大学の産学連携組織で大学発ベンチャーの支援を行いながら2008年3月に無事QBS(九大ビジネススクール)を修了しました。そして、2010年4月からは、産学連携的な会社の代表取締役社長に就任。2014年6月に任期満了により退任し顧問として活動しています。大学まわりの情報や産学連携に関する情報を独自の視点で発信していきたいと考えています。

2008年05月29日

宇宙オープンラボ

宇宙オープンラボ
「宇宙オープンラボ」

なんだか夢がありそうな・・・けど難しそうな・・・自分とは縁遠いな~というイメージがありますよね。

先日JAXA(宇宙航空研究開発機構)の方が、私のオフィスを訪問されました。
JAXAとは、簡単にいうと、日本のNASAみたいなところです。

その場で紹介されたのが「宇宙オープンラボ」です。

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「宇宙オープンラボ」は、宇宙へのしきいを下げ、皆様の参加を容易にする制度であり、今後、本格化が期待される宇宙航空事業において求められる新しい技術、知識を幅広い方々の参画で発掘・発展させ、豊かな人類社会の形成・発展に寄与していくことを目標としています。
この「宇宙オープンラボ」をきっかけに異業種間の情報交流・技術交流が活性化され、新しいビジネスの創造など、宇宙航空関連技術と民生技術とのインタラクティブな(双方向的な)関係進展の一助となることを目指しています。
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ということですが、なんだかハイテクの技術開発といったイメージがします。しかし、いろいろ今までの事例をみていると全てがそうだとは限らないようです。

例えば「プラネタリウムを活用した宇宙エンターテイメントビジネス」というテーマは、既存のプラネタリウムに、JAXAの研究成果や宇宙映像、CGを組合せて、ディジタルプラネタリウムを開発し、魅力的な宇宙教育コンテンツを、科学館などに提供するビジネスモデルの構築を目指すものです。

また、「ISSにおける映像撮影機材のレンタル事業の研究」は、ISS(国際宇宙ステーション)に商業目的でいつでも利用できる高精細カメラを常設して、CMをはじめとした商業ニーズに迅速に対応する等により継続的なビジネス創出を目指し、ビジネスモデルの実証を行う、ということですが、皆さんがご存じの応用例は「カップヌードル」のCM(NO BORDER 宇宙編)ですね(笑)。

こういった形で、「柔らか系」の研究テーマも結構あるのです。
決して、ハイテク企業や大学ばかりの研究テーマばかりではなく、中小企業などの応募も多いようです。

ちなみに、このプロジェクトには綾水会メンバーの「エルポート」さんも「磁気ブリッジ型磁界センサの宇宙実証と事業化
といったテーマで採択されています。

福岡の中小企業の方で、「宇宙」をキーワードにした新しい商品開発・サービスにトライしようかな?とお思いの方
学生さんで、「宇宙」をキーワードにした新しいビジネスモデルを考えてみようかな?と思っている方

応募してみてはいかがですか?

詳細はこちら



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Posted by 坂本 剛 at 07:07│Comments(0)今日の出来事
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