2013年01月15日
ヤマト運輸をシンガポールで見た!
先日、年末年始に家族で行ったシンガポール。
昨今、日本のモノづくりが危ない、競争優位性を失ってしまった、、、などという報道や専門家と称する方のコメントがメディア等を賑わしていますね。元エンジニアとしては悲しい限りなのですが、日本の企業はモノづくり分野だけではなくサービス分野でも様々なイノベーションを起してきたのではないかと思っています。包括的な話はまた別途書きますが、その事例の一つが「宅急便」ではないでしょうか。
物流分野で「儲かるわけがない!」と言われていた「個人宅配」のマーケットを開拓し、「宅急便」という新たなサービスを作り出したのが「ヤマト運輸」であり、元社長の小倉昌男さんです。
私は、彼の著書「小倉昌男 経営学」という本と、QBS(九大ビジネススクール)在学中に知り合いました。
最初は「なんで運送屋さんの社長さんの本を読まないかんとかなー」ぐらいにしか思っていなかったのですが、実際読んでみると、小倉さんの経営者としての矜持、理論だけではなく実践していくその様に思わず引き込まれていきました。
・宅急便に注力するため、大口の取引先であった松下電器との長期にわたる取引関係を終結させたこと
・三越岡田社長のやり方に反発して取引関係を解消したこと
・運輸省を相手に訴訟を起こしたこと
など、コンサルタント等がいくら正論でやるべきだ、と言ってもなかなかできない判断をやられていらっしゃいます。
このDNAは引き継がれ、最近では、東日本大震災の際に行った寄付が話題になったことが記憶に新しいですね。
と、前置きが長くなりましたが、シンガポール滞在中に、オーチャードロードを歩いている途中、横断歩道を渡ろうとした際に目の前に現れたのが、

日本で見慣れた「クロネコヤマトの宅急便」のトラックでした。シンガポールでは、

「TA・Q・BIN」って表記するみたいですね。
嬉しくなって、思わずカメラでパシッと撮っていると、運転手(現地スタッフ)がそれに気付き、

ピースサインをしてくれました!(写真が暗くちょっとわかりづらいですが)
何がいいたいかというと、この「フレンドリーな雰囲気、おもてなしの心」の部分が、日本だけでなくシンガポールでも実践されているということです。
私が他の宅急便とヤマト運輸の違いは、末端のスタッフまで浸透している社風、また、社員教育の徹底、素晴らしさだと思っています。
スターバックスのスタッフのあの「おもてなしの心」も、何か通じるものがありますよね。こういった地味ですが素晴らしいモデルが、
アジアでも浸透し、結果としてビジネス的に成功していくのではないかと期待しています。
このような日本のサービス産業の良さに、シンガポールの道中で出会えたことに感謝します。ヤマト運輸頑張れ!
昨今、日本のモノづくりが危ない、競争優位性を失ってしまった、、、などという報道や専門家と称する方のコメントがメディア等を賑わしていますね。元エンジニアとしては悲しい限りなのですが、日本の企業はモノづくり分野だけではなくサービス分野でも様々なイノベーションを起してきたのではないかと思っています。包括的な話はまた別途書きますが、その事例の一つが「宅急便」ではないでしょうか。
物流分野で「儲かるわけがない!」と言われていた「個人宅配」のマーケットを開拓し、「宅急便」という新たなサービスを作り出したのが「ヤマト運輸」であり、元社長の小倉昌男さんです。
私は、彼の著書「小倉昌男 経営学」という本と、QBS(九大ビジネススクール)在学中に知り合いました。
最初は「なんで運送屋さんの社長さんの本を読まないかんとかなー」ぐらいにしか思っていなかったのですが、実際読んでみると、小倉さんの経営者としての矜持、理論だけではなく実践していくその様に思わず引き込まれていきました。
・宅急便に注力するため、大口の取引先であった松下電器との長期にわたる取引関係を終結させたこと
・三越岡田社長のやり方に反発して取引関係を解消したこと
・運輸省を相手に訴訟を起こしたこと
など、コンサルタント等がいくら正論でやるべきだ、と言ってもなかなかできない判断をやられていらっしゃいます。
このDNAは引き継がれ、最近では、東日本大震災の際に行った寄付が話題になったことが記憶に新しいですね。
と、前置きが長くなりましたが、シンガポール滞在中に、オーチャードロードを歩いている途中、横断歩道を渡ろうとした際に目の前に現れたのが、

日本で見慣れた「クロネコヤマトの宅急便」のトラックでした。シンガポールでは、

「TA・Q・BIN」って表記するみたいですね。
嬉しくなって、思わずカメラでパシッと撮っていると、運転手(現地スタッフ)がそれに気付き、

ピースサインをしてくれました!(写真が暗くちょっとわかりづらいですが)
何がいいたいかというと、この「フレンドリーな雰囲気、おもてなしの心」の部分が、日本だけでなくシンガポールでも実践されているということです。
私が他の宅急便とヤマト運輸の違いは、末端のスタッフまで浸透している社風、また、社員教育の徹底、素晴らしさだと思っています。
スターバックスのスタッフのあの「おもてなしの心」も、何か通じるものがありますよね。こういった地味ですが素晴らしいモデルが、
アジアでも浸透し、結果としてビジネス的に成功していくのではないかと期待しています。
このような日本のサービス産業の良さに、シンガポールの道中で出会えたことに感謝します。ヤマト運輸頑張れ!
Posted by 坂本 剛 at 12:25│Comments(0)
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