モノづくり体験(吉野ヶ里編その2)

坂本 剛

2009年03月31日 08:14


吉野ヶ里の続きです。

染物を体験した後は、勾玉(まがたま)作り体験です。


琥珀は高価で、固く、加工に時間がかかる(2時間!)ので、我が家は高蝋石を選びました。


あかりはピンク、私は黒モザイクを選びました。


ちょっと小さくて見辛いですが、加工見本の左から右のとおり加工していきます。まずは材料(高蝋石)にスミイレ(形を書く)し、砥石にをこすりながら削っていきます。更に面取り(角をまるくする)して形を整え、水ヤスリで仕上げます。

 
まずは、砥石に材料を当て、勾玉の粗い形を作っていきます。ちなみに、あかりの材料は名前(高蝋石)のとおり、削れ易い石のようです。一方、私の黒モザイクはピンクより固く、削るのにかなり力が要りました。


ということで、外形を削った状態がコレ。結構上手いでしょ(笑)。私は、以前半導体設備関係の開発エンジニアだったので、ある程度の機械加工はできるんですよね。こういうときに過去の経験が役立ちます。父親の面目躍如です。


更に面取りをしていきます・・・


あかりも頑張りましたね。少し面取りを手伝い、最終的にはこのような形になりました。

 
仕上げに水ヤスリで表面を磨いていきます。当日は気温が低く、水が冷たくて、手がかじかみましたね。


出来上がりはこんな感じ。結構よくできたなと自画自賛(笑)。会場では、多くの家族連れが勾玉作りにトライしてました。こういったイベントは、モノ作りを子供に体験させるのに非常にいいチャンスだと思います。時には、手を切ったりするかもしれませんが、絆創膏を貼っておけば治るレベルのことです。このような体験をすると、普段自分が目にしている様々なものが、どういったプロセスで作られているのか?ということに興味が湧くと思うのです。そういった視点で物事を考えると、勉強も、単なる詰め込みにはならなくなるのではないでしょうか?最近、塾も理科実験などに力を入れているみたいなので、更にそのような取り組みを進めていただきたいと思っています。

 

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