2009年06月13日
H21.6月の綾水会

今週の6月9日に綾水会を開催しました。最近は、なんだかんだとブログのアップが滞っていますね。反省。

メインプレゼンは、福岡工業大学発第一号ベンチャー企業の【㈱3Dイメージ研究所】
福岡工業大学の教授兼3Dイメージ研究所の代表取締役である盧先生(社長)が、ベンチャー企業の経緯、今までの過程および現状の課題についてプレゼンしました。盧先生のプレゼンは、大学教員として実際事業を行っている方の現場でのもがき、苦しみがひしひしと伝わってくるものでした。そのため、ちょっと(かなり?)時間はオーバーしてしまいました(笑)。
今回改めて思ったのが、いい物、いい技術ができた=企業が成功、モノが売れるという方程式が成り立たないということ。
そこには、マーケティング、経営人材等々様々な因子が介在します。ましてや、大学の教員としての責務を果たしながら、大学人が経営を実行することは不可能に近いと思います。特に私立大学の場合、学生に対するサービス貢献度(講義数)は国立大学教員のそれとはケタ違いです。これは、3Dイメージ研究所、盧先生(社長)云々の話ではなく、システム、国の施策の問題・課題だと思いますね。
ある意味、大学発ベンチャーの課題が凝縮されたプレゼンだったと思います。このような課題の解決の一助になるようなプログラムを現在某行政機関と考えています。乞うご期待。

ショートプレゼンでは、国民生活金融公庫あらため、日本政策金融公庫の岩下さんから「挑戦支援融資制度の概要」について紹介していただきました。
詳細はリンク先を確認していただくとして、基本的に借り入れして10年は、利息の支払いだけでOK。10年後に元金を一括返済という非常にアグレッシブな融資制度です。ご興味のある方は、政策金融公庫さんにお問合せを!

プレゼン後のネットワーキングでは、送れて参加した麻生の馬場さんに乾杯の挨拶を依頼。相変わらずの馬場さん節でした(笑)。

今回の綾水会には、シンガポールのCLAIR Singapore(The Japan Council of London Authorities for International Relations, Singapore:(財)自治体国際化協会 シンガポール事務所)から研修のため福岡に滞在しているシャウ ミン ヤン(真ん中)さんが参加されました。当日の午後に九大IMAQを訪問され、九大の産学連携についてのヒアリングをされる予定だったので、せっかくならば福岡の人的ネットワークの実際を体験していただければとお誘いした次第です。
同行されたのが、福岡県の武田さん(左)。武田さんには、5年前の福岡県が実施したSV(シリコンバレー)ミッションでお世話になりました。その後、シンガポールのCLAIRに出向され、今年の4月に帰福。現在は、国際交流関係の部署に在籍されています。
なんだかんだとあっという間に終了。次回は、山笠前夜(14日)ですな。時が経つのが早~い。
Posted by 坂本 剛 at 08:30│Comments(0)
│大学発ベンチャー支援