今どきの運動会

坂本 剛

2008年06月02日 07:43


昨日は、前日のブログにアップのとおり、あかりの運動会でした。


いや~暑かったですね。しかも風があまりありませんでした。
昨年は光化学スモッグ注意報が福岡地方に発令され、午後は早めに終了しました。なので、いやな予感がしたのですが、今年は何事もなく、予定通りの時間(14:30)まで開催されたので、それはよかったと思います。

また、今年からは校内で「禁酒・禁煙」とのこと。今までも「禁煙」ではあったのですが、今年からは「禁酒」も加わりました。「福岡市立」ということで、例の事件の影響がここまで及んでいるようです。オヤジの皆様にとってはちょっと不満だったかも知れませんね。


あかりも元気に徒競走(っていうのかな?)で走っていました。この写真撮るの結構苦労しましたよ(笑)。
ところで、今どきの運動会は、順位付けを極力行わないみたいですね。
徒競走も、以前は各走者ごとに順位をつけていたと思いますが、我が小学校では、レースごとに赤・白どちらの生徒が一位だったかをカウントし、その回数で赤・白の勝ち負けを決めていました。
さらに、誰と誰が一緒に走るかについても、事前に50m走などでタイムを記録し、タイムが近いもの同士を一緒に走らせて、極力差がつかないようにしているようです。

うーん、こんなんでいいのかな~と単純に思う今日この頃。
公教育とはいえ、小学生の多くが高学年になると進学塾に通い、中学お受験に備える現実がある一方、競争はダメ(おおっぴらには)だということを運動会でやってていいのかなと感じました。

勉強が出来る子もいれば、運動が得意、走るのが速い子もいる。絵がうまい子もいれば、音楽が得意な子がいる。。。
対象はともかくその分野について出来る子はキチンと褒めてあげるほうがいいと思うんですけどね。

それと、またまた奇妙な光景を見つけました。


これは「騎馬戦」の風景です。なんだか変なことに気付きませんか?
騎馬同士が揉み合っている周りを、先生方や父兄の方々が取り囲んでいるんです。騎馬の上から騎士担当の生徒が落ちるのを防ぐためのようです。しかも、騎馬同士が戦うのも、お互いが向き合うまでそろ~と近づかせ、それから用意ドンで始めるんですよね。
僕らが小学生のころは、遠くからお互いが突進してぶつかり合い、帽子を奪い合ったものです。その際に騎士担当の生徒が騎馬から落下することは当然ながらありましたし、それが騎馬戦の醍醐味だと思っています。
今どきの運動会は、MP(Monster Parents)よろしく、子供が怪我すると学校の責任が問われるので、何かあっては大変だと、上述のとおり騎馬同士の周りを大人が取り囲んでいるのです。

わからない訳ではないですが、「だったらそもそも騎馬戦をやらなかいいじゃん」というのが私の考えです。
そこまでして騎馬戦をやる必要はないと思うんですけどね。

なんだか不思議な気分になった運動会でした。。。

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