2014年10月24日
パートナーの異動に合わせて、働く仕組み(地銀編)
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地方銀行64行は、行員が配偶者の転勤先にある別の地銀で働けるようにする仕組み作りで連携する。主に子育て世代の女性行員が使うことを想定している。全国各地の地銀は業務に通じた優秀な行員確保が共通の課題で、相互の人材受け入れ体制を整えて課題を解消する狙いもある。女性の社会参加は労働力人口の減少に直面する日本社会全体の目標にもなっている。金融界の試みが他産業の刺激になる可能性もある。
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(日本経済新聞オンライン版より)
女性活躍推進は、現政権が目玉施策の一つとして押し進めているものです。そこで目にしたのがこの記事。
個人的にはいいな、と思った次第です。
福岡は、よくも悪くも大手企業の支店経済で成長してきた地域で、今でもそれは続いていると思います。ということは、パートナー(主に男性)の関東や関西地区から福岡への転勤により、仕事を退職せざるを得なくなり、市内で悶々としている女性が相当数いらっしゃるということです。
福岡の場合、関東や関西のように大手企業で総合職(いわゆる男性と同じような仕事)として女性を受け入れる企業はそんなに多くなく、働こうとしてもパート・アルバイトの場合がほとんどです。
なので、仕事をバリバリやってこられた女性が、パートナーの転勤、出産のタイミングで仕事を離れ、その後の仕事復帰ができずに社会との繋がりを失い、心のバランスを崩す方が結構いらっしゃるということをよく耳にします。
そういった問題を解決する手段の一つとして今回の地方銀行の取り組みは、非常に面白いのではないかと思った次第です。
ただ、想像するに、地方銀行を中心とする業界団体があるにしても、様々なグループがあり、ライバルグループ間で、こういった人材の流動化施策が本当に機能するのか、についてはいろいろ課題があるのではないかと推察されます。
たとえば、九州であれば、F銀行を中心とするグループと、NC銀行を中心とするグループがあります。転勤地に、所属していた金融機関と親しい関係にある銀行があればよいのですが、ライバルグループ系の金融機関しかない場合に、そういった人材を受け入れることが可能なのか?
うーん、難しい問題かもしれませんね。。。
とにもかくにも、いろいろ課題はあるとは思いますが、まずは「行動」「やってみる」ことが重要だと思います。
うまくいけば、他業界にも水平展開が可能なので、今後の取り組み状況に注目していきたいと思っています。
地方銀行64行は、行員が配偶者の転勤先にある別の地銀で働けるようにする仕組み作りで連携する。主に子育て世代の女性行員が使うことを想定している。全国各地の地銀は業務に通じた優秀な行員確保が共通の課題で、相互の人材受け入れ体制を整えて課題を解消する狙いもある。女性の社会参加は労働力人口の減少に直面する日本社会全体の目標にもなっている。金融界の試みが他産業の刺激になる可能性もある。
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(日本経済新聞オンライン版より)
女性活躍推進は、現政権が目玉施策の一つとして押し進めているものです。そこで目にしたのがこの記事。
個人的にはいいな、と思った次第です。
福岡は、よくも悪くも大手企業の支店経済で成長してきた地域で、今でもそれは続いていると思います。ということは、パートナー(主に男性)の関東や関西地区から福岡への転勤により、仕事を退職せざるを得なくなり、市内で悶々としている女性が相当数いらっしゃるということです。
福岡の場合、関東や関西のように大手企業で総合職(いわゆる男性と同じような仕事)として女性を受け入れる企業はそんなに多くなく、働こうとしてもパート・アルバイトの場合がほとんどです。
なので、仕事をバリバリやってこられた女性が、パートナーの転勤、出産のタイミングで仕事を離れ、その後の仕事復帰ができずに社会との繋がりを失い、心のバランスを崩す方が結構いらっしゃるということをよく耳にします。
そういった問題を解決する手段の一つとして今回の地方銀行の取り組みは、非常に面白いのではないかと思った次第です。
ただ、想像するに、地方銀行を中心とする業界団体があるにしても、様々なグループがあり、ライバルグループ間で、こういった人材の流動化施策が本当に機能するのか、についてはいろいろ課題があるのではないかと推察されます。
たとえば、九州であれば、F銀行を中心とするグループと、NC銀行を中心とするグループがあります。転勤地に、所属していた金融機関と親しい関係にある銀行があればよいのですが、ライバルグループ系の金融機関しかない場合に、そういった人材を受け入れることが可能なのか?
うーん、難しい問題かもしれませんね。。。
とにもかくにも、いろいろ課題はあるとは思いますが、まずは「行動」「やってみる」ことが重要だと思います。
うまくいけば、他業界にも水平展開が可能なので、今後の取り組み状況に注目していきたいと思っています。
Posted by 坂本 剛 at 09:42│Comments(0)
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