大学の産学連携組織で大学発ベンチャーの支援を行いながら2008年3月に無事QBS(九大ビジネススクール)を修了しました。そして、2010年4月からは、産学連携的な会社の代表取締役社長に就任。2014年6月に任期満了により退任し顧問として活動しています。大学まわりの情報や産学連携に関する情報を独自の視点で発信していきたいと考えています。

2008年02月17日

情報発信&ネットワークの重要性(学生企画編)

情報発信&ネットワークの重要性(学生企画編)

先日もアップした「緊急ITセミナー」予定どおり開催いたします。また、そのセミナーの前の時間を使って、学生がセミナーを企画しています。

そのセミナーは、九大の起業家精神涵養プログラム「QREP」に参加した学生が中心となって企画しています。

QREPでは、シリコンバレーで様々なことを学ぶのですが、その中でも大事なことが、「ネットワークの重要性」「情報を発信することの重要性」です。

そもそも今回のセミナーを行うきっかけは私のブログに書いているのですが、それ以外で重要な役割を果たしたのが、ネットワーク、情報を発信することの重要性を感じた学生の行動です。
特に林さんに関しては、まさにその両方を体現した学生が起こした行動が非常に大きな役割を果たしています。

○QREPに行った学生が、人の勧めで林さんの著書「スティーブ・ジョブス~偉大なるクリエイティブ・ディレクターの奇跡~」を読んだ感想をミクシィにアップ

○それをみたマイミクさん(本を薦めた人)が林さんにその情報を知らせる

○林さんが、学生のミク日記に書き込み

○そこで、学生と林さんとの交流が生まれた

のです。

いろいろドタバタしましたが、九大の学生達がセミナーを企画しています。
ちなみに、このセミナーは対象は学生向けなので、社会人のご参加はご遠慮願います。
社会人の方は、18:00~の「緊急ITセミナー」のほうにご参加ください。

また、このセミナーの講師であるNobiさんこと、ジャーナリストの林信行さんが、自身のブログにアップされています。⇒こちら

みなさん、おわかりいただけたでしょか?こうやって、個人個人が情報を発信し、また行動を起こすことにより、様々なことが起こっていくのです。

その本質的な部分、インフラを元に、テクノロジー、大学、人、モノ、金がリンクし発展していったのがシリコンバレーではないかと私は思っています。

そこを理解せずに、形だけを日本に持ち込んでも、うまくいかないのは自明です。
むしろ本質を捉え、それを日本的(語)に翻訳し、行動を起こすことが重要ではないでしょうか?

そこがわかっていらっしゃらない方々が、やれ交流会だ、ネットワークだといって、多大なお金(いわゆる税金)を投入し自己満足で終わっている、だからそこからイノベーション、相互作用が生まれないのではないかと思います。

それよりも、これら学生の行動のほうが価値があると思いますし、そのきっかけとなったのが、我々が行っているQREPであることに誇りを感じます。

ちなみに、学生に林さんの本を勧めたのは、QREPの講師であり、今回何を目的かは判りませんが(笑)、サンフランシスコから来福するほかやんこと、外村さんです。アラアラ(爆)。

That's just a network!なんです。

以下、学生の案内文です。

+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

九州大学医学系学府2年の具島三佳と申します。

今回、皆さんにセミナーの紹介をさせていただきたく、メールを配信しております。

「九大生よ、リーダーになろう!」の第9回の講師としてご講演していただいた
経営コンサルタントの外村仁さんとITジャーナリストの林信行さんが
九州大学の学生と直接対話するために福岡の地を踏みます!

テーマは
「replaceableなworkerでなく、irreplaceableなprofessionalを目指せ」
うーん、英語が多くてわかりにくいですか?
では、企画委員5人が自分の言葉で解釈してみました。
池辺儀裕  「「代行」されない自己ブランドを築く」
江嵜慶   「大航海時代を生き抜く」
具島三佳  「フラット化する社会を生き抜くヒント」
島松千春 「世界の中の自分~唯一無二のProfessionalになる方法」
藤川祥平  「世界から見た日本~プロになれ~」

どうでしょう,イメージがわきましたか?

今回、講師のお二人には,少し高い視点から眺める時代の変化、世界の変化から
読み取れる現状、世界の中の日本についてお話し頂きます.そのような背景を踏まえ,
「replaceableなworkerでなく、irreplaceableなprofessional」になるためには
何を考えどう行動しなければいけないか,参加者も含めてディスカッションを行います.
開催が2月18日(月)と急ではありますが、お二人が同時に来福することは今後もうないと思いますので、ご興味のある方是非ご参加ください。

【日時】
平成20年2月18日(月) 15:00~17:30

【場所】
九州大学箱崎キャンパス創造パビリオン2Fセミナー室
http://www.kyushu-u.ac.jp/access/map/hakozaki/hakozaki.html
(リンク先地図65番)

【参加申し込み】
下記のメールアドレスに【セミナー参加希望】という件名で、
氏名:
所属:
を記入の上、メールを願いいたします。
(当日飛び入り参加も歓迎しますが,人数把握のため事前申し込みにご協力下さい)
↓ ↓ ↓
九州大学医学系学府修士2年
学生企画委員 具島三佳(mika.gushima@gmail.com)まで。

外村さんの経歴はこちら
http://www.svjen.org/staff5.php

林さんの著書についてはこちら
http://www.amazon.co.jp/s?ie=UTF8&search-type=ss&index=books-jp&_encoding=UTF8&field-author=%E6%9E%97%20%E4%BF%A1%E8%A1%8C&page=1

林さんのブログはこちら
http://nobi.cocolog-nifty.com/

今回の企画はQREP参加学生による活動から実現しています
QREP(九州大学・ロバートファン・アントレプナーシップ・プログラム)
QREP参考URL:http://www.kyushu-u.ac.jp/magazine/kyudai-koho/No.45/45_14.html

+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

同じカテゴリー(九州大学)の記事画像
「はやぶさ2」打ち上げパブリックビューイングが九大であるらしい
地域同窓会の課題(筑後地区編)
唐津市と九大の共同研究成果「完全養殖のマサバ」が試験出荷開始らしい
日本人ノーベル賞受賞おめでとうございます!(青色発光ダイオード)
九州大学とUR都市機構が連携したらしい (箱崎キャンパス跡地処分の検討)
第2回生産機械工学科の会
同じカテゴリー(九州大学)の記事
 「はやぶさ2」打ち上げパブリックビューイングが九大であるらしい (2014-11-27 09:09)
 九大祭の雰囲気が変わったなー (2014-11-19 07:11)
 地域同窓会の課題(筑後地区編) (2014-11-17 10:42)
 大学を擬人化してみた、が面白い (2014-10-23 14:54)
 伊都キャンパスにはイノシシがでるらしい。。。 (2014-10-22 15:02)
 唐津市と九大の共同研究成果「完全養殖のマサバ」が試験出荷開始らしい (2014-10-10 16:14)

Posted by 坂本 剛 at 10:57│Comments(0)九州大学
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。