2011年02月01日
「いも九」的な「から大サロン」
先週末の1月29日(土)は、午後から唐津に向かいました。
弊社が唐津市内に開設している「からつ大学交流連携センター」が企画している「から大サロン」に参加するためです。
今回のテーマは「九州大学×福徳長酒類㈱ 共同開発商品「いも九」開発秘話」
大学の知と企業の知が生み出した新たな味覚。二つの知は、どのような化学反応を起こしたのか。 大学が持つ知識と技術とは、企業に何をもたらしたのか。 今回の「から大サロン」は、新商品「いも九」を生み出した大学人と企業人に、焼酎業界の動向を紹介していただき 、開発過程を振り返りながら、大学と企業が連携するメリット等を語っていただきます。
ということで、九大ブランドグッズとして人気の「いも九」の開発秘話を当事者である大学の研究者と企業担当者に語っていただくという内容です。
プログラムはこちら
研究者側は、いも九開発当時の九大教授、別府大学教授・九大名誉教授である古川謙介先生が、ご自身の研究およびいも九の開発の経緯等についてプレゼンされました。
企業側からは、福徳長酒類㈱新商品開発グループの宮崎龍太郎さんが研究・開発~商品化における苦労話を含め、そのプロセスをプレゼンされました。
細かい開発秘話については割愛させていただきますが、
・産学連携における大学と企業の文化・考え方の違い
・ラボレベル~量産レベルにスケールアップする際の苦労
等々、非常にプラクティカルなお話をわかりやすく解説していただきました。
個人的に興味があったのが「いも九」のボトルサイズの話でした。一般の焼酎ビンは、五合(900ml)か四合(720ml)です。しかし、いも九のボトルは500ml。
このサイズにした理由は、このボトル箱を、ビジネスバッグに立てて入れた際に、きちんとバッグ内に収まるようなサイズにするために500mlボトルにしたそうです。
また、いも九の特長の一つが「いも麹」を使っていることですが、これは開発当初、別の麹を使用していたそうです。しかし、諸問題が発生し、思考錯誤の末九州大学オリジナル酵母<KU1200>、つまり九大の研究成果を使うことになったとのことです。
いも九については、以前のブログにアップしましたが、私の父親が、福徳長酒類の前身である森永醸造の久留米工場(荒木町)に勤めていた関係で、小学校低学年までは工場に隣接していた社宅で育ったこともあり、非常に愛着があります。なにせ、いも九のラベルに記載の製造場所の住所が、私が生まれ育った社宅の住所と同じですからね(笑)。
現在では産学連携機構九州の代表取締役として、いも九のラベルに使用されている九大のロゴ使用に関するライセンスに関係しているのも、何か運命的なものを感じます。
先日参加した九大東京同窓会の賀詞交換会でも、九大OB・OGの皆さまには人気がありましたね。
今後、生産が拡大し、売上が増えていくこと期待しています。
弊社が唐津市内に開設している「からつ大学交流連携センター」が企画している「から大サロン」に参加するためです。
今回のテーマは「九州大学×福徳長酒類㈱ 共同開発商品「いも九」開発秘話」
大学の知と企業の知が生み出した新たな味覚。二つの知は、どのような化学反応を起こしたのか。 大学が持つ知識と技術とは、企業に何をもたらしたのか。 今回の「から大サロン」は、新商品「いも九」を生み出した大学人と企業人に、焼酎業界の動向を紹介していただき 、開発過程を振り返りながら、大学と企業が連携するメリット等を語っていただきます。
ということで、九大ブランドグッズとして人気の「いも九」の開発秘話を当事者である大学の研究者と企業担当者に語っていただくという内容です。
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研究者側は、いも九開発当時の九大教授、別府大学教授・九大名誉教授である古川謙介先生が、ご自身の研究およびいも九の開発の経緯等についてプレゼンされました。
企業側からは、福徳長酒類㈱新商品開発グループの宮崎龍太郎さんが研究・開発~商品化における苦労話を含め、そのプロセスをプレゼンされました。
細かい開発秘話については割愛させていただきますが、
・産学連携における大学と企業の文化・考え方の違い
・ラボレベル~量産レベルにスケールアップする際の苦労
等々、非常にプラクティカルなお話をわかりやすく解説していただきました。
個人的に興味があったのが「いも九」のボトルサイズの話でした。一般の焼酎ビンは、五合(900ml)か四合(720ml)です。しかし、いも九のボトルは500ml。
このサイズにした理由は、このボトル箱を、ビジネスバッグに立てて入れた際に、きちんとバッグ内に収まるようなサイズにするために500mlボトルにしたそうです。
また、いも九の特長の一つが「いも麹」を使っていることですが、これは開発当初、別の麹を使用していたそうです。しかし、諸問題が発生し、思考錯誤の末九州大学オリジナル酵母<KU1200>、つまり九大の研究成果を使うことになったとのことです。
いも九については、以前のブログにアップしましたが、私の父親が、福徳長酒類の前身である森永醸造の久留米工場(荒木町)に勤めていた関係で、小学校低学年までは工場に隣接していた社宅で育ったこともあり、非常に愛着があります。なにせ、いも九のラベルに記載の製造場所の住所が、私が生まれ育った社宅の住所と同じですからね(笑)。
現在では産学連携機構九州の代表取締役として、いも九のラベルに使用されている九大のロゴ使用に関するライセンスに関係しているのも、何か運命的なものを感じます。
先日参加した九大東京同窓会の賀詞交換会でも、九大OB・OGの皆さまには人気がありましたね。
今後、生産が拡大し、売上が増えていくこと期待しています。
産学連携機構九州初代社長ご逝去
【ご報告】産学連携的な社長退任
第2回 九州大学技術シーズ活用フォーラムのご紹介
VIVCO新製品発見(九大の技術活用編)
第一回九大技術シーズ活用フォーラム
事務所移転(百道編)
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Posted by 坂本 剛 at 08:22│Comments(1)
│産学連携機構九州
この記事へのコメント
偶然ブログを拝見、小生(1951年生)も森永醸造に勤める父のもとで荒木の社宅にいた経緯あり。(但し白口?の方)
森永醸造のあのレンガでできた事務所や工場建屋は懐かしく思い出し、
メールしました。
遠山
森永醸造のあのレンガでできた事務所や工場建屋は懐かしく思い出し、
メールしました。
遠山
Posted by 遠山茂幸 at 2012年02月20日 15:28