九州新幹線工事現場でダイオキシン検出(頭にきた編)
普段こういうことは、ブログでは書かないのですが、頭にきたのでアップします。
(西日本新聞 2007年9月9日 朝刊31面より)
久留米市荒木町白口のJR荒木駅構内の九州新幹線鹿児島ルート工事現場から、環境基準の95倍のダイオキシン類が検出された件です。
ネットニュースでも多数報道されています。
その1
その2
ご存知、というかこのブログの私のProfileのとおり久留米市出身なのですが、細かくいうと荒木町、さらに細かくいうと白口、いわゆる今回ダイオキシンが検出された工事現場に近いところに実家があります。
私が今回怒っているのは、ダイオキシンが検出されたことではありません。
今回の件は非常に悲しいことなのですが、今回の場所には、三西化学工業という三井化学の子会社があり、農薬を製造していたんです。なので子供のころから農薬問題は有名でしたし、ダイオキシンが検出されてもあまり驚きません。だって荒木川や白口川の魚やドジョウは奇形が多かったんですよね。(ニガ笑)
その後三西化学工業はいろいろあり、操業を停止したと記憶しています。
頭にきたのは、2000年にその跡地から基準値の26倍のダイオキシンが検出されていたにもかかわらず、親会社である三井化学が7年以上、その検出結果を県(行政)に報告していなかったことです。
今回新幹線の工事がなかったらそのままこの事実はオープンになることはなかったんでしょう。
だって、今回ダイオキシンが検出されたことにより、8月末に2000年の件を県に報告したんですから。本当に新幹線の工事があってよかったと思いますよ。
あきれますね。。。高度経済成長期であればまだ分からないわけはないですが(それでも悪い)今の世の中(21世紀)でのこの対応。この企業の文化に倫理観という文字はないんでしょうね。
産学連携関係にもこの企業および企業グループのOBの方がコーディネータと称していろんなところにいらっしゃいますが、私は彼らを絶対信用しません。
大企業にいたからって偉そうな顔されても困りますし、私はこのような腐った大企業より、日々一生懸命汗かきながら働く個人事業の方、ベンチャーの方を尊敬します。
行政には徹底した指導をお願いしたいものです。
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