サラサラの組織

坂本 剛

2009年01月31日 09:06

先日開催された「九州ナレッジ交流会」。元々はKDI(富士ゼロックスKnowledge Dynamics Initiative)が行っている知識創造プロセスをベースにした組織改革、「場(ba)」の創造、いわゆる知識イノベーションの取り組みがベースになっています。
その時の様子は→こちら1こちら2

様々な活動を通して各地にコミュニティが形成されており、その一つが今回開催された「九州ナレッジ交流会」なのです。これらの知識創造活動の様子・実践の様子をまとめた本が昨年12月に出版されています。


それが、「サラサラの組織 あなたの会社を気持ちいい組織に変える、七つの智恵
ダイヤモンド社:富士ゼロックスKDI (著), 野村 恭彦 (著), 仙石 太郎 (著), 荒井 恭一 (著), 紺野 登 (著), 荻野 進介 (著), 野中 郁次郎 (著)

経営戦略論、組織論にはいろいろありますが、知識経営、イノベーションを切り口に組織改革・経営改革を行っている企業の事例が多数掲載されています。マツダ、NTTデータ、富国生命等々。その一つに九州電力のナレッジマネジメントの事例が取り上げられています(pp125-132)。その中心人物が西村文亨さん。QBS(九大ビジネススクール)の一期生です。ちなみに、この本の監修は日本を代表する経営学者である野中郁次郎先生です。野中先生といえば、私のQBS時代の恩師である永田晃也先生の師匠。なんだかんだと繋がるんですよね。

知識経営?
イノベーション?
暗黙知?
SECIモデルをまわす???

そういう方は、まずはこの本を読まれるといいと思いますよ。

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