下町の雰囲気を味わう(みの家編)

坂本 剛

2009年04月20日 08:00

先日、東京に出張した際に、知人に連れて行ってもらった場所が森下。

森下?九州に住んでいる者にとって馴染みがない場所ですが、ようは深川に近い東京の下町。


行ったお店は馬肉(さくら肉)の【みの家

明治30年に創業の老舗です。HPによると、建物は昭和29年に建てられたもののようです。両隣が雑居ビル。その間に木造の古い建物が悠々と残っていました。


九州で馬肉といえば、熊本の馬刺しが有名ですが、このお店のメインは【さくら(桜)鍋】。赤味噌仕立ての割り下で頂きます。


さくら肉以外の具は、ざくといわれる葱・白滝・麩といたってシンプル。すき焼きと同様にといた生卵で食べます。

馬肉は、豚や牛肉に比べ、高たんぱく・低カロリーみたいですね。東京では馬肉のことを【けたぐり】とも言うようです。


店内はこんな感じ。昔は、炭を使っていたので、天井が高く風通しの良いつくりになっています。奥には、大きな熊手が飾ってありました。


今時珍しい欄間も、桜の花を模したもの。「放歌(放火ではありません)禁止」というフレーズが昔を感じさせます。


会計は席で行います。会計を終えると(現金)、会計済みの札をくれますので、お店に上がる際にもらった下足札と併せて下足番の方に渡すと、お店を出る際には履物が準備されているというシステム。ある意味、これも【User Experience】(おもてなし)の一つですね。昔ながらの下町の風情が感じられます。

また、機会があれば訪ねてみたいと思います。

関連記事