2011年03月10日
北九州市立大学改革物語
昨日は、午前中から打ち合わせが続き、最後のミーティングは、有川九大総長室で行われました。
久しぶりの総長室でチト緊張した次第です(笑)。
その後、日航ホテルに向かいました。

北九州市立大学の矢田学長が執筆された「北九州市立大学改革物語」の出版記念パーティに参加するためです。
矢田先生は、元九大経済学部の教授で、QBS(九大ビジネススクール)の創設にもご尽力された方です。
九大ご退官後、2005年に北九州市立大学の学長に就任されました。学長として、公立大学法人である北九州市立大学のドラスティックな改革に着手され、すばらしい成果を上げていらっしゃいます。そのご経験を本にまとめられたのです。
○全国に大学は765校
○国立大学は86、公立大学は90、私立大学は589
あるとのこと。各大学の財源構成をみると、国立大学の予算の約75%は、国からの運営費交付金。公立大学だと48%、私立大学だと11%。公立大学は、それに加え、約20%が地方交付税だそうです。
また、公立大学といっても、各大学、各地域の様々な状況により、授業費等の自主財源の比率が高い学校もあり、自治体負担(地方交付税など)比率が高い学校もあり、少子化の現在、各大学にあった大学の経営戦略が必要であるようです。
そういった少子化の中、北九州市立大学は、全国的に大学の志願倍率が減少する一方、大学経営改革を推進し、2007年から2010年の間に、V字回復を達成しています。
その主な重点戦略が、以下の6つの戦略
・入試から就職までの一貫した教育のシステム化
・明確な人材育成像-幅広い教養と基礎的専門の修得
・学部・学科・大学院の再編-選択と集中による教員再配置
・社会人教育の充実-専門職大学院の設置、地域創生学群
・学生生活支援-キャリア教育、学生プラザ、就職支援
・国際人教育の充実-派遣留学制度、留学生支援の強化
とのことでした。特に教員数を増加させることは、国立大学法人ではほぼ不可能なところ、公立大学法人の利点を活かして(といってもかなりアグレッシブですが)実現されていらっしゃいます。
また、大学のガバナンスも「ミドルアップ型経営」という独自の戦略で大学のガバナンス体制を改革され、多大な実績を残されていますね。
いやはや、今まで福北交流会や、経済フォーラムでお会いしたことしたありませんでしたが、実際にプレゼンを拝聴し感激した次第です。
北九州市立大学改革物語にご興味のある方はこちらです。
久しぶりの総長室でチト緊張した次第です(笑)。
その後、日航ホテルに向かいました。

北九州市立大学の矢田学長が執筆された「北九州市立大学改革物語」の出版記念パーティに参加するためです。
矢田先生は、元九大経済学部の教授で、QBS(九大ビジネススクール)の創設にもご尽力された方です。
九大ご退官後、2005年に北九州市立大学の学長に就任されました。学長として、公立大学法人である北九州市立大学のドラスティックな改革に着手され、すばらしい成果を上げていらっしゃいます。そのご経験を本にまとめられたのです。
○全国に大学は765校
○国立大学は86、公立大学は90、私立大学は589
あるとのこと。各大学の財源構成をみると、国立大学の予算の約75%は、国からの運営費交付金。公立大学だと48%、私立大学だと11%。公立大学は、それに加え、約20%が地方交付税だそうです。
また、公立大学といっても、各大学、各地域の様々な状況により、授業費等の自主財源の比率が高い学校もあり、自治体負担(地方交付税など)比率が高い学校もあり、少子化の現在、各大学にあった大学の経営戦略が必要であるようです。
そういった少子化の中、北九州市立大学は、全国的に大学の志願倍率が減少する一方、大学経営改革を推進し、2007年から2010年の間に、V字回復を達成しています。
その主な重点戦略が、以下の6つの戦略
・入試から就職までの一貫した教育のシステム化
・明確な人材育成像-幅広い教養と基礎的専門の修得
・学部・学科・大学院の再編-選択と集中による教員再配置
・社会人教育の充実-専門職大学院の設置、地域創生学群
・学生生活支援-キャリア教育、学生プラザ、就職支援
・国際人教育の充実-派遣留学制度、留学生支援の強化
とのことでした。特に教員数を増加させることは、国立大学法人ではほぼ不可能なところ、公立大学法人の利点を活かして(といってもかなりアグレッシブですが)実現されていらっしゃいます。
また、大学のガバナンスも「ミドルアップ型経営」という独自の戦略で大学のガバナンス体制を改革され、多大な実績を残されていますね。
いやはや、今まで福北交流会や、経済フォーラムでお会いしたことしたありませんでしたが、実際にプレゼンを拝聴し感激した次第です。
北九州市立大学改革物語にご興味のある方はこちらです。
Posted by 坂本 剛 at 14:32│Comments(0)
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