大学の産学連携組織で大学発ベンチャーの支援を行いながら2008年3月に無事QBS(九大ビジネススクール)を修了しました。そして、2010年4月からは、産学連携的な会社の代表取締役社長に就任。2014年6月に任期満了により退任し顧問として活動しています。大学まわりの情報や産学連携に関する情報を独自の視点で発信していきたいと考えています。

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2014年02月24日

うどんのイノベーション(伊勢うどん編)

1月に、某地域活性化の件で、名古屋〜伊勢神宮を巡りました。

その際に食べたのが、


伊勢うどん。伊勢に行ったら是非食べろ!、と知り合いに言われていました。


お店は山口屋というところでした。ネットで見ると、福岡のラーメンに例えると「長浜屋」(なんだか名称使用で裁判が起こっていますが、、、)みたいなところのようです。

麺は太めで、黒く濃厚なつゆを麺に絡めて食べます。つゆは、一般的なうどんみたいに多くなく、ぶっかけうどんのような感じです。

個人的には、嫌いな味ではなかったのですが、かなり特徴的なうどんでした。お土産でも買ってみたので、昨晩、


作ってみました。


熱々の茹でたての麺に、醤油ベースの濃くて黒いつゆをぶっかけ、ネギを振りかけて食べました。妻やあかりにも好評でしたね。

しかし、今回思ったのは、同じうどんでも、福岡のそれとココまで違うのか、ということです。

麺については、コシが強い讃岐うどん、博多のうどんは逆にコシがないなど、各地で異なりますが、今回食べた「伊勢うどん」は、うどんという食べ物の流れから、ちょっと外れたものだと感じました。

そもそも、うどんの発祥の地は、博多だと言われています。ネットによると、博多祇園山笠の発祥の地でもある承天寺(じょうてんじ)の開祖である聖一国師(しょういちこくし)が中国から帰国した際に、製粉の技術を持ち帰り、「饂飩(うどん)・蕎麦・饅頭」などの粉物の食文化が全国的に広まったことから、そう伝えられています。

博多=とんこつラーメンという印象をお持ちの方が多いかと思いますが、どちらかというと、実は、ラーメンよりうどんを食べることのほうが多いんです。

ウエストのうどん牧のうどん資さんうどんなど、福岡では、ラーメンより、うどんのお店が激しい競争を繰り拡げています。

「イノベーションは掛け合わせ」だとよく言われます。伊勢うどんも、その地に伝来した「うどんの麺」と、地域の食材・調味料が掛け合わされ、独自に進化(?)したものなんでしょうね。。。

そんなことを考えながら、食べた「伊勢うどん」的な夕食でした。  


Posted by 坂本 剛 at 11:46Comments(0)地域