大学の産学連携組織で大学発ベンチャーの支援を行いながら2008年3月に無事QBS(九大ビジネススクール)を修了しました。そして、2010年4月からは、産学連携的な会社の代表取締役社長に就任。2014年6月に任期満了により退任し顧問として活動しています。大学まわりの情報や産学連携に関する情報を独自の視点で発信していきたいと考えています。

2008年05月25日

第1感


今週末は、ガラにもなく読書の時間を多く取りました。

数冊斜め読みをしたのですが、その内の一冊が、
第1感 「最初の2秒」の「なんとなく」が正しい」(マルコム・グラッドウェル著,沢田博・阿部尚美訳,光文社,2006)

心理学実験の事例などを元に、直観力や瞬時の判断力の重要性を述べている本です。
私自身は、元々が技術系なので、直観的な判断より科学的な分析結果に基づく判断をするタイプです。というか、そういうタイプであるべきだと思いこんでいました。

しかし、自分自身を振り返ってみると、そういいた科学的な分析手法を学んだのは大学に入学して以降のことです。
特に工学系に行きたかったわけでもなく、どちらかというと、社会や国語より、数学や理科系の科目のほうが成績が良かったので、受験の際に理系を選んだだけでした。
その後もメーカーで技術者をやったので、なんとなく科学的手法による分析、統計的手法に基づく分析結果により物事を判断すべきだ!という固定観念にずっと縛られていたように思います。
また、実は、私は以前自分の直観力を信じて「転職」に失敗した経験があり(笑)、それがトラウマとなり、より科学的な分析、データに基づいた判断をしがちになっているのではないかと感じていました。

しかし、最近、「直感力の重要性」を説く友人・知人の話しを聞く機会が多く、そのあたりの本を読んでみようかなと思っている時に出会ったのがこの本です。まだ全部は読んでいないのですが、結構おもしろいことが書いてあります。

夫婦げんかの15分ビデオから夫婦の15年後が予測できるという話は面白かったですね。

一見仲のよさそうな夫婦に夫婦げんかのタネになった問題について15分間自由に話し合ってもらう。
二人の指先と耳たぶには電極とセンサーを取り付け、心拍と発汗、体温の変化を測定する。

普通は、もっと大量の日々のデータや個人プロファイルなどがないと無理だと思いますが(それでも厳しい?)、この実験を行ったジョン・ゴットマン先生は、15分のビデオから高い確率で15年後を予測してみせたのです。

自ら考案した「感情分類(SPAFF=specific affect)」に基づいて分析を行った結果、夫婦の会話1時間分を解析すれば、95%の確率、15分のビデオでも約90%の確率で15年後を予測できたのです(笑)。

ようは、少ない情報の中にも、あるサインがあり、そのサインを逃さずに判断・感じることができれば、その判断はあながちおかしくないということです。それが、直観力、瞬間的な判断力であり、その「第1感」を磨くことが重要だということです。

特に大量の情報・データが飛び交う今の世の中、今まで以上に直観力、瞬間的な判断力が求められていると感じています。

心理学的なアプローチが多いので、私にはとっつきにくい本ですが、まだまだじっくり読んでみようと思います。

それと、今の夫婦生活にちょっと違和感を感じている方、ゴッドマン先生に早めに分析してもらったらいかがですか?(爆)。


タグ :第1感読書

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