2010年02月02日
Protonへ参加(Annual Conference編)

到着二日目の1月28日に本編であるAnnual Conferenceが始まりました。
テーマは「Knowledge Transfer As a Catalyst for Economic Recovery」
景気回復を促進するために知識移転がどうあるべきか?といったところでしょうか。
そのため、参加している皆さんの所属を見ていると、国の研究機関・事業化支援機関、TTO(Technology Transfer Office:日本でいうTLOみたいなところ)、大学関係者が多いようです。というより、Protonというネットワーク自体が、Public Sectorや大学、TTOのメンバーの集まりです(ネットワーキングで参加者から聞きました)。
今回のメインセッションは、
Academic-Industry Interaction
Clusters
International Cooperation
といったテーマでした。各国の景気促進・回復のために、大学や研究機関の研究成果をいかに産業界と結び付けて、雇用の促進、企業誘致、新産業の創出を行うことができるか?ということがProtonでのHot Issueのようです。

パネラーも、イギリス(UK),ドイツ(D)やスペイン(E)などに加え、デンマーク(DK)やベルギー(B)などヨーロッパ各国から様々なメンバーが集まり、各国の事例などを発表していました。細かいニュアンスまでは分かりませんでしたが、全体的にヨーロッパも産学連携については、日本と状況はあまり変わりなく、試行錯誤状態であり、今後いかに具体的な実績を積み上げていくのか?が課題のようでした。

特にClusters(クラスター)のセッションでは、クラスターの機能の一部として、Start-up(ベンチャー)またアントレプレナーシップの重要性が指摘されていたのが印象的でしたね。これは日本でも同じような状況であり、何かヒントになる事例はないかな~と話を聞いていましたが、日本と同様なかなか成功事例が無いのがヨーロッパの状況のようでした(涙)。
ということで、恒例のランチタイム(笑)。

前日とはちょと趣を変えて、ライスサラダみたいにしてみました。

デザートもちょっと控え目。

スペインから参加され、翌日(29日)のセッションでパネラーを務めるられたYolanda Reig Oteroさんとパチリ。彼女は、スペインのTTO所属の方で、セラミックタイル産業におけるクラスター関係の発表をされました。
そして、28日の夜には、ネットワーキングを兼ねたConference Dinnerが開催されたのでした・・・続く。
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