大学の産学連携組織で大学発ベンチャーの支援を行いながら2008年3月に無事QBS(九大ビジネススクール)を修了しました。そして、2010年4月からは、産学連携的な会社の代表取締役社長に就任。2014年6月に任期満了により退任し顧問として活動しています。大学まわりの情報や産学連携に関する情報を独自の視点で発信していきたいと考えています。

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2010年02月02日

Protonへ参加(Annual Conference編)


到着二日目の1月28日に本編であるAnnual Conferenceが始まりました。

テーマは「Knowledge Transfer As a Catalyst for Economic Recovery」
景気回復を促進するために知識移転がどうあるべきか?といったところでしょうか。

そのため、参加している皆さんの所属を見ていると、国の研究機関・事業化支援機関、TTO(Technology Transfer Office:日本でいうTLOみたいなところ)、大学関係者が多いようです。というより、Protonというネットワーク自体が、Public Sectorや大学、TTOのメンバーの集まりです(ネットワーキングで参加者から聞きました)。

今回のメインセッションは、

Academic-Industry Interaction

Clusters

International Cooperation

といったテーマでした。各国の景気促進・回復のために、大学や研究機関の研究成果をいかに産業界と結び付けて、雇用の促進、企業誘致、新産業の創出を行うことができるか?ということがProtonでのHot Issueのようです。

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パネラーも、イギリス(UK),ドイツ(D)やスペイン(E)などに加え、デンマーク(DK)やベルギー(B)などヨーロッパ各国から様々なメンバーが集まり、各国の事例などを発表していました。細かいニュアンスまでは分かりませんでしたが、全体的にヨーロッパも産学連携については、日本と状況はあまり変わりなく、試行錯誤状態であり、今後いかに具体的な実績を積み上げていくのか?が課題のようでした。

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特にClusters(クラスター)のセッションでは、クラスターの機能の一部として、Start-up(ベンチャー)またアントレプレナーシップの重要性が指摘されていたのが印象的でしたね。これは日本でも同じような状況であり、何かヒントになる事例はないかな~と話を聞いていましたが、日本と同様なかなか成功事例が無いのがヨーロッパの状況のようでした(涙)。

ということで、恒例のランチタイム(笑)。

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前日とはちょと趣を変えて、ライスサラダみたいにしてみました。

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デザートもちょっと控え目。

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スペインから参加され、翌日(29日)のセッションでパネラーを務めるられたYolanda Reig Oteroさんとパチリ。彼女は、スペインのTTO所属の方で、セラミックタイル産業におけるクラスター関係の発表をされました。

そして、28日の夜には、ネットワーキングを兼ねたConference Dinnerが開催されたのでした・・・続く。  
タグ :Proton


Posted by 坂本 剛 at 08:21Comments(0)産学連携