ケヴィン・ベーコン・ゲーム

坂本 剛

2007年05月06日 10:08



最近、ネットワークのことについての本を読む機会が多いんですよね。
QBS(九大ビジネススクール)のプロジェクト演習(一般の大学院の修士論文にあたる)のテーマを考えるにあたり、先行研究を調べているときに出会ったのがスモールワールド現象やネットワーク理論です。

その中で面白いものを見つけました。「ケヴィン・ベーコン・ゲーム」

スモールワールド現象では「6次の隔たり」で世界中の人々はつながっているという概念がありますが、これはハリウッドの俳優のネットワークがスモールワールド化していることを、オールブライト・カレッジの学生が「神の啓示」を受けて考え出したものです。

ケヴィン・ベーコンについてはこちら

私は映画についてあまり詳しくないのですが、たしかにいろんな映画で彼を見かけたことがありますね。名わき役なんでしょうか。


彼らは、ケヴィン・ベーコン主演の映画「アフリカン・ダンク」がテレビで放映された夜に「啓示」を受け、ベーコンは非常に多くの映画に出演しているから、ハリウッドの俳優の誰とでもつながっていると思いついたのです。

そして、ジョン・スチュワート・ショーという、特に学生に人気がある有名トークショーにそのことを投稿し、そのトークショーにケヴィン・ベーコンと一緒に出演し、名前を挙げられた俳優をみんなベーコンと繋げてみせるという妙技で視聴者を魅了したのです。

さらに、これを見ていたヴァージニア大学のコンピューターサイエンスを専攻した学生が、自分の研究テーマになると気付き、それをもとにプログラムを書き、「ベーコンの神託(The Oracle of Bacon)」というサイトを立ち上げたのです。

ケヴィン・ベーコン自身を起点(0)とし、彼と映画で競演したことがある俳優にはベーコン数1
ケヴィン・ベーコンと共演したことがある俳優と映画で共演したことがる俳優にはベーコン数2を与える
という風に定義します。
彼らのプログラムでハリウッドの俳優のネットワークを分析するとハリウッドの俳優は平均して2つか3つのリンク(ベーコン数)でつながっているというのです。

例えば、
トム・クルーズは「ア・フュー・グッド・メン」でベーコンと共演しているからベーコン数1

マイク・ワイヤーズは「オースティン・パワーズ・デラックス」でロバート・ワグナーズと共演し、ワグナーは「ワイルド・シングス」でベーコンと共演しているからそれぞれベーコン数2、ベーコン数1

更に、チャップリンのような歴史的人物でさえベーコンとつながるのです。

チャップリンは「殺人狂時代」でバリー・ノートンと共演しているが、バリー・ノートンは「栄光何するものぞ」でロバート・;ワグナーと共演しており、彼は上述のとおり、ベーコン数1であるので、チャップリンのベーコン数は3となります。。。。

(参考文献:アルバート=ラズロ・バラバシ(青木薫(訳))、『新ネットワーク思考』、NHK出版、2005)

これ、実際にやってみると面白いですよ。(笑)

サイトはこちら

これ、インターネット・ムービー・データベース(IMD.com)というデータベースを利用しているとのことで、日本人の俳優を入力するとそのベーコン数を知ることができます。

例えば、「キムタク」のベーコン数は「3」です。

「Takuya Kimura」と入力すると、

Takuya Kimura has a Bacon number of 3.
Takuya Kimura was in 2046 (2004) with Maggie Cheung
Maggie Cheung was in Clean (2004/I) with Don McKellar
Don McKellar was in Where the Truth Lies (2005) with Kevin Bacon

と分析されます。ということは、キムタクはベーコンと共演した俳優と共演したことがある俳優と共演したことがあるということです。

「松嶋菜々子」もベーコン数3です。

みなさん、是非試してくださいね。

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