2012年07月09日
天草のソーシャルキャピタルに救われました!
先週末は、QBS(九大ビジネススクール)の同期生と一緒に天草に行きました。
同期生の松尾さんが、熊本県庁から天草市役所に出向しており、いろいろアテンドしてくれました。

前泊し、夜は天草の海の幸を堪能しました。いやはや美味でしたね。

土曜は早朝からゴルフでした。朝は、雷と土砂降りの雨で目が覚めました。前日、しっかり天草の夜を堪能したので、体がきつかったのですが、その後、天気も回復に向かい、仲間とゴルフを楽しむことができました。
さあ、スタート!と言うときに、ゴルフ場のスタッフの方が、走って私たちのパーティに向かってました。そして
「坂本さんはいらっしゃいませんか?」と、、、
「はい、私ですが、、、」
「今、昨日お泊まりの旅館から連絡があり、携帯電話をお忘れではないか?とのことですが、、、」
「えっ」と思い、バッグの中を確認してみると、公用のスマホがありません。
「多分それ、私のだと思います!」
しかし、ある疑問が浮かびました。なぜ、私達がこの場所にいることが分かったのか、ということです。
ここで出てくるのが「ソーシャルキャピタル」という概念です。学術的にいうと、アメリカの政治学者「ロバート・パットナム」は、
「人々の協調行動を活発にすることによって社会の効率性を高めることのできる、「信頼」「互酬性の規範」「ネットワーク」といった社会組織の特徴」
と定義しています。詳細についてはこちらに詳しく載っています。
例えば、ボランティアや市民活動などに参加している人達は、地域活動に参加していない人と比べて、人を信頼できると思う人が相対的に多く、近隣でのつきあいや社会的な交流も活発な傾向にあるそうです。一方、人を信頼できると思っている人達、近隣でのつきあいや社会的な交流の活発な人達は、そうでない人と比べて、ボランティアや市民活動に参加している人が相対的に多く、今後新たに参加したいとの意向を持っている人も多い傾向にあるそうです。
このようなソーシャル・キャピタル(社会関係資本)は、地域に、教育成果の向上、近隣の治安の向上、経済発展など有益な成果をもたらすと言われています。
話は元に戻り、なぜ、私たちがゴルフ場にいるのが分かったのか?ということです。
私たちが泊まった旅館は「新和荘 海心」という感じのいい旅館。朝ご飯を食べた後、チェックアウトする際に、我々にメンバーとフロントのスタッフの方が会話を交わしており、当日ゴルフに出かけるということを知ったそうです。
私も、出る際に確か「プレー頑張ってください」と言われたような気がします。
そこで、旅館のスタッフの方が、ゴルフ場に連絡をとり、私達のパーティーを見つけてくれたのです。しかし、なぜ我々のゴルフ場が分かったのか?それは、天草に、ゴルフ場は「二つ」しかないからだそうです(笑)。また、場所や施設的に、二つのうち、こちらのゴルフ場ではないかと思ったそうです。更に、ゴルフ場のスタッフの方とは、元々知り合いで、日頃から交流していらっしゃるそうでした。
つまり、天草の「ソーシャルキャピタル」の高さにより、私の携帯が、その日のうちに私の手元に戻ることができたのです。
そんなの「単なる田舎だからでしょ?」とお思いの方もいるかもしれません。しかし、同じような環境(人口、面積)の他の場所で、同じよなことができるかな?と考えたときに、私は「そうではないのではないか」と思った次第です。前日いろいろ廻ったお店の皆さんの「おもてなしの心」を感じていたのもそう思わせた一因かもしれません。とにもかくにも天草のよさを実感した週末でした。また行きたいですね!
同期生の松尾さんが、熊本県庁から天草市役所に出向しており、いろいろアテンドしてくれました。

前泊し、夜は天草の海の幸を堪能しました。いやはや美味でしたね。

土曜は早朝からゴルフでした。朝は、雷と土砂降りの雨で目が覚めました。前日、しっかり天草の夜を堪能したので、体がきつかったのですが、その後、天気も回復に向かい、仲間とゴルフを楽しむことができました。
さあ、スタート!と言うときに、ゴルフ場のスタッフの方が、走って私たちのパーティに向かってました。そして
「坂本さんはいらっしゃいませんか?」と、、、
「はい、私ですが、、、」
「今、昨日お泊まりの旅館から連絡があり、携帯電話をお忘れではないか?とのことですが、、、」
「えっ」と思い、バッグの中を確認してみると、公用のスマホがありません。
「多分それ、私のだと思います!」
しかし、ある疑問が浮かびました。なぜ、私達がこの場所にいることが分かったのか、ということです。
ここで出てくるのが「ソーシャルキャピタル」という概念です。学術的にいうと、アメリカの政治学者「ロバート・パットナム」は、
「人々の協調行動を活発にすることによって社会の効率性を高めることのできる、「信頼」「互酬性の規範」「ネットワーク」といった社会組織の特徴」
と定義しています。詳細についてはこちらに詳しく載っています。
例えば、ボランティアや市民活動などに参加している人達は、地域活動に参加していない人と比べて、人を信頼できると思う人が相対的に多く、近隣でのつきあいや社会的な交流も活発な傾向にあるそうです。一方、人を信頼できると思っている人達、近隣でのつきあいや社会的な交流の活発な人達は、そうでない人と比べて、ボランティアや市民活動に参加している人が相対的に多く、今後新たに参加したいとの意向を持っている人も多い傾向にあるそうです。
このようなソーシャル・キャピタル(社会関係資本)は、地域に、教育成果の向上、近隣の治安の向上、経済発展など有益な成果をもたらすと言われています。
話は元に戻り、なぜ、私たちがゴルフ場にいるのが分かったのか?ということです。
私たちが泊まった旅館は「新和荘 海心」という感じのいい旅館。朝ご飯を食べた後、チェックアウトする際に、我々にメンバーとフロントのスタッフの方が会話を交わしており、当日ゴルフに出かけるということを知ったそうです。
私も、出る際に確か「プレー頑張ってください」と言われたような気がします。
そこで、旅館のスタッフの方が、ゴルフ場に連絡をとり、私達のパーティーを見つけてくれたのです。しかし、なぜ我々のゴルフ場が分かったのか?それは、天草に、ゴルフ場は「二つ」しかないからだそうです(笑)。また、場所や施設的に、二つのうち、こちらのゴルフ場ではないかと思ったそうです。更に、ゴルフ場のスタッフの方とは、元々知り合いで、日頃から交流していらっしゃるそうでした。
つまり、天草の「ソーシャルキャピタル」の高さにより、私の携帯が、その日のうちに私の手元に戻ることができたのです。
そんなの「単なる田舎だからでしょ?」とお思いの方もいるかもしれません。しかし、同じような環境(人口、面積)の他の場所で、同じよなことができるかな?と考えたときに、私は「そうではないのではないか」と思った次第です。前日いろいろ廻ったお店の皆さんの「おもてなしの心」を感じていたのもそう思わせた一因かもしれません。とにもかくにも天草のよさを実感した週末でした。また行きたいですね!
タグ :天草ソーシャルキャピタル