大学の産学連携組織で大学発ベンチャーの支援を行いながら2008年3月に無事QBS(九大ビジネススクール)を修了しました。そして、2010年4月からは、産学連携的な会社の代表取締役社長に就任。2014年6月に任期満了により退任し顧問として活動しています。大学まわりの情報や産学連携に関する情報を独自の視点で発信していきたいと考えています。

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2009年11月22日

からつの雰囲気を福岡で味わう(からつんもん編)

何度かブログでも取り上げましたが、私が兼務する㈱産学連携九州が、唐津市から「大学連携地域活力創出事業」の委託を受け、「からつ大学交流連携センター」を開設している関係上、今年の夏以降唐津に行く機会が増えています。ただ「唐津くんち」は残念ながら新型インフル禍で参加することができませんでしたけどね(笑)。

唐津のいいところは「食べ物が美味しい」ところ。呼子も市町村合併で唐津市になっていますし、イカを筆頭に魚介類が充実しています。夏場はむらさきウニもありますね~。

ということで、そういった唐津発・産の美味しいお魚を堪能することができるお店が福岡にあります。


その名も「海蔵喰(かいぞく)からつんもん

赤坂のハローワークのすぐ近くにあります。先週末20日に、関西からお客さんが来られたので、連れて行きました。直前に電話してみると、お座敷は満員。カウンター席しか空いていませんでした。金曜日だといえども、あまり立地は良くないのですが、かなり繁盛しているようです。

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唐津といえば「川島豆腐」。有名なざる豆腐です。魚ロッケもB級チックですが、食べるとこれがうまいんですよね。

そして、

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お刺身盛り合わせ。

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地のモノを中心に活きがいいネタが満載でした。

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大将のお薦めということで注文したのが「穴子の白焼き」。この時期は、そんなに脂がのる季節ではないと思いますが、調理がうまいのか、身がふわふわして美味でした。

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締めは、鯛茶のサービスでフィニッシュ。金額もリーゾナブルで普通の居酒屋チェーン店のレベルとほぼ変わりません。

元々このお店を知ったのは、唐津市役所の方に連れて行ってもらったことがキッカケ。このお店にいくと、唐津に行ってみようかな~と思わせる雰囲気があるお店です。そういった意味で、このお店も唐津の地域資産の一つ(福岡出張所?)といえるのかもしれませんね。  


Posted by 坂本 剛 at 13:57Comments(0)今日の出来事

2009年11月22日

身近に感じる事業仕分け(産学連携編)


先日の栗コーダー打ち上げで、特注バースデーケーキを挟んで栗コーダー近藤研二君との幼馴染ツーショット。。。東京のライブも大盛況だったようでなによりです・・・ということで、

今月に入り、メディアで「大盛況」なのが「事業仕分け」。政権が代わり、今までの与党がやってきたやり方を改め、有権者・民にobamaよろしく「Change」をアピールする意味では、非常に分かりやすい手法のように見えます。

実際、その議論の様子は、連日テレビや新聞で報道されているだけでなく、Web上にリアルタイムで公開されています。ただ、現政権・官僚の皆さん自身、そのあたりの技術・ITリテラシーが足りないようで、不要な部分まで「ダダモレ状態」になっているようです(笑)。そのあたりのことは、twitter上で話題になっていました。

と、第三者的・傍観者としてこの話題を眺めてはいれないのが、私が活動している「産学連携」分野です。

今後も、続々俎上にのせられると思いますが、先日13日に、文部科学省関係の産学連携分野の事業について「仕分け」が行われました。

該当事業の名称についてはこちら

テレビでは、元宇宙飛行士の毛利さんが館長を務める科学未来館のことが、大々的に取り上げられていましたね。私は、2年半前に科学未来館で行われた「九大・北大・合同活動報告会」で、毛利さんとお会いしたことがあります。科学未来館も非常にいい感じの施設で、訪問者も非常に多かったことを記憶しています。

話がちょっと逸れましたが、この中でも、私が携わっている仕事に近いのが、

▽知的クラスター創成事業▽都市エリア産学官連携促進事業▽産学官連携による地域イノベーションクラスター創成事業▽産学官連携戦略展開事業▽地域イノベーション創出総合支援事業

といった事業です。「産学官連携戦略展開事業」は、我々知的財産本部内に設置している「 国際産学官連携センター(UNIC) 」そのものです。また、福岡という地域では「知的クラスター創成事業」が一番関係がありますね。福岡県、九大を中心とした地域クラスター政策のコア事業です。

今回の「仕分け作業」でこれらの事業の判定は「廃止」。どうなってしまうんでしょうね・・・

今回の判定がそのまま採用されるかどうかは、今後の予算編成プロセスで最終的に判断されるのでしょう。議論の内容、方法についてはいろんな意見があると思いますが、現時点でそのような判定が下された事実は受け止めなくてはいけないのではないでしょうか。

個人的には、資源が乏しい日本が、今後知財立国を目指していくためには、このような先行投資的・地域活性化政策的な事業を、目先の利益・収支で判断していいのか?という疑問があります。しかしながら、現実問題として、そのような御旗のもと、各省庁毎に同じような事業、つまりダブりが多数存在し、非効率化・ムダが氾濫しているのも事実だと思います。

そういった意味で、今回の事業仕分けは、今まで薄々分かっていながら公開されなかったその事実を、国民の前にさらけだし、棚卸を実施した上で、残すべきもの、廃止すべきものの整理を行い、各施策の最適化を目指すための「トリガー」だと考えることができるのではないでしょうか。

そのあたりのことを、大学発ベンチャー起業支援サイト「DND」を運営している出口さんが、切れ味鋭くメルマガでお書きになっています。⇒こちら

私の気のせいかもしれませんが、こういった状況を受けてなのか、12月にはいろんな大学の同業関係の方が私の元を訪ねてこられます。博多の美味しいお魚とともに、ざっくばらんな意見交換ができればな~と思っています。
  


Posted by 坂本 剛 at 11:17Comments(2)産学連携