大学の産学連携組織で大学発ベンチャーの支援を行いながら2008年3月に無事QBS(九大ビジネススクール)を修了しました。そして、2010年4月からは、産学連携的な会社の代表取締役社長に就任。2014年6月に任期満了により退任し顧問として活動しています。大学まわりの情報や産学連携に関する情報を独自の視点で発信していきたいと考えています。

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2011年04月07日

学術研究推進支援機構を設置

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九州大学は、研究戦略の企画立案、研究プロジェクトの管理運営、知的財産の管理と活用、研究関連事務支援等を一体的に担い、本学の学術研究活動を推進し支援する組織として、平成23年4月1日に学術研究推進支援機構(University Research Administration Office)を設置しました。
+++++
ということで、九大の産学連携関連の組織体制が、本年度から変更になります。

イメージは、こんな感じです。

㈱産学連携機構九州と似たような名称(学術研究推進支援機構)ですが(笑)、基本的には、それぞれのリアルな部門を機構というバーチャルなシステムで結び付けるというイメージです。弊社としては、今までとおり知的財産本部を関係を密にし、情報を共有しながら、九州大学の産学連携の一翼を担うということには変わりありません。

また、大学としては、今後、教員、事務職員とは異なる新たな職種として、外部資金の獲得から知的財産の活用までの業務を専門的に行うことができるリサーチ・アドミニストレーター(Research Administrator:RA)の配置を検討しています。

RAについてはこちらに詳しく書かれています。

大学には、大雑把にいうと「先生」と「事務方」のどちらかしかいない(病院等のことは除く)のですが、全国の大学において、産学連携関係のスタッフというのは、そのどちらにも定義されず、雇用も不安定な状態(有期雇用)で働いているという現状があります。

そのような状況の中、産学連携分野でキャリアパス、キャリアアップをできるようにし、それらの人材の養成を行っていこうという動きがようやくでてきたというのが、私の実感です。

とにもかくにも、産学連携分野に優秀な人材を巻き込むためにも、国、各大学の体制整備が必要ですね。

  


Posted by 坂本 剛 at 13:06Comments(0)九州大学

2011年04月05日

九州地区国立大学法人の共同作業(震災支援編)

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平成23年3月25日(金)九州地区の11国立大学法人からの救援物資を積んだ鹿児島大学保有の「かごしま丸」が新潟港に向け博多港から出港しました。
 今回の支援物資の搬送は,国立大学協会からの被災地大学への災害救援物資供給のお願いに賛同した九州地区の11国立大学法人がタッグを組み実現したものです。
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ということで、九州管内の国立大学法人が、今回の大震災に関する被災地支援のためにタッグを組み行動を起こしたようです。

詳細はこちら

アカデミアの世界は、研究者同士のネットワークは活発ですが、こと組織(大学)同士のネットワークは、MOUは結べど、あまり活発ではないというのが私の私見です。

特に、産学連携の分野では、ほとんど連携が取れていません(笑)。

そのような状況の中、大震災の被災地支援のために、九州管内の国立大学法人(11法人)が連携して、行動を起こしたということはある意味画期的だといえるのではないかと思います。

これをキッカケに、更なる大学間の横連携が進むと、それが地域の活性化のドライビングフォースになるのではないかと思う次第です。

今回の件、大変素晴らしいのですが、敢えて言わせていただくと、この活動に私立大学も巻き込んでいたらもっと大きなうねりが生まれたのにな~と勝手に思ってしまいました。

とにもかくにも、関係者の方のご尽力、心に響きました!  


Posted by 坂本 剛 at 12:31Comments(0)九州大学

2011年04月04日

TEDxEarthquake9.0 in Kyudai

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九州大学では、2011年4月10日(日)に「ソーシャル・ビジネスによる被災者復興支援(中長期的)プロジェクトを考える」をテーマに「TEDxEarthquake9.0」を開催します。
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ということで、突然ですが、なっなんと、TEDがこの度九大で開催されることになりました!



テーマは、今回の震災に対する復興支援について。

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国内外のソーシャル・ビジネス、震災等災害復興プロジェクト、NPO/NGO、企業、行政、大学等各分野の専門家・有識者がスピーチを行い、東北・関東震災の被災者の方々のための復興・自立支援について、短期的のみならず中長期的な立場から、ムハマド・ユヌス氏が提唱するソーシャル・ビジネスをベースにした様々な方面からのプロジェクトについて考えます。
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とのことです。当日参加できない方も、ご存じの方はいらっしゃると思いますが、twitterやFB、Ustreamやyoutubeといったソーシャルメディアを通してバーチャルに参加することも可能です。

また、

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今回のイベントは会場の参加者のみならず、同時開催のTEDx Seoulおよび世界のネット上の参加者が、ツイッター、フェースブック等を活用し、講演ならびにディスカッションを行う画期的なイベントとなります。
また、冒頭にはムハマド・ユヌス氏(グラミン銀行創設者・総裁、ノーベル平和賞受賞者、九州大学栄誉教授)からのビデオメッセージもあります。
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とのことです。ご興味のある方は是非参加してみてはいかがでしょうか?

↓ ↓ ↓

◆日 時:2011年4月10日(日)13:15~18:00(受付12:45~)

◆場 所:九州大学箱崎キャンパス旧工学部本館3階 大会議室(福岡市東区箱崎6-10-1)

◆主 催:九州大学(Grameen Creative Lab@九大)

◆協 力:Yunus Center, Grameen Technology Lab, TED, TEDxTokyo, TEDxSeoul, Ushahidi, Stanford University Persuasive Technology Lab、株式会社コングレ

◆内 容:

①ムハマド・ユヌス氏からのビデオメッセージ

②国内外のソーシャル・ビジネス、震災等災害復興プロジェクト、NPO/NGO、企業、行政、大学等各分野の専門家・有識者によるスピーチ

③アーティストによるパフォーマンス

④ハイチ復興支援プロジェクトからのビデオメッセージ 等

定 員:150名

参加費:無料、ただしEmailによる事前登録が必要

使用言語:日本語(英語による同時通訳あり)

◆申し込み方法:

①氏名、②所属・役職、③電話番号、④Emailアドレスを記載し、Emailにて4月7日(木)までにgcl【アットマーク】imaq.kyushu-u.ac.jpまでお申し込みください。

◆関連URL

TEDxオフィシャルサイト(英語):http://www.ted.com/tedx/events/2496

Facebookページ::http://www.facebook.com/TEDxEarthquake90

イベントページ:http://www.facebook.com/event.php?eid=108781342538286

TEDxTOKYOサイト(日本語) http://tedxtokyo.com/ja/about-tedxtokyo/

◆TEDx について

TEDとはカリフォルニアで年に一回開催される講演会で、講演者には各界の著名人が名を連ねており、以前は年会費で6,000ドルを払った会員のみが参加できる講演会でしたが、2006年にインターネット上で無料配信をはじめてから非常に有名になりました。TEDxはTEDの精神を受け継ぎつつ、より世界中の人にその講演内容を広めるために世界各地で独自に開かれる講演会です。

TEDとはTechnologyとEntertainmentとDesignを意味します。

【お問い合わせ】

グラミン・クリエイティブ・ラボ@九州大学

担当者:猿渡、林田 (九州大学知的財産本部内)

TEL:092-642-7031 Email:gcl【アットマーク】imaq.kyushu-u.ac.jp  


Posted by 坂本 剛 at 12:58Comments(0)九州大学

2011年03月29日

研究疎開【共同研究(被災研究者支援)】

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このたびの東北地方太平洋沖地震に伴う災害で犠牲になられた方々のご冥福を心よりお祈り申し上げますとともに、被災された皆さま、ご家族、関係者の方々に心よりお見舞い申し上げます。一日も早く、被災者の皆様が安定した生活を取り戻されますことをお祈りいたします。 今回の地震は東北、関東地方の大学等の研究機関にも甚大な損害を与え、当面の研究活動に大きな支障があると聞き及んでおります。 このため、九州大学生体防御医学研究所におきましては、被害を受けられた研究者の方々の研究活動の早期回復を目的に、本研究所において研究を継続していただく機会を提供させていただきたいと考えております。
九州大学生体防御医学研究所長  
谷 憲三朗
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ということで、九州大学生体防御医学研究所は、被災された研究機関の研究活動を支援するための取り組みを開始しています。

関東、東北の大学において、特に理系分野の研究に関し、施設や設備が甚大な被害を受けており、研究活動再開の目処がたっていない研究室が多いと伺っていましたが、それらを支援する取り組みが関西、九州、つまり今回被災を逃れた大学、研究機関の間で始まっています。

いわゆる、研究の【疎開】といったところでしょうか。併せて研究・教育を受ける立場である学生にとっても、その機会を奪われている状況で、九大はじめ関西・九州の大学で、学生の受け入れを実施するようです。

言うのは簡単で、実際に実施していくのは大変だと思いますが、日本の科学技術の危機を救うためにも、関係者の皆様のご協力およびご尽力、期待しています。

生体防御医学研究所の共同研究(被災研究者支援)の詳細はこちら  


Posted by 坂本 剛 at 10:58Comments(0)九州大学

2011年03月27日

被災メンタルヘルスケア

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九州大学健康科学センター及び学生生活・修学相談室では,本学関係者のうち,東北関東大震災で被災された方などを対象としたメンタルヘルスケアの相談に応じています。
 今回の震災により,体調がすぐれない方,つらい気持ちになられた方や不安な気持ちを抱かれた方は,各地区の健康科学センター健康相談室または学生生活・修学相談室にご相談ください。
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ということで、九大の研究機(健康科学センター)が、今回の大震災に関連したメンタルヘルスケアのサービスを開始しています。

実際にご家族や親戚の方が被災された学生や職員が対象だと思いますが、これだけマスメディアで悲惨な状況が放送されると、実際に被災していない学生や職員の方でも、気分がすぐれなくなったり、つらい気持ちになる方がいるのではないかなと危惧する次第です。

今回のサービスは、九大関係者だとは思いますが、可能であれば一般家庭、特に子供さんでそのような状況に陥った方がいれば、対応いただくと有り難いのではないかと思います。  


Posted by 坂本 剛 at 10:13Comments(0)九州大学

2011年03月19日

九大の財務格付け「AAA」

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九州大学は,株式会社日本格付研究所から,平成18年度に取得した財務格付の2回目となる更新を受け,引き続き「AAA」の格付を取得しました。
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ということで、国立大学法人として外部の格付け機関から、財務格付け「AAA」を取得したようです。

詳細レポートはこちら

未だに「なんで国立大学が?」とおっしゃる方がいるかもしれませんが、2004年以降、国立大学は「国立大学法人」という独立行政法人になっています。そのため、当然ですが、毎年決算報告を行っています。

財務レポートも発行していますので、ご興味がある方はご参照ください。→こちら

  


Posted by 坂本 剛 at 15:59Comments(0)九州大学

2011年03月16日

博多駅ビルキャンパスオープニング・イベントの開催延期

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3月16日(水)に開催を予定しておりました博多駅ビルキャンパスオープニング・イベントにつきまして,先日発生いたしました東北関東大震災により各地に大きな被害が出ていることを鑑み,開催を「延期」することとなりました。
皆様には大変ご迷惑をおかけいたしますが,イベントの延期日程等詳細が決定次第,改めて開催のご案内をさせていただきます。
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ということで、本日予定されていた「九州大学ビジネス・スクール(QBS)/九州大学博多駅オフィス オープニングイベント」が、今回の震災の影響で延期となりました。

こういった状況で仕方ないと思う一方、華美な祝賀イベントであればそうですが、こういう時期だからこそ、今後の日本の将来を背負う人材育成に関する今回のイベントなどについては、予定通り開催してもよかったのではないか?と思った次第です。

twitterでもつぶやきましたが、東日本がああいった状況の中、今の日本は、飛行機でいえば片肺飛行状態。西日本・九州地域が過剰に自粛してしまったら日本は沈んでしまうのではないかと危惧しています。

ただでさえ、メディアで惨状を目にすると気持ちが落ち込みますが、カラ元気でも出して頑張っていくことが、被災を逃れた者の役割だと思います。

ということで、先日twitter上で見つけて感動した映像があります。今回の九州新幹線の開業記念のCMです。
残念ながら今回の震災の影響で放映されませんでしたが、このような状況だこそ、これを見ると勇気づけられます。ご興味があればご覧ください。

  


Posted by 坂本 剛 at 08:25Comments(0)九州大学

2011年03月13日

平成23年度九大一般入試(後期日程)の追試験

一昨日は、地震の影響で帰京できなくなった友人のホテルの確保をし、昨日はフライトまでの時間をともに過ごし、せっかくということで九大の伊都キャンパスを案内しました。

彼らは、早稲田大学系のベンチャー企業の役員です。行ってみると、多くの大学が、後期日程の試験を中止・延期する中、ちょうど後期日程の入試が行われていました。。。

受験できなくなった学生さんもいるのは?と彼らと話しをしていましたが、やはり受験出来なかった受験生の方がいらっしゃったようで、追試験が行われるようです。

詳細はこちら
九大だけでなく、被災されたすべての受験生の皆さん、大変な時期ですが、是非頑張ってください!

皆さんの今の努力が、必ず日本の将来のために役立つと確信しています。  


Posted by 坂本 剛 at 16:53Comments(0)九州大学

2011年03月09日

久しぶりのアジアラウンドテーブル

3月18日に久しぶりのアジアラウンドテーブルが開催されます。
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今回のラウンドテーブルでは,このBOP市場の課題に取り組む我国の大学研究者や学生の最近の動きを取り上げ,大学を主体とするBOP市場への取り組みの意義や今後の方向を考えて行きたいと思います。また同時に,BOP市場に適合する技術とデザインの在り方についても検討いたします。

なお例年通り本年も,シリコンバレーにおいて本年3月初に1週間の起業家精神育成プログラム(QREP)に参加した,九州大学と早稲田大学の学生による成果報告会も併催致します。学生達が感じたシリコンバレーの起業家精神と,九州を活性化させる方策の提案をお聞き頂こうと思います。皆様奮ってご参加いただきますようお願いいたします。
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併せて、QREPの成果発表会も開催されますので、ご興味のある方は是非ご参加ください。


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主催:九州大学ロバート・ファン/アントレプレナーシップ・センター(QREC)
共催:九州大学知的財産本部(IMAQ),福岡県産業科学技術振興財団(ふくおかIST))
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【内 容】

■ 基調講演/ディスカッション(14:30~16:00)

・基調講演Ⅰ

(演題)「Technologies to achieve social goal:社会的課題解決のための技術とは(仮題)」
-Grameen Technology Lab Initiative:グラミン・テクノロジー・ラボの試み-    
(講師)アシル・アハメド博士
九州大学高等研究院特別准教授

・特別講演Ⅰ

(演題)「途上国課題解決を“適正技術”で!(仮題)」
-日米を通じた学生の取り組みから-
(講師) 越田 渓氏
慶應義塾大学大学院理工学研究科総合デザイン工学専攻2年/See-D実行委員

・特別講演Ⅱ  

(演題)「世界を変えるデザイン(仮題)」
-BOPを変革するデザインのチカラ-
(講師) 本村 拓人氏
株式会社Granma 代表     

・ディスカッション
(テーマ)「BOP課題解決に向けた大学の取り組みの意義と方向」
-研究者,学生の試みと 技術,デザイン,ビジネスの視点-

(ディスカッサント)
・アシル・アハメド博士
・越田 渓氏 
・本村 拓人氏
(モデレーター)
・谷川 徹 (九州大学 教授/ロバート・ファン/アントレプレナーシップ・センター長)

-休憩-

■QREP成果報告会(16:30~18:30) 
・QREP成果発表
 (テーマ)「シリコンバレーから学ぶ九州活性化プラン」
-自己紹介とQREP参加感想およびニュープロジェクトの提案-

(発表者) 九州大学2010年度QREP参加学生

■交流会(18:45~20:00)

【交流会 会場】アクロス福岡1F 喫茶室 シャポー

詳細および申し込みはこちら  


Posted by 坂本 剛 at 08:39Comments(0)九州大学

2011年02月22日

若田さんがISS船長に!

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このたび,本学工学部及び工学研究科の出身の若田光一宇宙飛行士が,国際宇宙ステーション(ISS)の第38次/第39次長期滞在搭乗員となることが決定し,また,第39次長期滞在(約2ヶ月間)では,日本人初のISSコマンダ―を務められることになりました。若田さんは,これまでも3回にわたって宇宙に飛び立ち,日本人として初めてISSの建設に加われるなど,数多くのミッションを遂行されいています。そのうち2009年には,日本人として初の長期滞在を成し遂げられ,我が国の実験棟である「きぼう」の完成に貢献されるなど,人類,そして日本の宇宙開発にとって多大な貢献をされています。
+++++
ということで、既に発表があっていますが、若田さんが、この度国際宇宙ステーション(ISS)船長に就任されることが決まったようです。

詳細はJAXAのHP

いやはや素晴らしい限りです。HPによると、若田さんのこれまでの宇宙総滞在時間は159日10時間46分。約5カ月強を宇宙で過ごされていらっしゃいます。

そのような宇宙での実績がISS船長就任への大きな評価対象だとは思いますが、技術・経歴以外に、そのお人柄、責任感など、リーダーとして求められる若田さんの<人>としての資質が、<宇宙><多国籍>といった普通では考えられない異次元空間での責任者・とりまとめ役を任せられるに値すると認められたということではないかと思います。

危機管理能力、リーダーシップなどこういった部分が日本人は弱いとよく言われますよね。特に今の政治の状況をみると、情けなくなってきます。

先の話ですが、宇宙飛行士を引退された後、若田さんが日本国のリーダーに就任されるということも<アリ>ではないかなと思う次第です。

以前のブログでも述べましたが、若田さんが学年でみると2級上。学科も航空工学(若田さん)、生産機械工学(私)と同じ時代に箱崎キャンパスで学んだ大先輩ということで勝手に親近感を抱いております。

なにはともあれ、搭乗はまだちょっと先の話ですが、ミッションを完遂されて無事に帰還されることを期待しています。

  


Posted by 坂本 剛 at 07:53Comments(0)九州大学

2011年02月16日

九州の有機光エレクトロニクス研究が加速

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平成23年2月14日(月)「九州大学最先端有機光エレクトロニクス研究センター(OPERA)」と「くまもと有機薄膜技術高度化支援センター」は,相互に連携して有機エレクトロニクス分野の研究を推進することにより,九州地域における同分野の産業の発展,共同研究成果による社会貢献・地域貢献に資することを目的とした連携協定書を締結しました。
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ということで、九州地区で唯一、最先端研究開発支援プログラム(30課題)に採択された「九州大学最先端有機光エレクトロニクス研究センター(OPERA)」が、熊本県の関連機関である「くまもと有機薄膜技術高度化支援センター」と有機エレクトロニクス分野の研究について連携することになたようです。

こちら
なぜ福岡県ではないのか?という疑問もあると思いますが、熊本県といえば、半導体関連の研究開発・生産拠点が集積している地域であり、有機EL技術についても薄膜技術など半導体関連の技術が応用される、、、そういった意味で、このような連携は自然の流れではないかと思います。

また、3月12日には、九州新幹線が開通しますので、観光産業だけでなく<産学連携>分野でも今後、ALL九州での連携が加速するかもしれませんね。

個人的には、熊本までの新幹線代が、大学の旅費規定で支出可能なのかどうかが非常に気になるところです(笑)。

  


Posted by 坂本 剛 at 09:59Comments(0)九州大学

2011年02月04日

九州大学ものづくり工学教育研究センター

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製造現場を支えた「団塊の世代」が2007年以降順次定年に達し、彼らの技術・ノウハウを若手現場技術者にしっかりと伝承することは製造業における喫緊の課題です。
加えて、国際競争が激化する今日、製造業は最新技術を導入した最適生産ラインを迅速に立ち上げ、さらなる競争力の強化を図ることが必要です。
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ということで、九州大学には、自動車産業、半導体産業をはじめとする数多くの産業で用いられている、溶接設計、歯車製造、粉体加工といった日本が得意としている分野において、技術や技能の伝承だけでなく、技術経営といった視点で日本のものづくり技術をけん引できるようなリーダー技術者の育成を目的とした研究・教育センターがあります。

それが、九州大学大学院工学府ものづくり工学教育研究センターです。

センターのHPはこちら

日本、とりわけ研究機関にとっては枯れた技術分野かもしれませんが、溶接設計、歯車製造などの技術分野は、新興国などにとって、国の基盤、インフラを整備していくためには非常に重要な技術分野です。

個人的にも元々機械工学系出身なので、この分野は興味があります。

今後、日本が世界に向かって貢献していくためには、バイオなどの最先端技術も大切ですが、こういった技術分野も重要ではないかと思っています。

頑張れ、ものづくり工学教育研究センター!  


Posted by 坂本 剛 at 12:35Comments(0)九州大学

2011年01月28日

東京同窓会2011賀詞交歓会

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平成23年1月19日(水),東京地区の本学同窓生で組織する東京同窓会の賀詞交歓会が,東京都千代田区の学士会館で百周年に相応しく盛大に開催されました。
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ということで、先週東京同窓会の賀詞交歓会が、学士会館で開催されました。その日は丁度東京に出張だったので、私もこの賀詞交歓会に参加させていただきました。

実は、九大関係の同窓会に参加したのは、今回が初めてだったのですが、、、

会場前方に陣取っていらっしゃる諸先輩方の中には、

元三菱重工会長

元アサヒビール代表取締役

日本通運㈱取締役会長 等々と錚々たる方々がいらっしゃいました。ある意味リアルな「日経ビジネス」状態でした(笑)。

詳細はこちら
アラフォーや若手の参加はどうかな?と思っていましたが、予想以上に30~50代の現役世代の参加も多く、総勢約300名の大同窓会・賀詞交歓会でした。

後半には、学生歌「松原に」の合唱など、体育会に所属していた私にとって懐かしい体験をすることができました。

今は無いようですが、私たちの時代は、卒業して就職や進学で博多を離れる際は、新幹線だと「博多駅」、飛行機だと「福岡空港」で、エールや「松原」(学生歌)で後輩に見送られながら巣立っていったものです。

先輩のそれを初めて体験した際は、「バリ恥ずかしい」と思ったのですが、自分の番になると、学生時代のいろんな思いが相まって非常に感動的なモノに感じることができた次第です。当然ながら今やれといわれるとできませんけどね(笑)。

賀詞交歓会終了後は、幼馴染&九大OGの誘いで、近場の居酒屋「九州」でOB・OGの皆さんと親交を深めることができました。

関東地域には、約15000名の九大OB・OGがいらっしゃるそうです。その内の「起業」「新たな取り組みにチャレンジしたい」ビジネスパーソンと、九大の技術シーズを繋げるシステムができればいいなと思った次第です。

次回も、タイミングが合えば参加したいと思います。  


Posted by 坂本 剛 at 12:35Comments(0)九州大学

2011年01月24日

九州大学―JAXA連携協力紹介シンポジウム

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宇宙理学・宇宙工学・航空技術分野における最新の連携活動について、九州大学とJAXAの研究者による講演を行います。あらたな連携協力への発展も期待される九大ーJAXA連携の最前線。多くの皆さまのご参加をお待ちしています。
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ということで、2月3日(木)の午後に伊都キャンパスにおいて、宇宙関係のイベントが開催されます。

詳細はこちら
JAXA(宇宙航空研究開発機構)と九大は、若田光一さん、先日の「はやぶさ」といい、ここ数年アクティブな繋がりが続いています。

対象者は、特に指定がないようなので、理科離れが進んでいるといわれている中、こういったイベントに小・中学生が参加すると、「理系」に対するイメージが違ってくるのではないかなと思います。

ご興味のある方は参加してみてはいかがでしょうか?  
タグ :JAXA九大


Posted by 坂本 剛 at 08:29Comments(0)九州大学

2011年01月20日

はやぶさカプセ ル内の微粒子の解析

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平成23年1月17日(月)、宇宙航空研究開発機構(JAXA)から、はやぶさカプセル内の微粒子の初期分析の開始についての発表がありました。九州大学においても、次のメンバーが初期分析計画に参画します。
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ということで、以下の先生方が、はやぶさが持ち帰った<ハヤカワ>の微粒子の分析に参画されます。

奈良岡 浩(理学研究院 教授)
濵瀬 健司(薬学研究院 准教授)
岡﨑 隆司(理学研究院 助教)
北島 富美雄(理学研究院 助教)

JAXAの発表についてはこちら

はやぶさ>の帰還は、長引く不況に苦しむ日本、自然資源に乏しい日本にとって重要な切り札である「科学技術の発展」に心血を注いでいる方々に対し、<なぜ2番ではダメなんですか>と、したり顔でモノ申す大臣がいる国にとって、二名の日本人研究者のノーベル賞受賞とともに明るい話題を提供してくれました。

それに加え、小惑星イトカワ由来の微粒子も持ち帰ってくれました。

その分析に、九大の研究者が多数参画されることは、OBにとって非常にうれしいことです。

どんな結果が出てくるのか?今から楽しみですね。期待大です!  


Posted by 坂本 剛 at 20:49Comments(0)九州大学

2011年01月14日

ライブラリーを科学する

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平成22年12月18日(土),本学中央図書館視聴覚ホールにおいて,「ライブラリーを科学する」と題するシンポジウムを開催しました。このシンポジウムは,平成23年4月本学大学院統合新領域学府に新しく発足する「ライブラリーサイエンス専攻」の設置を記念して,専攻設置準備委員会と附属図書館ならびに大学文書館の共催で開催されたものです。当日は,全国各地から160名を超える参加者をえて,活発な意見交換が行われました。
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ということで、昨年末「ライブラリーを科学する」というシンポジウムが開催されています。


「ライブラリーサイエンス」??

一般の方にはあまり馴染みのない言葉だと思います。私も知りませんでしたけどね(笑)。

ライブラリーサイエンスのHPによると、

ライブラリーサイエンス専攻は,ICT環境の真っただ中に置かれる現代情報社会の急速な進展に対応するため,ユーザーの視点に立った情報の管理と提供を確保し,同時に知の創造と継承を支える新たな「場」(これを「ライブラリー」と呼びます)に求められる高度な専門人材を養成する大学院として設置されます。

とあります。なるほど、ライブラリーと聞くと、単なる「書物」や(情報」を保存する場所(いわゆる図書館)を想像しがちです。しかしながら、これだけインターネットが発達し、情報が洪水のようなあふれる環境の中で、その中から情報を取捨選択するリテラシーが我々個人に求められる一方、それら維持管理・提供する側のリテラシーも同様に必要になってくるということでしょうか。

ご興味のある方、残念ながら本年4月入学予定者の願書受付は終了していますので、来年入学予定の選考にトライしてみてはいかがですか?  


Posted by 坂本 剛 at 07:51Comments(0)九州大学

2011年01月09日

QREC 設立記念シンポジウム

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2010年12月1日に設立された九州大学/ロバート・ファン/アントレプレナーシップ・センター(略称:QREC)の趣旨、活動の広報と、今後のネットワーク拡大を目的として、国内外の関係者を招待して開催いたします。
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ということで、以前このブログで紹介したQRECの設立記念シンポジウムが1月22日(土)に伊都キャンパスで開催されます。

詳細はこちら

当日は、このセンターの設立にキッカケになったロバートファンさんや、在日米国大使館関係者など、いろんな方が来福され、盛大に開催されます。弊社も後援させていただいており、私も招待を受け参加の予定です。

VIPな方が多数参列されるようで、飛び込みでの参加は難しいようです。ご参加を希望される方は、1月16日までに申し込みをされることお薦めします。

どんなシンポジウムになるのか、今から楽しみですね。

  


Posted by 坂本 剛 at 13:33Comments(0)九州大学

2010年12月21日

韓国研究センター開設10周年記念展覧

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平成22年12月15日(水),箱崎キャンパス中央図書館2階の常設展示コーナーにおいて,本学が所蔵する「伊藤博文の書」(旧前間家所蔵)を中心に,前間恭作(1868~1942)の書籍・韓国研究センターの刊行物など約30点が展示・公開されました。
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ということで、先週末地元TVにも取り上げられていましたが、九大の韓国研究センター開設10周年記念のイベントが行われています。

こちら

歴史的・地理的に韓国と近いということもあり、九州大学の韓国研究センターは、全国の大学の中でも、韓国研究分野において、非常に研究・資料等が充実しているセンターです。

また、NHKで「坂の上の雲」が放映されていることもあり、非常にホットな分野でもあります。特に、

1905年,朝鮮統監府設立を巡る交渉(伊藤博文と韓国皇帝 高宗)において,両者の通訳を務めた前間氏のご子孫から,伊藤博文(1841~1909)自筆の書2点を含む数々の遺品を本学に寄贈いただいています。

など歴史的に貴重な資料も多数公開されるようですね。私も都合がつけば、のぞいてみたいと思っています。  


Posted by 坂本 剛 at 12:20Comments(0)九州大学

2010年12月20日

米国大学院学生会の留学説明会

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米国大学院学生会(http://gakuiryugaku.net )は,海外大学院への学位留学を志す皆さんを支援する目的で,在米日本人留学生たちにより設立された団体です。学位留学について知っていただくために,12月24日(金),九州大学において「海外留学説明会」を開催します。
+++++

ということで、クリスマスイブの日に、海外留学説明会が、九大で開催されます。

こちら

なぜクリスマスイブに?という感がありますが(笑)、他大学とスケジュール調整等でそうなったようですね。

最近新聞上で、米国等のトップ校への日本人留学生が減り、中国からの留学生が増加している等々、日本人の若者の内向化が問題視されています。

個人的には、あまり悲観的ではなく、全体数(量)は減っているかもしれませんが、問題意識を持って海外に出て行く学生(質)の数はあまり変わっていないのではないでしょうか?

また、現在の日本の経済状況、つまり、親の収入等の減少、不安定さが影響しているのではないかと思います。これは、若者の問題ではなく、大人の問題ですよね。

しかし、この記事によると、

欧米のトップの大学院の多くでは,学生はRAやTAによって学費を全てカバーされるだけでなく,生活費としての給料も支給されます。世界中から集まった優秀な学生たちと切磋琢磨する環境は刺激に溢れ,挑戦する目標には事欠きません。そんな素晴らしいチャンスがあること,そしてきちんとした情報に基づいて準備をすれば,そのチャンスは実は手の届く距離にあること。この2つを,米国留学中の学生の生の声を聞いて知っていただくことが,本説明会の目的です。

つまり、努力とやる気があれば、資金的な問題をクリアする方法はいろいろあるということです。そういったことを、この説明会に参加すれば、知ることができるのです。

私自身、学生時代に海外留学の経験もありませんし、社会人になって海外赴任の経験もありません。むしろ今の大学より内向の若者だったと思います。確か、会社に入ってすぐに、海外赴任の意思確認が会った際に、ネガティブな回答をしたんではなかったかな?(笑)

ただ、その分、現在の仕事で語学(英語)を求められる場合があり、苦労しています(笑)。

語学だけではありませんが、多様な世界を知ることは、今後重要になってくるような気がします。私もあと20歳若かったら、チャレンジしたかったですね、能力があるかは別にして。

対象は、九大の学生だけでなく、一般市民の方もOKのようですので、ご興味がある方は参加してみてはいかがでしょうか。  


Posted by 坂本 剛 at 08:14Comments(0)九州大学

2010年12月14日

皆既月食観察会

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12月21日(火)の夕方、皆既月食が3年ぶりに見られます。
皆既月食とは地球が太陽と月の間に入って一直線に並び、地球の影で月の光る面が欠けて見える現象です。欠けた部分は赤銅(しゃくどう)色に見えます。今回は既に皆既月食になった状態で月が昇ってくる、月出帯食(げっしゅつたいしょく)です。
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ということで、九大HPでちと面白い情報を見つけました。

来週火曜日に皆既月食が見れるようですね。それに伴い、観察会が九大の伊都キャンパスで行われるようです。

詳細はこちら

みなさんのご自宅でも観察できると思いますが、伊都キャンパスだと、田舎&山(を切り崩して建設中のキャンパス)ということもあり、きれいに見れるような感じがします。

また、九大の先生の解説を聞きながらの観察は、月や地球の動きについての理解を深めることができそうですね。

ご興味のある方は、クリスマス直前ですが、参加してみてはいかがですか?  


Posted by 坂本 剛 at 08:00Comments(0)九州大学