2008年01月23日
海の向こうの産学連携(JUNBA2008編)

昨日アップした無線MESH NETWORKプロジェクト「MIMO-MESH Project」
今、学内外で注目を浴びているプロジェクトです。そのプロジェクトが正月明けに米国サンフランシスコで開催された「JUNBA2008サミット・シンポジウム・テクノロジーフェア」で九大代表としてプレゼンおよびブース出展をしました。
JUNBAとは、サンフランシスコベイエリアに拠点を持つ日本の大学間ネットワーク(JUNBA)です。
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サミットでは梶山総長が名誉議長を努め、「2025年の知財を目指して」との副題のもと幅広い議論がなされました。具体的には、産学官連携を全学的に効率良く行うためにはどのような戦略の下に知的財産を活用していくのか、大学本来の使命である教育と研究の基本とどう関連付けていくのか、さらに、実際的な各大学の起業の実績と今後の見通しなど、国際的産学官連携を推進するためのサミット参加大学の全学的国際戦略についての議論がなされました。本学は、小寺山理事がアジアに特化した具体的取り組みとして、上海地域の省エネ事業、インドネシアでの産学連携を通した大学活性化事業、東アジア環境問題事業、石炭の高効率利用事業などの紹介をし、参加者に強いインパクトを与えました。
また、シンポジウムでは、柘植綾夫氏(芝浦工業大学学長)、西義雄氏(Stanford University教授)、William Tucker氏(University of California Office of the President) 他各界のオピニオンリーダーによる国際産学官連携に関する講演が行われ、活発な意見交換がなされました。
二日目のテクノロジーフェアでは、システム情報科学研究院の古川浩准教授が進めているMIMO-MESHプロジェクトの活動紹介と試作品展示を行いました。このプロジェクトでは、掌に乗るくらい小型、ワイヤレスで、かつ高い中継回線容量を持つ無線MESHネットワークシステムを開発しており、同業他社数社が来場、展示ブース前でのコミュニケーションでもアライアンス等、次に繋がる話が寄せられました。
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知的財産本部のスタッフも同行したのですが、古川先生のプレゼンおよびブースは非常に人気があったそうです。
その後、具体的なアライアンスの話もあるようで、このプロジェクトをJUNBAに推薦した立場としてはなによりですね。
今後のこのプロジェクトに乞うご期待!