第89回SAM会

坂本 剛

2011年06月15日 12:37

昨日は、第2火曜日ということで、6月のSAM会を開催しました。

ご存じの方も多いと思いますが、元の名前は「綾水会」。福岡地域の大学発や地域発ベンチャーの支援ネットワークです。昨年度末で「綾」の綾尾さん、「水」の水口さんが一線を退かれたこともあり、名称を変更して継続しています。


メインプレゼンは、九州大学 数理学研究院 学術研究員 中川 康二氏が「化学構造式画像の電子化ビジネス」というテーマ でプランを発表しました。

論文や特許資料は電子化が進んでいますが、化学構造式や数式は画像を貼り付けされているだけで検索エンジンに引っ掛かりません。しかし、中川先生ら の技術を活用すると、化学構造式も検索可能になります。


非常に面白い技術なのですが、出口、つまりビジネス的にどういったマーケットがあり、どういった付加価値をそのマーケットに提供していくことができるのか、がまだまだ練られていないという印象でした。今後の進捗に期待したいと思います。


ショートプレゼンは、先日のBBQにも参加していただいた九大発&SAM会
発ベンチャーPicoCELA㈱の新人営業マン、安藤さんに PicoCELA社の現状報告と
いうことでプレゼンしていただきました。

彼らの商品・サービスは急速にマーケットに浸透しているようで、病院やホテルで採用される事例が多いとのことでした。安藤さんもまだ20代と若いので、今後の営業展開に期待したいと思います。

今回のSAM会には、久しぶりに福岡大学の学生が参加してくれました。学生ながらご自身でIT系の会社を起業されています。ある程度、ビジネスプランが固まった時点でSAM会でプレゼンしてもらおうと思っています。

来月は、7月12日(火)に開催予定です。

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