインさんは、九大芸術工学部の先生方とのコラボレーションをかなり行っていらっしゃるということで、広義では九大発と言えると思います。そうなると、4/6が、九大関連ということになります。

言い換えると、福岡地域のスタートアップに対し、技術、人材など、いかに九大が影響力を持っているかということだと思います。
その点については、我々が取り組んでいるSAM会という活動もいろんな点で支援させていただいています。

次に、海外チーム。これは、ひとえに審査委員長を務められた、川原さん(サイバー大学学長、MIT-VF理事長)のご尽力の賜物だと個人的には思っています。
スポンサー企業も含め、彼が保有するグローバルネットワークを活用し、ソーシングされたことは容易に理解できます。

こういった、下準備があったからこそ、素晴らしいコンテストになったんだと思います。一方、課題は「来年もおなじようなクオリティーでこのようなコンテストを開催できるか?」ではないでしょうか?来年度は、一歩進んで、組織や体制としてスタートアップのソーシングや評価を行うことが求められると思います。


チャレンジングではありますが、是非実現していただければと期待しています。

とにもかくにも、受賞されたみなさま、惜しくも受賞を逃したチームも、実ビジネスでの更なる発展・成功をお祈りしています。