第10回大学発ベンチャー・ビジネスプランコンテスト

坂本 剛

2010年12月26日 19:40

12月22日に開催された第10回大学発ベンチャー・ビジネスプランコンテストで、九大チームが、「Bluetoothオシロスコープの商品化と普及による ものづくり文化と理系教育の活性化」というテーマのビジネスプランで、グランプリを受賞しました!

メンバーは、
九州大学大学院システム情報科学府 木村 一郎君と、
九州大学大学院総合理工学府 中野 雅俊君

共に、QREPメンバーです。彼らは、九大のC&Cプロジェクトに採択され、スマートフォンを活用したオシロスコープの開発を今年から開始しました。

その過程で、いろいろ相談を受け、夏には「綾水会」でショートプレゼンおよびメインプレゼンをしてもらい、ビジネスプランを検討しました。その後、本ビジネスコンテストに応募。

10月には、コア技術に関し、私が代表を務める㈱産学連携機構九州で、特許を出願しています。

今回彼らのビジネスプランに対し、アドバイスしたのは、事業性、実現性の部分です。このコンテストのビジネスプランを過去数回見ていて思ったのが、どうみても実現性に乏しいプランが入賞していることでした。

ビジネスアイデアとしては面白いのですが、その事業性は、とてもリアルビジネスに及ばないプアなものばかり。。。それに対し、今回は、本当にビジネスを立ち上げる視点で、具体的に収支を計算していくようアドバイスをしました。それに対し、彼らはエクセルシートと格闘しながら収支計算を行ったいったのでした。

このコンテストの記事を取り上げている日刊工業新聞の記事をみると、「実現性が評価」とありましたので、このアドバイスはうまくいったようです。

本来であれば、最終審査会(22日)に九大の総長代理として、出席の予定だったのですが、中国出張が入り、コンテストの結果は電話で確認しました。木村君、中野君おめでとうございます!

次のステップは、3月3日に開催される全国大会。さらにビジネスプランをブラッシュアップして臨んでいきましょう!

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