久しぶりの千秋(Innovation Japan編)

坂本 剛

2010年10月11日 10:31

最近、ドタバタしていてブログの更新が滞っていましたが、この三連休でまとめて「ボコボコ」更新しています。相変わらずグルメ系がおおいですけどね(笑)

ということで、ほぼ2週間前になりますが9月29日東京出張しました。数件のアポイントメントの合間に訪れたのが

「イノベーションジャパン2010」。産学連携関係では最大の見本市です。正直言って「かなり縮小傾向」な感じでした。

政権交代以来、科学技術関係の「事業仕分け」が色々行われる中、このようなイベントも予算削減が行われているのではないかと思います。私も昼ごろ会場である有楽町の「東京国際フォーラム」を訪れたのですが、到着早々「あれー少なー」と思ったら開場が午後一番からになっていました(笑)。

また、各大学の産学連携機関である「知的財産本部」や「TLO(技術移転機関)」の出展は今年はありませんでした。当然ながら私ども、九大の知財本部も出展していません。「学」の側から出展しているのは、各大学の研究室の研究成果です。


コンセプトは、企業と大学の研究成果のマッチングのようですが、そもそも大学側の産学連携関係の窓口として知財本部やTLOを作ったはずなのに、このイベントは、研究成果と企業を直接マッチングさせようとしている、、、、なんだか大学が法人化する前のスキームに後戻りしているのではないかと感じた次第です。どうなっているんですかね、日本の科学技術政策は。。。

会場をいろいろ廻りましたが、目新しさは感じられず、


こういう展示に思わず引き込まれてしまいました(笑)。とはいいつつ、個人的によかったのが、


ヒューマンキャピタルマネジメント(HCM)の土井さんの講演を拝聴できたことです。

土井さんは、大学発技術のインキュベーションを行っていて、大学発ベンチャーの経営にも実際携わられています。いわゆる「評論家」ではなく「プレーヤー」なのです。そして、北海道大学発ベンチャー「イーべック」では、メガファーマとのライセンス契約に成功し、数十億円のロイヤリティ収入を獲得するなど、成果を上げていらっしゃいます。

彼はドラッカーの信奉者でもあります。当初、彼らのビジネスモデルは、業界関係者と言われる「評論家」みたいな方からは「君は業界のことを知らない」等々バカにされたそうですが、彼曰く「ドラッカーの教え」に従って当たり前のことを愚直に行った結果、大きな成果を得ることができたそうです。

偶然ですが、私自身、この講演を拝聴する直前にドラッカーの本を購入していたのですが、家に帰ってすぐにその本を読み返しかのは言うまでもありません(笑)。

ということで、講演終了後に、現地を離脱し、打ち合わせを数件こなした後、向かったのが


「築地魚河岸三代目千秋」。7月に家族で行って以来の千秋です。


まずはお刺身。真ん中はインドマグロの赤身、そして左上から反時計まわりで、
メカジキ
ろうにんアジ(漢字がわかりません。。。)
フエダイ
剣先イカ
メダイの砂ずり
です。


メダイの砂ずりは、7月に来た際、あかりがおかわりしたネタで、鎌田さんが今回も仕入れてくれていました。歯ごたえがたまらない逸品です。


これは鯨(くじら)。臭みがなくあっさりしています。


そして、今回のメインの一つが「マグロの脳天」。


先日知人が千秋を訪れ、マグロの脳天を食べたことをtwitterで自慢げにつぶやいていて次回は是非と思っていました。鎌田さんに感謝・感謝です。肝は、、、どの肝か忘れました(笑)。鎌田さん、気づいたらコメントよろしく。


と、それともう一つ、またまた知人である九大の教員が千秋を訪れ食べたのが「エビスダイ」。残念ながら身は無くなっていましたが、頭は残してくれていました。


煮付けにしてもらいましたが、骨がかなりがっしりした魚ですね。美味でした。


締めは、押し寿司でフィニッシュ。


ということで、最後はみんなでパチリ。ごちそうさまでした!

これから魚がおいしい季節がやってきます。東京出張の際は、築地に足が向きそうです(笑)。

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