2008年05月11日
恩師の言葉(QBS編)
QBS(九大ビジネススクール)を修了して、2ヶ月が経とうとしています。
その後、個人的事由でドタバタしていましたが、最近になってようやくまわりが落ち着いてきました。
今後は、QBSで学んだこと、構築したネットワークをいかにして活用していくかが課題になります。
それらについていろいろ考えていたところでみつけたのが以下の言葉。

QBSは、昨年から定期的にNews Letterを発行しているのですが、今年の3月に定年退官された恩師である小西先生が、その巻頭言として述べられた言葉です。(News Letterはこちら)
QBS修了生の活躍が期待されるフィールドごとに、リーダーとして必要なdisciplineを明快に述べられています。
これを読むと、小西先生から学んだこと、交流したことが思い出され、改めて身が引き締まる思います。
+++++++++++++++++++++++++++++++++++
東風吹かば、思い起こせよ「難解」の、
今は懐かし「龍」の講義を! ~小西 龍治
各界のリーダーになるべき皆さんはその自覚と厳しい自己規律が不可欠です。以下にディシプリンの一端を記しますので、折節思い起こして下さい。このことを実行出来る人こそが、外形的な地位や名誉に関わらない、真の品格あるエリートです。
①大企業、株式会社のトップを目指す友へ~
大企業株式会社とは、合法的・システム的に「他人様」のお金を大量動員し自己の願望や生き甲斐の達成の為に使う人間集団、を意味します。ゆめゆめ自己正当化することなくお金を提供してくれる「他人様」に適正な還元をする事を忘れないように。また存在するから企業は社会の公器なのではなく、存在するに値することをして初めて公器足りうる可能性を持つ、ということについても、認識の倒錯が無い様に。
②起業、アントレプレナーを目指す友へ~
天才と狂気は紙一重、勇気あるチャレンジと、無謀なギャンブルも紙一重、それ故、例え失敗しても謙虚なプライドを持って七転び八起きに挑み続けること。また世の中狂気を支援してくれる人もいることに常に感謝すること。
③専門サービスに生きようとする友へ~
狭いスペシャリティに閉じこもって、偏狭で足下だけしか見ていないようなアドバイスをして「先生」、と呼ばれ高いフィーをもらって平気な人種にならないこと。まして中洲の「人生辻占い師」程度の知識と弁舌をもって、ソリューションだの正義の先兵のごとき過大自己表示をして恥ずかしくないかのごとき行動は慎むこと。
④公務員として大成を目指す友へ~
百パーセント他人さまのお金を使って自分の正義感とか社会価値観を満たすことを許されたとてつもない特権に身を置くことが許された立場であることを絶対忘れずに、感謝の気持ちを持って納税者すなわち国民に接すること。間違っても「他人様のため、普遍的正義のために働いている」、などとは考えないこと。この点についてのディシプリンは、いささかも妥協せざること。
以上なにがしか皆さんへのチップになることを願って
……2008年3月14日 太宰府天満宮にて
(QBS NEWSLETTER Vol.2より)
+++++++++++++++++++++++++++++++++++
この中でも、特に面白いのが「③専門サービスに生きようとする友へ~」の部分です。
私の現在の仕事も、ある意味この部類に入る部分があります。
また、仕事でコンサルタントと称する方や、「先生」と呼ばれている方とお目にかかることが多いのですが、まさにこの「言葉」をお贈りしたい方がいかに多いか(笑)!
いわゆる「勘違い野郎」と呼ばれる(べき)方々ですね(素晴しい方もたくさんいるんですが・・・)。私自身、同じ穴のムジナにならないように、常にこの言葉を肝に銘じて日々業務に励もうと思っています。
その後、個人的事由でドタバタしていましたが、最近になってようやくまわりが落ち着いてきました。
今後は、QBSで学んだこと、構築したネットワークをいかにして活用していくかが課題になります。
それらについていろいろ考えていたところでみつけたのが以下の言葉。

QBSは、昨年から定期的にNews Letterを発行しているのですが、今年の3月に定年退官された恩師である小西先生が、その巻頭言として述べられた言葉です。(News Letterはこちら)
QBS修了生の活躍が期待されるフィールドごとに、リーダーとして必要なdisciplineを明快に述べられています。
これを読むと、小西先生から学んだこと、交流したことが思い出され、改めて身が引き締まる思います。
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東風吹かば、思い起こせよ「難解」の、
今は懐かし「龍」の講義を! ~小西 龍治
各界のリーダーになるべき皆さんはその自覚と厳しい自己規律が不可欠です。以下にディシプリンの一端を記しますので、折節思い起こして下さい。このことを実行出来る人こそが、外形的な地位や名誉に関わらない、真の品格あるエリートです。
①大企業、株式会社のトップを目指す友へ~
大企業株式会社とは、合法的・システム的に「他人様」のお金を大量動員し自己の願望や生き甲斐の達成の為に使う人間集団、を意味します。ゆめゆめ自己正当化することなくお金を提供してくれる「他人様」に適正な還元をする事を忘れないように。また存在するから企業は社会の公器なのではなく、存在するに値することをして初めて公器足りうる可能性を持つ、ということについても、認識の倒錯が無い様に。
②起業、アントレプレナーを目指す友へ~
天才と狂気は紙一重、勇気あるチャレンジと、無謀なギャンブルも紙一重、それ故、例え失敗しても謙虚なプライドを持って七転び八起きに挑み続けること。また世の中狂気を支援してくれる人もいることに常に感謝すること。
③専門サービスに生きようとする友へ~
狭いスペシャリティに閉じこもって、偏狭で足下だけしか見ていないようなアドバイスをして「先生」、と呼ばれ高いフィーをもらって平気な人種にならないこと。まして中洲の「人生辻占い師」程度の知識と弁舌をもって、ソリューションだの正義の先兵のごとき過大自己表示をして恥ずかしくないかのごとき行動は慎むこと。
④公務員として大成を目指す友へ~
百パーセント他人さまのお金を使って自分の正義感とか社会価値観を満たすことを許されたとてつもない特権に身を置くことが許された立場であることを絶対忘れずに、感謝の気持ちを持って納税者すなわち国民に接すること。間違っても「他人様のため、普遍的正義のために働いている」、などとは考えないこと。この点についてのディシプリンは、いささかも妥協せざること。
以上なにがしか皆さんへのチップになることを願って
……2008年3月14日 太宰府天満宮にて
(QBS NEWSLETTER Vol.2より)
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この中でも、特に面白いのが「③専門サービスに生きようとする友へ~」の部分です。
私の現在の仕事も、ある意味この部類に入る部分があります。
また、仕事でコンサルタントと称する方や、「先生」と呼ばれている方とお目にかかることが多いのですが、まさにこの「言葉」をお贈りしたい方がいかに多いか(笑)!
いわゆる「勘違い野郎」と呼ばれる(べき)方々ですね(素晴しい方もたくさんいるんですが・・・)。私自身、同じ穴のムジナにならないように、常にこの言葉を肝に銘じて日々業務に励もうと思っています。