2008年02月28日
MIMO-Mesh Symposium

昨日は、ホテルニューオオタニで、「MIMO-Mesh Symposium」が開催されました。
このプロジェクトは、文部科学省知的クラスター創生事業(第Ⅱ期)の目玉プロジェクトであり、Wifi無線LANネットワーク用の小さな無線基地局(MIMO-Meshポイント)を独自の技術で開発し、無線LAN環境、いわゆるHOt Spotみたいな環境を簡単に構築できることを目指すものです。

その代表研究者が、九大システム情報科学研究院の古川准教授。
私のグループが4年前からお付き合いさせていただいている先生です。
まだまだ30代をお若く、九大の中でも今後有望な研究者の一人です。
昨年行った伝説のBBQにも参加していただきました。

初代の部下であるヲタク、いや垣岡君に始まり、2代目の井上君、そしてその井上君が「MESH井上」と名前を変えて、昨年秋からPL(プロジェクトリーダー)としてこのプロジェクトに参画しています。
井上君もデモの説明で頑張っていました。
しかし、4年前からこのプロジェクトを見つめている私としては、このプロジェクトがここまで注目されるようになったことは非常に感慨深いですね。
数年前までは、古川先生がいろんなところに出向いてプレゼンしたり、グラントを獲得しようとしても誰も見向きもしなかったんですからね。。。
ただ懸念するのは、福岡はベンチャーや事業化の支援に積極的な地域であり、いいプロジェクトがみつかるといっせいに支援をするのですが、そこがうまく行かなくなった途端にさーと引いていってしまうという点です。
私の友人も、大学発ベンチャーの経営者で上場を目指し、一時は注目を浴びたのですが、一旦うまくいかないとわかったら、皆さんさーと引いてしまい、その後は互いの責任のなすりあい、彼自身の悪口、人格を否定することを陰で言い始める、いわゆる支援者と言われる方が散見されました。
支援者というのは、うまくいっているときよりも、大変なときにサポートするのが本来の姿だと思うんですがね(笑)。
今後も私自身このプロジェクトをサポートさせていただきますし、皆さん是非このプロジェクトに注目してくださいね。