授業参観(ちょっとおかしい編)

坂本 剛

2008年06月22日 09:37


先週、あかりの授業参観がありました。
妻が、仕事の都合で行けなかったので、代わりに行ってきました。


教室に入ると、自分の子供が学校でどんなことをやっているのか?を垣間見ることができますね。
いつの間にか書道も始まっている。

 
図工もやっているみたい。親バカですが、こんなのも作れるのね、と妙に感心しました。

授業参観の科目は「社会科」。テーマは「福岡を知ろう」でした。
先生が、福岡タワーの上から東西南北方向の写真を撮ってきて、そこに何が写っているかをみんなで考えるといった内容でした。まあ内容はともかく、問題なのが、そのツールです。黒板に大きな写真を貼るのはいいのですが、生徒にその写真をコピーした紙を配って、そこに何が写っているかを書き込むようになっているのですが、

○その写真が白黒で、何が写っているか全然わからない
○写真が小すぎ!

ということで、前列の生徒は黒板の写真がみれるのですが、後列の生徒、しかも目が悪い生徒はどうしようもありません。もう少し、授業で使う道具、資料を考えて準備をしてほしいと思いました。

そして、最後に福岡市の大きな地図を先生が出されたのですが、そこにも「大きな問題」が!
その地図が古いので、「アイランドシティ」が載っていないのです(爆)。

いいですか?この授業のテーマは「福岡を知ろう」です。しかも、私の子供が通っている小学校は「福岡市立」です。
アイランドシティの件は、福岡にとって重要な問題・課題ですよね。和白干潟に対する環境破壊などで反対運動が起きました。また、例の飲酒運転問題で福岡市の職員が逮捕されたのも、アイランドシティに向かう橋の上の出来事でした。

学校は何を考えているのでしょうか?今の公教育が、ここまで現実に対応できていない、反射神経が鈍っているのかと悲しい気持ちになりました。

多分、予算の問題などがあり、最新の地図が購入できないといった理由があったかもしれませんが、そういうこと(アイランドシティが載っていない)すら誰もわからなかった、認識していなかったのではないでしょうか?

今の世の中、webを検索すれば最新の地図は容易に入手できます。QBSのゼミでも、仲間が公教育について論文を書きましたが、そこで言及されているのが、教職員のITリテラシーの低さ。これは一般企業にかなり劣るようです。
これで、あかりを福岡市立の中学校に進学させていいのか、について益々疑問が生じてきました。

妻に聞いたところによると、9月には校長との懇談の場があるようです。そこで問題提起しようと思っています。

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